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Dog Behaviouringの始め方 (イギリス・ロンドンの犬事情) [Dog Behaviouring]

こんにちは。「しもたく」こと下村拓哉です。

今日は簡単に『Dog Behaviouring』について、最近お世話になっているビーグル犬「Hatch」と共にお送りいたします。

ハッチはまだ一歳弱。パピーで可愛いビーグル犬・オスです。

パピー時期の犬はなんにでも興味を示します。道路を歩いていても、あらゆる事が気になるご様子。

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信号をまつという行動

Dog Behaviouringは簡単に言うと「犬を診ること」です。

彼らが何を考えているか、それを予想する。その為、心理学や動物行動学といった概念を利用する。

こうやって信号を待っている間、「何故大人しく横についていなければならないのか」と犬は考えているかも知れません。

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Vet(動物病院)に訪問する

例えば、上記の様に動物病院に訪問する事で多くの刺激が得られます。

病院の嫌な犬は、そこに行くと悪い事が起きると咄嗟に考えてしまう歯医者を嫌がる子供の原理と同じです。

イギリスの病院には大抵「トリーツ」が置いてあります。そうすると犬が病院嫌いになる事を防ぐ事ができます。

こうやって病院に定期的に訪問する事は犬にとって「良い環境に慣れていく」という非常に大切な事柄です。

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犬を見るのではなく、犬と同じ方向を見ることを信念にしています

Dog Behaviouringは犬を診ることはありますが、犬を見ることとは少し違います

犬が何を考えているか?」を知りたい時は「犬が何を見ているか?」を見ることが先決だと考えています。

動物を見ても得られないモノがある可愛がるという事と、彼らを理解するという事は大きな違いだという事が解ります。

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公園に座り遠くを見る ハッチが何を見ているかを見て知ろうとする

また、同時に犬を外見的に見ることも大切です。

彼らの動きから、いつもと何が違うのか。物理的に知る事ができるから。

目・頭・体・尻尾といった各部分を毎日チェックしてみることで、何か異変を感じ取るかも知れない。

そういったケアを行う事も飼い主の1つの責任だと思います。

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散歩中に出逢う他の犬との挨拶

イギリス・ロンドンでの散歩の魅力は、「他の犬との対面コミュニケーション」にあります。

多くの犬がノーリードで公園には放されている。この機会を得ない手はありません。

若いうちから多くのパターンの犬(オスメス・パピーから老犬・小型大型犬など)と面会を果たす事で、そこに良い意味での「慣れ」が生じてきます。

日本では中々関わりあうことを許されていない為に、犬が相手を理解し納得することなく他の場所へ行く

それはペットとして犬を飼う事において、非常に残念な事だと僕は思います。

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たまたま置いてあった美術学生の作ったモデルを前に遊ぶ

Dog Behaviouringの醍醐味の1つは、犬に何かさせようとするのではなく、犬からのナチュラルな信号を読み取り、それを利用してドッグトレーニングに繋げていけるという事です。

公園になぜか置いてあった人型のマネキン。こんなものは犬にとって(というか人間にとっても)滅多に出逢うものではない。

それがどういうものなのか、犬は知りたいという好奇心と怖いかも知れないという懐疑心の間に置かれます

それを飼い主がサポートしていく。これは大丈夫なのだと教えていく。それが飼い主の務めであり、Dog Behaviouringの第一歩です。

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道路の反対側からハッチが急に吠え出しました 何かなと見てみると…

帰宅中、道路を挟んで反対側の歩道に白い巻き巻きが…。良く見ると、DIY屋の店の前にあるプチプチラップです。

風邪に乗ってガラガラ回る得たいの知れないこのラップに、ハッチは「何モノ!?」という気配を感じ知らせてくれたのです。

こういう時のパターンで安易に想像できることが以下の2つ。

【犬を飼っている飼い主にとって犯しやすいミスとは…】

①吠える犬を叱り、とりあえず無理やり引っぱり遠ざけてしまう。

②犬を抱きかかえ「大丈夫ですからねー」と撫で撫でしてしまう。

【Dog Behaviouringにおいての最適な対処法とは…】

①まず、ゆっくりと近づく。
②犬の様子を見ながら、もう少し近づいてみる。
③まずは、自分がその物体に触ってみる。
④物体に触りながら、これは大丈夫だと語りかける。
⑤必ず犬は好奇心を持っているので徐々に近づいてくる。絶対に引っぱったりはしない。
⑥犬が匂ったりしている時には、基本的に声をかけない。(かける場合はやさしく)
⑦犬が触ったり、吠えやんだり、落ち着いた場合にはしっかり褒めてあげる。
⑧慣れるまでしばらく、時間をとってあげる。

