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街中でのドッグビヘイビアリング(実家の犬編) [Dog Behaviouring]

久しぶりに日本に帰ってきています。

我が家のイングリッシュコッカースパニエル

相変らず絶好調で、かなりテンションが高い3歳雄です。

この顔を見たら要注意!なですが、とても内弁慶で外面が良い。

誰に似たんでしょう?なんて思いながら、「イギリスに2年もいた僕とは、もう関係ないね」とか言ったりして。

やんちゃですが憎めず可愛いヤツです。

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我が家の犬 もう僕の犬じゃなくて、家族の犬ですね

今日は街中でのドッグビヘイビアリングについて書いてみます。

皆様も慣れないこの言葉「ドッグビヘイビアリング」ですが、いつでもどこでもだれにでも始められるのが魅力。

ですので、今日の僕の体験を是非参考にしてみて下さい。

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「あ、喉が渇いたなぁ」と昼間にふと思いました。

だけど、一人で自動販売機やコンビニに行っても味気ない。

だから、「犬を連れて散歩でも行くか犬が外に出れるチャンスは意外にこんなものだったりします。


暫らく一緒に散歩してなかったから、てっきり我が家の犬の性格・考え方とか、散歩のスタイルや歩き方、何が気になって何が怖いのか、何を考えているのかが解らなくなっていました。

そこに出てきた自動販売機

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こんな感じの自販機は日本国内ではどこでもありますよね

今までリズム良く散歩してきたのに、急に止まってポケットをごそごそするこの散歩のパートナー犬は興味津々

あ、これはチャンスかも」なんて思うのが、ドッグビヘイビアリストなんじゃないかな、と。

それは何故か。ずっと前から言い続けているように、「新しい何かを犬と共に乗り越えるチャンス」だからだと思うからです。

そして何度も言うように、「犬が興味を示している時」、もしくは「犬が何かに集中している時」にしか、強烈なインパクトを残す事が出来ません。

それはドッグトレーニングも同じ。だらだらやって、ドッグトレーニング方法を覚えるのは飼い主だけ、は集中している時にささっとやれば直ぐに理解して次のステージに行ってくれます。


そして…

ポケットから出てきた500円玉。恐らくビスケットか何かだと思って目が丸々です。

これをまず臭いを嗅がせる。納得すると興味がなくなる。

でも、その興味の無くなった500円玉が、この目の前の大きなマシーンの口に吸い込まれていく。

「がちゃがちゃ…ちゃりーん」

音と共に電気が点く。

ここを押すよ~」とか良いながら、犬の目の集中を指先に乗せ、一気にボタンを押す。

「ドシャガシャ、ゴロローン」

ベンダーの一番下に缶ジュースが1つ。

必死になって取り口を覗く犬

「待てよ~」と良いながら、お座りさせて取り口から缶ジュースを取り出し
「こんなだよ~」と声をかけながら、缶ジュースの匂いを嗅がせてやる。

納得したは、それ以上自動販売機への興味を持たず、恐らく次に自販機でジュースなり買う時は安心しているでしょう。


自販機でジュースを買うことなど日本人にとっては当たり前の事ですが、あまり外の世界に馴染みの少ない犬たちにとっては冒険も良い所です。

そういった興奮する経験飼い主と一緒に冷静に乗り越えてやる

これがドッグビヘイビアリングの基礎であり、犬との信頼関係を結ぶ最終形態ではないのかなと思います。


是非皆様も、犬と会話する事、そして犬の気持ちを汲み取りながら興味を持たせつつ壁を一緒に乗り越えていく事を心がけて、日常の散歩にお出かけになられては如何でしょうか?

しもたく
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東京で「イギリス犬文化について」の講演会を行います(駒沢大学付近) [About me]

東京でのツアー告知活動開始から早くも2週間が経過しました。

という事は、気付けばイギリスから離れて約1ヶ月が経つという事です。

早かった2週間ですが、充実さすべく東京横浜と縦横無尽に走り回っております。

先週末は六本木ヒルズ服を着た犬を500頭集めるというイベントを見に行き、日本の犬好きの様子、また彼らの犬との接し方について多くを学びました。

気付いた事は、僕に出来る事はこれじゃないか!と。

海外で犬に興味のある人をマスターゲットにして、日本の犬事情をインターネットで伝えていくという事に非常に将来性や情熱を感じました。

これも今後、自分の軸(ライフワーク)になるような気がします。

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犬のボランティアで集まった方々と写真を撮影しました 犬を通して本当に多くの様々な人々が関わりあっていると実感】

それと、イギリスにて実体験した「犬文化」について、それを受け入れる許容のある人へ伝えていく事も大切な仕事だと思っています。

それが出来れば、今度は「犬や動物があまり好きでない」人へ向けて、どういう情報が発信できるのかについて興味があります。

僕は犬は素晴らしいと感じているし、出来るだけ多くの人にそういう気持ちを持って欲しいと思っています。

その際、将来的に「犬が苦手」だと感じる人へのアプローチは、犬のプロフェッショナルとして本当に大切な仕事だと思うのです。

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さて、そんなイギリスにて実体験した「犬文化」を、英語で学びながら伝えていくという思いが形になりました。