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納得したハッチはこのラップがガラガラと回ってもこの時点で吠える事はなくなりました

Dog Behaviouringはケースにおいて、時間が掛かります。

貴方が怖いもの、苦手なものを克服する時に時間が掛かる以上に掛かると思っても良いと思います。

ダメな行動・恐怖心を力で押さえつける事は、後の攻撃心に繋がります。

優しくゆっくりと恐怖を取り除いていく。そんな仕事がDog Behaviouristの仕事なのではないかと最近思います。

是非、実践してみてください。とても面白い体験が出来ると思います。


【下村拓哉からのお知らせ】

この度、お陰様で下記2点のHPが完成致しました

①JaCK-London(英国日本人犬友会)のウェブサイト

http://www.jack-london.co.uk/

・以前から実現したかったイギリス(特にロンドン)にいらっしゃる日本人犬オーナーを集めて、情報交換を行っていくサイトが完成しました。今後もサイト・またこの機関共々盛り上げていく予定ですので何卒宜しくお願い致します。

②下村拓哉公式ウェブサイト【shimotaku.com】

http://shimotaku.com/

ロンドンでDog Behaviouristとして活動する下村拓哉の公式ホームページが完成いたしました。是非、今後とも応援宜しくお願い致します。
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日本からのペットニュースです。これは伝えなければならない。 [Dog News]

すっかり寒くなってきました。

ロンドンに移ってもこんなに寒いとは、思いも寄りませんでした。
ここは人が集まる都会。田舎のコッツウォルズより暖かいでしょうと思っていたら大間違い。

奇しくも、デザイン性や見た目に引かれ選んだ家ヴィクトリアン調で格好は良いものの

「不便ハウス」

と呼ばれる始末。

床が傾いているなんて当たり前。
流行のダブルグレージングなんて、ウチには適用してません。
取り合えず、狭くて物が知らない間になくなる。こりゃ冬を越すのも大変だ

というわけで、リビングに篭ってブログ執筆でもしようかと思った矢先にこのニュース

ツイッターでも最近頻繁につぶやかれているかと思ったら、こんな話だったんですね。
皆様、どのように感じられますでしょうか?

よみうりオンラインから引用いたします。

【ペットに課税、飼育放棄防ぐ!?民主チーム検討】

民主党税制改正プロジェクトチームは26日、2011年度税制改正に向けた政府への提言案で、犬や猫などペットへの課税を検討課題とすることを求めた。  ペットの無責任な飼育放棄などが、行政による処分費用の負担など「負の連鎖」につながっているとして、「地方自治体による登録制を導入して課金も行うことなども含め検討を提言する」とした。  課税を通じてペットの適切な飼育を促し税収を処分費用に充てることを想定している。民主党関係者は26日、「ペットは家族の一員という人が増えている」と述べ、課税には一定の理解が得られるとの考えを示した。ただ、ペットへの課税は今年度の税制改正論議で検討課題に上っておらず、11年度税制改正で実現するかどうかは不透明だ。  過去には自民党も、動物を飼ってもすぐ捨ててしまう飼い主を減らすため「ペット税」導入を検討したことがある。


以上、引用終わり。

一見理解できるようで、理解できない文面でした。多分、正確にはわからない部分がたくさんあるのでは。
勿論、検討段階ですからその様な事は当然かもしれませんが。

①動物を飼ってもすぐに捨ててしまう飼い主を減らすには

課税が必要でしょうか?

②税収を処分費用に充てること①を実現する事が出来るのでしょうか?

この二つは僕の意見からすれば矛盾していると思います。


今回の目的はこうではないか、と思ってしまう事(あくまで個人的に)

①ペットを飼える余裕のある人から税金を一杯取ってしまおう ②今流行の「愛護」とか何とかを課税と結びつけて悪いイメージを無くそう ③結局は税収を今費用圧迫している処分代に回そう

これがもしマトモに通ったら、日本人の動物に関しての考え方がその程度だという事です。

ペット課税しても良いけど、それを「捨てられたペットの処分費用に回す」というのでは世界には通用しないのでは?