今週木曜日(19日)の17時~18時半まで、駒澤大学の近くのショップにて英語で学ぶEnglish Dog Culture(イギリス犬文化について)講演会を開きます。

詳しくはこちらをご覧下さい。
【英語で学ぶEnglish Dog Culture】
http://doglifedesign.com/program/?id=150

Dog Life Designという、まさにこれから日本が必要としている「犬との生活構築」について提案しているショップです。

犬とのライフスタイルについては、日本は必ず海外に学ばなければいけない部分があります。

それは日本の犬が「ペット」という西欧から来ている概念を取り入れているからです。

日本で適応できる部分、これからのペットのあり方、これからのプロフェッショナルのあり方、犬の飼い方など
凝縮した内容で90分、しっかり自分の意見と参加者の声を交換してみたいと思います。

関東圏にいらっしゃる犬の飼い主(オーナー)の方は、是非奮ってご参加下さい。

イギリスと日本、そして関西と関東を往復している自分にとって皆様と逢える貴重な時間を無駄にしないためにも、今から資料をせっせと作っております。

それでは、また木曜日に。

しもたく

【下記、DLDに掲載されている講師欄の様子】
http://doglifedesign.com/instructor/?no=46
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イギリス帰国後の活動紹介 イギリス犬ツアー(旅行企画会社とのコラボレーション) [About me]

こんばんは、しもたくです。

無事、イギリスドバイ関空そして、実家に帰宅しました。

それが約2週間前

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僕は元気です。もっと、元気な松本秀樹さんとの写真。凄い!

一通り、諸業務(例えば、免許証の切り替えなどなど)を関西圏で終わらせて、一週間前に上京(といっても、仲町台という神奈川県の街)しました。

1週間ばかり、日本の犬の現状を色んな現場で体験しています。

ペット博(もしくはペット王国)というイベントに行ったり
ドッグプロフェッショナル(ガンドッグトレーナー)と逢って今後について語ったり
動物愛護法を考えるシンポジウムに出席したり

していました。

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とあるショップでの様子 子犬の社会化を率先して取り入れている

母国語での活動は本当に楽です。何でも聞けるし、何でも提案できる。とても面白い。
イギリス日本を出来るだけ近づけたくて、この先その様な役割で仕事が出来るように頑張ります。

ペット博では日本の犬事情というか、日本の犬オーナーがどういう風にペットと接しているかの端っこに触れました。正直、あまり喜ばしいものではないというのが感想ですが、これは僕らプロフェッショナルが方向性を示していないからだと僕は考えています。

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動物愛護法について考えるシンポジウムの様子

そんな皆さんに少しでもイギリスの犬文化を知ってほしいと思って立ち上げたこの企画。
是非、時代に先駆けて日本の犬オーナー達のリーダーになってください。

日本でも沢山、応用できる事があると僕は信じています。

今回のしもたく企画 イギリスチャリティー犬ツアーを取り上げてもらいました
http://astonrose.exblog.jp/15943472/

旅行企画会社アストンローズとのコラボレーションですが、彼らのブログで大々的に宣伝してもらいました。

また、ポチたま松本秀樹さん(まさお君・だいすけ君で御馴染み)にもイギリス・英国ツアー告知を手伝ってもらいました。

やはり人の繋がりは大切です。皆様、本当に有難う御座います。

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二階の窓から僕を覗く犬 こういった日常に幸せを感じます

最近、自分はの為に何が出来るかずっと考えて、色々と企画を練ったりしています。

今回の英国犬ツアーは、今後の自分の夢実現の一部です。

だからこそ、かなり気合を入れています。絶対成功させる自信もあります。
バックアップがとても良いので笑

まずは、その切欠になればと関東を中心にぐるぐると回っておりますので
是非、お手伝い頂ける方はお気軽に御連絡ください。

今後も応援、ご声援お願い致します。

しもたく
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帰国報告と『しもたくツアー(6月末)』開催のお知らせ [About me]

先日、遂にドバイを経由して日本に帰国してまいりました。

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Norbiton ビーグル ハッチ

非常に短かった2年間は、今までの人生の中でも間違いなく濃い経験が出来ただけでなく、これからの歩み方についてとてもとても勉強になった大切な時間でした。

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Holland Park イングリッシュコッカースパニエル チュチュ

お世話になったイギリスの犬達、そしてイギリスの人々と一旦お別れをする為に、4月はほぼ毎日ロンドンを東西南北に往復する日々

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Hampstead Heath カナーンドッグ タマー

その度に、日本に帰国する報告今後の自分について背中を押して頂き、まさにここイギリスで僕が体験してきた2年間を濃縮させた月だったように思います。

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Eastbourne プードル サリナ

今、ここにブログを記載しながらもが出そうになります。

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Gunnersbury park ミニチュアピンシャー ニコ