それとも世界に通用しなくても良いのかな。
イギリスを始めとしていろんな国の動物愛護関連の方々は、既に目の色変えてますけれど。

それだったらせめて、もっと課税できるようにペットを飼う人を増やすようイメージアップしたら良いのに。


とか何とかいう事を、「考える」だけでも少しは日本が前進していると思わなければ納得行かないですね

以上、イギリスはロンドンから負け犬の遠吠えでした。(無論、この記事が本質を捉えているかどうかも解りませんが)

個人的にはこれ以上、海外で「Japanese?」と言われ動物愛護の攻撃を受けるのは避けたいけどそれはこの業界の宿命かな。
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Discover Dogsの報告 (色々な出逢いとこの一年間について) [Dog Show]

先日はロンドンドッグウィーク、そして週末はディスカバードッグスイギリス・ロンドン・現代犬文化においてかなり重要な一週間を過ごしました。

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Golden Retriever Clubのショーの様子

一言感想としてはまさにOutstanding。去年のそれよりも、幾分かグレードアップした印象を受けました。

ブリードコーナーには多数の犬種が並べられ、ショーの会場では様々な犬の競技やデモンストレーションが行われており、簡単にいうと犬好きならず犬が特別好きでない方でも楽しめたのではないでしょうか。

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Mary Rayと逢った会場の入口の様子

今年は個人的にも色々な出逢いに支えられてきた一年でした。

馬関係者有馬記念やダービーで一年の終わりを迎える(北海道にいた頃や馬乗りをしていた頃はそんな話を皆する)とか言いますが、イギリス・ロンドンでの犬関係者はCruftsやこのDiscover Dogsがそれにあたるといっても過言ではないでしょう。

僕自身、去年ブルークロスの付き添いで参加したこの大会。今年はロンドンに移り住み日本人の方の通訳をするお仕事もでき(その点は皆様お世話になりました)それだけでなく多くの方とのコミュニケーションが取れた一年だったなぁと感慨深くなってしまいました。

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ブルークロスのブースにて サウサンプトンの場長らと会談

まずはブルークロス。このAnimal Welfare Organizasionが僕の人生にどれだけのインパクトを与えたか計り知れません。

動物に対する考え、根本的な人格、それだけ無く日常の犬との生活、そして実践としてのチップス

これからもその想いを引き継いでいくと共に、より発展した形にしていきたいなと思わせてくれる数少ない温かい動物愛護団体です。

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クラフツから引き続きPATDog Vice PresidentのMrs Orchardと

いつも笑顔の素敵なミセス・オーチャード

ジェニーはコッツウォルズのお母さん、そして旦那のトニーはドッグトレーニングの師であるだけでなくお父さんの様な存在でした。

一週間(7日)のうち、そのほとんどをこの家庭とドッグトレーニングセンターにて過ごし、厳しいながらもユーモアや人の温かみを忘れないそのトレーニングスタイルに多くを学びました。

ジェニーは、か細い体ながらパワフルな性格の持ち主。いまやイギリスではかなり大きい団体(PAT)の先頭に立って、このディスカバードッグスでもメインリングにてスピーチを担当するほど。そんな彼女から学んだ事は、常に健気にそして強く生きること

良い人たちが良い犬を育てている。それをまともに実感できる素晴らしい犬関係者達。そういう人と学べて本当に良かったです。

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クレバードッグスのブースにて新しい交渉を行う

そんな方たちに囲まれて生活したこの一年。そして、そんな人たちに支えられながら新しい野望や夢を抱く事で、多くの人たちとの出逢いも果たせます

写真のブースには、以前からインタビューしたかったサラ・ホワイトヘッドの新しい会社が登場。

トレーニングチップスだけでなく、どのように一般の犬の飼い主により良い犬との暮らしを提供していくか。

イギリスの犬関係者達は、多くの場合そういった願いや想いを持っています

彼らと話す事は、僕の夢の一歩に大きく繋がっていくのです

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おまけとオチは犬のぬいぐるみで

ディスカバードッグス自体の報告というより、一年の振り返りになってしまうほど多くの方たちと触れ合った大会でした。

イギリスの生活は決して簡単ではないし、むしろ大変な事も沢山あります。

ただ、こういった人達と生活する事の魅力は「近すぎず遠すぎず、心地よい距離感を持って接し続ける事」にあると思う。それが明らかに日本より犬の飼い方が上手い証拠でもある。

日本という違う島国から来たこの若者を、皆最初は変なヤツと思いながらもパッションを伝えると、それが心を開き良い付き合いになっていく

これからも彼らとの出逢いを大切に生きていきます。日々出逢いに感謝感謝。そして笑顔笑顔。

PS 日本の犬好きの皆さんは是非ディスカバードッグスに顔を出してみて下さい。もしくは、3月。クラフツにてお逢いしましょう。
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ロンドン最大級の犬のイベント Discoverdogs(ディスカバードッグス)での通訳を承ります [Dog Show]

2010年11月13/14日にイギリス・ロンドン(アールズコート)で行われるディスカバードッグス(Discoever dogs)の通訳兼ご案内を1時間20£にてお受けいたします。

【お申し込みはこちらまで】
Email (お薦め):caninelondon@gmail.com
携帯 : +44(0)7988386540  ※日本からお電話の場合は(0)を無視して+44から。

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【昨年の様子①】

【会場となるアールズコートの住所】 
地下鉄Earl’s court駅、降りて徒歩1分
Warwick Road, London ,England  SW5 9TA

【こちらディスカバードッグス(Discover dogsの公式サイトです)※英語のみ】
http://www.discoverdogs.org.uk/

【ご案内・通訳させて頂く時間】
ショーのオープニングタイムである朝10時から晩5時まで
お時間はお任せいたしますが、基本的に10時少し前に駅もしくは会場付近で待ち合わせてその後、ご案内をお手伝いいたします。

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【昨年の様子②】

【こんな方にお薦め致します】
・イギリスでの犬グッズ・生活などに興味はあるけれど、英語が難しくて…という方
・ディスカバードッグスに店舗を出すイギリスのペット関連企業とお話がされたい方
・現地周辺のその他の犬情報・動物愛護の現状などについて興味のある方

【案内の受付期間】
本日(2010年11月7日)~2010年11月12日17時まで

【まだ、チケットをご入手されていない方には…】
☆☆☆チケットのご予約も請け賜ります☆☆☆
※ チケット代(お一人様10£)が上記金額にプラスされます。

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【昨年の様子③】
 
【お支払い方法について】
開催日当日、現地での現金・チェックでのお支払いをお願い致します。

【お申し込み・ご質問はこちら】
Email (お薦め):caninelondon@gmail.com
携帯 : +44(0)7988386540  ※日本からお電話の場合は(0)を無視して+44から。

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【昨年の様子④】

【こんな人がご案内いたします】
下村 拓哉(25歳:男性)Dog Behaviourist R大学経営学部卒業
大学卒業後、リクルートメントコンサルタントとして活動。
09年より英国動物愛護団体ブルークロスにて日本人初のAnimal Welfare Assistantを経験。
マリーレイを始めとした、イギリス各地でのDog Show, Dog Training コースに参加。
MGRCでのガンドッグコンペティションでのスチュワード経験有。
イギリス各地のブリーダーやトレーナー、愛護団体との関係性を築く。
現在はロンドンにて、犬のビヘイビアリング・トレーニング・その他ケアサービスを日本人、英国人を中心に行っております。

* より詳しく知りたい方はこちらまで
【ブログ】 http://takuyadoglovers.blog.so-net.ne.jp/

【通訳実績】
*Blue Crossにて約200人の動物学校生徒を相手に施設案内や質疑応答などを行う。
【コラム実績】
*㈱ONEBRAND様にてDog Directorとして、コラム「イギリス 犬との絆」を担当。
{コラムが掲載されているサイト} http://www.onebrand.jp/390.php

【お申し込みはこちらまで】
Email (お薦め):caninelondon@gmail.com
携帯 : +44(0)7988386540  ※日本からお電話の場合は(0)を無視して+44から。

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マリーアンドミー(marley and me)を見て何を感じるか [Dog Behaviouring]

先日、大画面TVで改めて見たマリーアンドミー(marley and me)

やはり再度感動してしまいましたが、それ以上にこの仕事を志してかなり見方が変わっている事を実感しました。

簡単に思った事を羅列して見ます。

【映画を見ながら感じたキーワード・言葉】

・200ドルで買います。クリアランス・ドッグ。 ⇒ 米国ではやはり「いくらで」が大切のようです。
・雷怖い ⇒ ラブラドールだけでなく、様々な犬で現れる症状。実家のゴールデンもそうだった。
・夜は泣く ⇒ 仔犬の時メインにこういったことは良くおきます。
・鳥を追いかける ⇒ レトリバーの性質です。
・厳しい飼い主 ⇒ 全世界共通。激しく怒鳴ったり叩いたりする飼い主はどこでもいます。
・紐を引っ張る ⇒ 仔犬の時に上手くライフスタイルを築けないとコントロールが難しくなります。
・制御できないドッグトレーナー ⇒ 1つの概念に固執すると中々犬を扱うのは難しい。
・厳しいドッグトレーナー ⇒ オーナーだけでなく、様々なタイプのトレーナーがいます。
・公園で教えるトレーナー ⇒ 日本ももっと開放できたら、公園などでドンドントレーニングが出来るでしょう。
・力で制御しても駄目です ⇒ 有効に働く場合とそうでない場合があります。
・ジャンピング ⇒ 人を歓迎してジャンピング。それを制御するのにキック。さて。
・去勢(それに対する夫婦の意見) ⇒ 良くある悩みが表されています。
・メイルマン・UPSガイ ⇒ 侵入者に対するテリトリー概念とそれを知らせる犬達。ナチュラル。

・犬との思い出 全ての生活が犬と過ぎていく
・タフモーメントを犬と過ごす事の大切さ
・犬が理解するということ

・忙しさで家族が崩壊すると犬を飼う余裕はなくなる

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マリーアンドミーの様に撮ってみたくて ここから先は映画を見ながら感じて綴ったこと


やりたいことに打ち込むこと やらなければいけないことに打ち込むこと そうすれば、いろいろと幅は広がる それが大人になるということ

犬と遊ぶこと 家族の一員であること

年をとるということ 病気になるということ 耳が聞こえなくなる 目が見えなくなる

夕日の見える丘、犬とともに座り語り合うという夢

動かなくなる という 事実 命の大切さ なくなるという事実 それを受け入れるという勇気 その気持ちを助け合う家族 それで繋がる絆 犬が運んでくれる幸せ それを大切にするべき

全てのメモリーに犬がいるということ それが幸せというもの 全てのメモリーに犬がいるということ それが人生というもの 命というもの 一番大切なものの尊さに気づくべきである そして天国へ送るということ

どんな犬でさえ家族から愛されるべきであるということ

最後の言葉 犬はなにもきにしない 高級も貧相も 赤い車も アクセサリーも きれいな家も そのかわり、多くのことを運んでくれます。 それが動物を飼うということ そして、人間は自分の原点を知るのです
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フレンチブルドッグ ドッグショー@イギリス [Dog Show]

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日差しの良いホールにて綺麗に写るハンドラーと犬

先週末、ロンドンで出来た友人Yさんの同僚がDog Showのスチュワードをしているという事で、ロンドンから車で40分ほど南に下がったGuildfordに近い会場に足を運ぶ事にしました。

彼の同僚であるケニーさんは、フレンチブルドッグのオーナーで既に数頭自宅にて共に暮らしている。

そんな切欠からジャッジに興味を持ち、フレンチブルドッグのドッグショーに良く参加するようになり、現在は会を動かす要職に就かれているようです。

イギリスのドッグショーは、来月中旬に開催するディスカバードッグ(Discover Dogs)や、来年のクラフツ(Crufts)などが有名で、やはり素敵な大きなホールを借り切って行うものだ!なんて思っていましたが、今回のものはその地区予選といった雰囲気で街中にある公園とホールが合体した公民館の様なものでした。

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フレンチブルドッグとそのオーナー なんというか、そのもの

失礼を承知しながら言わしてもらうとフレンチブルドッグのオーナーはフレンチブルドッグそのものである。

そんな写真を撮るのが楽しくて、それだけに収まらず話を聞き回る事にしました

まずは、下記の写真の男性オーナー。彼のパートナーがショーに出ていて見事、賞を取っていました。
そんな二人の仲が良く、それだけでなくて彼らがとても犬を愛しているのが見えたので声をかけることにした。

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ラージサイズのオーナーとその犬

「Why did you decide to keep French Bull Dog?」
※何故、フレンチブルドッグを飼うことにしたのか?
「Because, he is so lovely.」
※何故なら、こいつめちゃくちゃ可愛いからさ。

オーナーが良く、オーナーに似た犬を飼ってしまうのは、犬の仕事を志してからずっと気付いていた事。さらには、性格まで似てしまうから面白い。そして、このフレンチブルドッグは他に負けず劣らず太い

それ以上にオーナーは実にフレンドリーで親切な方だった。犬もハァハァ言っているものの、社交的で愛らしい。オーナーそのものの性格を良く受け継いでいるなと感じたものでした。こちらまで笑顔になります

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フレンチブルドッグ以外にマスティフやボクサーを飼ったことがあるというおば様

上の写真はショーの最後に会話を楽しんだおば様素敵な笑顔でお話が大好き。自前のケージから犬を出すと話すわ話すわ色々な情報を僕にくれました。

こういう人と会話する時は非常に楽で良い5W1Hを返答するだけで、10倍の情報量が返ってきます。犬はおば様と一緒で、この後僕の顔を嘗め回していましたおば様にキスをされたかどうかはご想像にお任せします

犬を飼っている人に対して、その犬について聞く事非常に重要な事である。それだけでなく、簡単に彼らとコミュニケーションが取れるし声をかけても何ら不自然な事ではありません。公園で綺麗なお姉さん、また素敵な男性が犬を連れていたら間違いなく声をかけて、彼らの犬の話を聞くと良いと思います。

僕は老若男女問わず犬連れには声をかけるので、恐らくウィンブルドン界隈の公園ではもう既に何かあだ名がついているかもしれない

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ジャッジの話し合いをしているケニーと他のジャッジ

ショー自体はこの様な雰囲気で暖かい光が差し静かに行われました。また拍手がとても気持ちよく聞こえるホールだったのでその雰囲気もより一層良い感じです。

最後の最後にショーが終わると、ケニーが挨拶と共に一緒に写真を撮ってくれました。何故、ジャッジを始めたのか。素晴らしいショーだった。僕はこんな事を日本でしたい。こんな会もあるから見に行くかい?という会話を楽しみ家路に着きました。

素敵なケニーが運営を手伝っているフレンチブルドッグショーの一幕非常に良い体験が出来ました。

フレンチブルドッグオーナー友好的で皆社交的である。これがプードルやチワワとなるとかなり変わってくると思います。日本では結構はやっていると聞くけれど、実際の所どうなんでしょうか?

フレンチブルドッグに影響されて社交的で外交的な日本人が増えると良いなと勝手に想像してました。

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ドッグショーの最後に撮った一枚 ケニーも素敵な紳士でした

皆様も是非、毛嫌いせずにこんなドッグショーに足を運んでみては如何でしょう。新しい発見が多々ありますよ!
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ペットに優しい企業(という事が差別化になる)

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先日お逢いしたとある企業の社長の犬 素晴らしい草原にて

たまたまmixiのニュースを見ていたら、又面白い記事が。

下記、東京ウォーカーからの引用です。

体脂肪計を販売する「タニタ」が、社員食堂でヘルシーなメニューを提供し話題となるなど、企業カラーを生かした“オフィス作り”は昨今のトレンド。だがなんと都内には「愛犬との出社にタクシー代支給」など、ペット好きには夢のような社則を展開する企業が出現! 気になる記者は同オフィスを直撃してきた。 訪れたのはペットフードやペットケア製品を中心に展開している「マース ・ジャパン リミテッド」ペットを会社に連れてくることが“奨励”されている、手厚い“ペット奨励社則”のある会社だ。 まず記者は、社内を走るワンちゃんにビックリ! デスクには置物のように鎮座するワンちゃんも。オフィスの中に、ペットを遊ばせておける“おもちゃのある専用ルーム”もある。ある種“異様”な光景に記者は仰天してしまった。人事部長の平塚さんに話を聞くと、「愛犬を飼い始めた日に休暇をいただきました。飼い始めはトイレをどうするかなど、いろいろな問題がありますので、ネットで勉強したりブリーダーにお話を聞いたり、1日を有意義に過ごせ、便利な制度だと感じました」とのこと。動物好きの記者には、なんともうらやましい話。愛するワンちゃんを抱っこする平塚さんの姿を見て、インタビュー中にすっかり癒されてしまった。 驚くのはペットと共に出社する際には、タクシー代が支給される(!)という点。また、出張時にはペットをペットホテルに預けるための手当(上限あり)が付く上、ペットを飼い始めた日や、亡くした日には休暇&手当が支給される慶弔制度も用意されていのだ。 同社の手厚い“ペット奨励社則”は、「Pet Loving Culture」という風土によるもの。社員がペットオーナーシップやペットへの知識を高め、自分のペットを愛することで、結果的に、同社の商品やユーザーへの理解も深まる。それをサポートしているわけだ。これだけの好条件なら全社員がペットを飼っているのでは…?と同社広報に聞いてみると、ペットオーナーは社員の2割強とのこと。充実した制度の割にやや少ない気もするが、「その数は現在増加中です」と笑顔で話していた。 このような“ペットに関する社則”を持つ企業は他にもある。ペットフードを扱う「日本ヒルズ・コルゲート」では、ペットの飼い始めには個体数に応じた手当に加えて、3~4kgの同社製ペットフードが贈られる。ペットに対する忌引規程もあり、ペットが死亡してしまった場合は、弔慰金や休暇が出るほか、なんと“社長名での弔電”まで送られるのだとか。同社広報に話を聞くと「こういう社則を設けているのは、ペットフードメーカーとして、“ペットは家族の一員”ということを具体的なかたちで表したかったからです。ペットには、祖父母と同等レベルの扱いで社則を適用しているんですよ」。 愛犬や猫ちゃんなどのペットを家と同様に扱う“ペットに優しい”企業たち。ペット好きにはたまらない職場であることは、間違いない。


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黒のラブラドールは非常にエネルギッシュで頭が良い奴が多い…と思う

マースジャパンリミテッドと言えば、就職活動時代にJRAと肩を並べて入社したい会社の1つでもありました。様々なペットフードやグッズを展開している。そんな会社に入ると、勉強になるだろうと考えていたものです。

タクシーに乗らなければいけないのは、日本では公共交通機関がペット禁止だからですね。(ケージやバッグに入れればバス・電車は大丈夫!と今ご指摘がありました。という事は大型犬は厳しいですね。さらには、もしOKだとしても白い目をされるのでは?と考えてしまいます。僕だけ?)ヨーロッパからするとバカバカしいと言われるかもしれない。こういう企業とコラボレーションして、日本の公共交通機関にも少しだけそういった入口を設けてもらえないだろうかでないと、「ペット」という西欧の文化を日本というド・アジアの国に取り入れるのはかなり難しいです。

こんなに手厚い福利厚生があったとしても、ペットを飼う社員は2割強。イギリスでは結構多くの人が会社に犬を連れて行ったりしている、という噂を聞きます。そこが根底のペット・動物に対する考え方の違いです。

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散歩中に出逢ったジャックラッセルと共に この犬のオーナーはハンターで、犬も僕らに警戒していました

先日もとある社長とその愛犬で、近所の草原を散歩しながら話をしていたけれども、日本では「犬を飼う」という行為が社会人としては不可能なんじゃないかと思えてくるし、さらにはプライベートな話であるのに会社もそれに対して嫌なプレッシャーや干渉をかけて来るそうな。

彼はそんな働き方はおかしいと海外に出て、自分で会社を引っぱる仕事をしながら家族やペットを守り理想的な生活をしていらっしゃる。これまさに「尊敬」という二文字に尽きます。

早朝から深夜まで働く日本のサラリーマンスタイルでは、いつまでたってもペットはリラックス出来ないですね。本来ペットは安定した収入も得ている社会人が飼っても上手く行くはずなのに、どうも日本ではそれがワークしないという現状が目につきます。

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気付いた事 動物ともそうなのだが犬と一緒に居ると常に笑顔である 感情が素直な証拠

ペットに本当に優しい企業というのは、価値ある仕事を提供しペットとの時間をとれるようなシフトが組めるような会社ではないだろうか。さて、それが日本で可能かというと…。これは僕自身が実践してみる必要がありそうです。

PS そう考えたらイギリスの会社って結構凄いことしてますね(笑)
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ロンドンで動物看護のスペシャリストとの対談をしました [About me]

先日、ロンドンチャンセリーレーンにて、日本で動物看護の仕事をされていた方とお話しすることが出来ました。

同世代で動物のスペシャリストに逢うのは、ロンドンで初めての経験になります。とても確りした言葉で力強く、お互いから見た今後の動物・ペット業界について何時間も語りあいました。

やはり若い人と前向きな話をすると、とても力が湧きます。是非、協力して色々な事にチャレンジしていこう!という気持ちになりました。

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対談した深山美和子さんとの様子

{深山さんのご経歴}
2005年専門学校にて2年動物看護士専門過程をへて卒業。 その後、高度最先端医療機器のそろう動物病院に看護士として2年勤務。 ペットマッサージセラピストアニマルホリスティックケアカウンセラーの資格取得。 2009年 犬と人の食べられるビスケットを販売するQUETITCO QUINを始める。 今後わんこ用の首輪などのグッズを展開予定。


三重県出身の彼女とは、何故か関西弁になる事もなく…(失礼)素敵な対談をする事が出来ました。

勿論、ロンドンの犬事情についても深く話しましたし、それ以上に動物看護の専門的な意見やホリスティックケアカウンセラーとしての見方等、最先端で面白い話を聞く事も出来ました。

今、こういった若い世代の動物に関わる人たちは、現代のペット事情に何らかの疑問を持っているのだと思います。

それは単にペット業界の「悪さ」といった部分だけに留まらず、大きな意味でこれからのペット業界は変わるべきだという希望を何処か持ち始めているのではないでしょうか

僕はこういった人達と共に力を合わせて、何か日本のペット業界に一石を投じてみたいと常に考えています。
特に20代の志ある方々と協力して活気のあるイベントを興していくという事は非常に大切なのではないでしょうか。

日々の動物との活動により彩りを加えられるように。そんな力が湧いた一日でした。

深山さんのブログはこちらです
http://blog.livedoor.jp/quetitcoquin/archives/1263217.html

次はどんな方々とお逢いできるだろうか。それまでに自分の経験や腕を磨かねば。
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家族(犬)との楽しい嬉しい生活の瞬間を決して忘れずに [Dog Behaviouring]

今僕は、ロンドンのとある場所でパピーのトイプードルを世話しています。

むくむくでとても可愛い。走り回るし、飛びつくし、パピーならではの生活をエンジョイしています。

ところが、正直言って大変。成犬との違いを、ついつい比べてしまいびっくりしています。

でも、決まった場所でおしっこ・うんこ(Pooing.Peeing)してくれると、とても嬉しい
「何だ、わかってんじゃーん!」とついつい笑顔になってしまう。
とか、言ってたら予期せぬ場所でされたり…。

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Hyde Park 1

誰だって可愛い時期もあるだろうし

誰だって醜い時期もあるのだろうと

犬を通して実感させられている気がする。
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Hyde Park 2

そんな家族を「愛する」という事は

徹底的に可愛がるという事では決して無いし

徹底的に無視するということでも決して無い。

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Hyde Park 3

ただ、彼らのそばに居ながら

成長というものを共に実感し真摯に過ごす事だけが

家族(犬)にとって、一番良い生活方法なんじゃないかと思う。

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Hyde Park 4

捨て犬が増えるのは、犬を真剣に愛していないからでは。

さて、私を含めた日本人達。これからのペット時代にどう立ち向かうべきか。

絶対に忘れちゃならない、家族(犬)との大切な時間を今日も過ごしてみましょう。

※ 写真の提供者は、先日訪ねてくれた大切な家族(父)より ※
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子犬を育てるという事 ~パピートレーニング~ [Pappy Training]

あっという間に10月に入りました。
これでロンドンに越してから約1ヵ月と半月が経ちます。

最近では徐々に仕事の依頼も頂く事が出来、以前よりも実践的にまた本格的に自分の仕事と向き合う事になりました。

現在は特に仔犬(パピー)の悩みについてお聞きする事が多いなと実感しております。

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勝手に僕の車の中に入ってこようとするゲンキンなテリア

実家で飼っていたゴールデンレトリバーダルメシアン、そして現在もすこぶる元気なイングリッシュコッカースパニエル。彼ら計3頭のパピー期を経験していた僕ですが、実際にお客様のパピーを世話する事の大変さは想像以上です。

今改めて、日本それから英語での文献をむさぼるように読んでいます

パピー期のトレーニング、というよりパピーとの生活には「我慢する」という事がどれ程重要かが解ります。

ある程度聞き分けのある犬ではなく、全くもって赤ちゃんである彼らを。当然の様に色々な事に失敗してしまう彼らを。どの様に飼い主は自分をなだめながら、またそれ以上に愛して生活しているのかが解りました。

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正面から撮った写真 この国はこの犬種が結構愛されています

動物行動学の概念から言えば、この時期は仔犬の成長において非常に大切だし、パピーは所謂「オムツをつけている赤ちゃん」の時期だとも言えます。

ですが、当然ながら人々は犬に期待してしまう。

ところがその期待に反して「トイレが理解できず汚される」「何度注意しても同じ失敗を繰り返す」「大切なものを傷付けられる」といった人間にとって非常に我慢の必要な時期だとも言えます。

そこにストレスを溜める事。これもまた、犬にとって悪環境となります。それは、犬が(特に仔犬が)飼い主の表情や感情を多く読み取り、これからの自分の生き方というものを決めているといっても過言ではないからです。

イギリス人はパピー期の時、皆どうしているのだろうか?ふとそんな疑問が浮かびました。これは推測ですが信じられないくらい我慢しているのだろうなと思います。(もしくは、この国ではそれを適当と呼んでいるかも知れません

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公園ではノーリードが全てではありません しっかりとリードをつけて散歩する犬も

「我慢」すると言うよりも、ある意味「パピーだから諦める」という事が非常に大切なのかなと思います。勿論、知識をつける、トレーニングをするという事には熱心だけれども、その他パピーが犯す過ちには非常に寛大な気持ちで望んでいます

そんな心を身につけなければ!と。

先日あった友達のホンコニーズも言っていましたが、ZEN(禅)の心を、ここに来て学ばなければいけませんね。
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