それ程、素晴らしい体験が出来た事。

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Burford シーズー トルゥーリ

これ程、内容の濃い2年間を過ごせた事。

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Adderbury キングチャールズスパニエル スマーティ

本当にイギリスにいらっしゃた友人・お客様・先輩方を始めとして、日本から支えてくれた家族や友人達に感謝です。

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Ealing イングリッシュコッカースパニエル マロン

今後もこの今の気持ちを忘れずに精進して参ります。


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そんな僕の2年間の「犬修行犬生活」の一部ではありますが、ツアー企画会社とコラボレーションして発案した

イギリス I love Dogs チャリティーツアー

をこの場を借りて皆様に提案させて頂きます。

HP I love Dogs チャリティツアー概要
http://www.astonrose-london.co.uk/service/dogstour/

ツアー内容とスケジュール
http://www.astonrose-london.co.uk/service/dogstour/schedule.php

僕自身が中学生の頃から憧れ続けたイギリスに行きたい!』という気持ちや想いは、かつての僕自身の様に多くの皆様にとって、簡単なことではないんじゃないかと思います。


*****特典①*****


まずは、言葉の参入障壁

英語が全く解らなかった時代は、ガイドがなければ情熱でしかそれを越える事は出来ません。

今回は多少ではありますが、皆様の通訳兼ガイドとして 『しもたく』 が、このツアーに同行させて頂きます


*****特典②*****


「イギリスの犬は素晴らしい」 「イギリスの犬環境や施設は本当に良く出来ている」こんな話を聞かされ続けても、百聞は一見にしかず一向に埒が空きません

気付いた時には、オックスフォードに居ましたが、それでも中々犬のプロフェッショナル達や施設に訪問する事が出来ません

2年間、僕が毎日かけて開拓した犬の施設やプロフェッショナルが沢山居る施設へご案内いたします。 是非、一緒に楽しくイギリス犬の世界を体験・勉強しましょう。


*****特典③*****


6月末のイギリスは、一年で最も温かくなり日照時間が長くなる時期

雨のロンドンもオツですが、晴れのイギリス程世界中で素晴らしい場所はありません

厳冬期を経験するのは僕だけで充分皆様には本当に素晴らしい英国の季節を屋外で満喫して頂きたい、その様な思いでこのツアーは実現されました。



本当にシンプルな想いです。

あなたがもし日本の動物好きなら、イギリスは本当に面白い場所です。

これは経験した僕が断言しても良い本当に本当に素晴らしい国です。

そんなイギリスの犬文化を、僕を通してもっともっと多くの日本人の方に知って楽しんで欲しい。

そんな情熱から生まれた企画です。

是非、奮ってご参加下さい。

皆様にイギリスでお逢いできるのを楽しみにしております。

下村拓哉

【ツアーへの申し込み・お問い合わせはこちらまで】
info@astonrose-london.co.uk
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英国最大の犬イベント Crufts Dog Show(クラフツ・ドッグショー)から学べる事 [Dog Show]

今日はイギリス最大のDog Show、「Crufts(クラフツ)」についてお伝えいたします。

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クラフツ会場 外からの様子

Crufts(クラフツ)」は犬大好き国家イギリスの誇る最大のドッグショーイベントです。

競馬で言えば、ダービーサッカーで言えば、チャンピオンズリーグ決勝

犬のオリンピック」といっても過言ではないこの大会には、それこそ世界中からファン・マニア・プロフェッショナル達が集います。

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秋田犬(Akita inu)と写真を撮るハンドラー

この大会は、最終日に行われるベストインショーがクライマックス。

各ブリード(ケネルクラブが認可している血統)の代表者を決めていき
最後の最後にどの犬が一番美しいかを決めるものです。

それは、犬マニア・プロフェッショナルにとっては非常に大切な行事であり
皆この日この時の為に犬をしっかりと仕上げてきます。

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ベストインショーの会場は、お客様もびっしり入るスタンド付きです

個人的に考えるクラフツの良い所は、ドッグショーが全てではない所だと僕は思います。

・障害者を助ける盲導犬・聴導犬といった犬達のパフォーマンス。

・スポーツ好きな人には、ガンドッグのディスプレイやアジリティといった競技性の高い催事。

・実際に犬に触れる事のできる、100以上に渡る各犬種の展示会。

・愛犬をセラピードッグとしてトレーニングする機関や講座など、実際に見て触ることが出来ます。

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イギリスセラピードッグ協会の最高峰 PATの催事の様子

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実際に犬に触れる事が出来る各種ブリードの展示

この様に普段中々見ることが出来ない犬、そして犬の働く姿や遊ぶ姿を知る事は
子供だけでなく動物好きの大人なら間違いなく感動されることでしょう。

さらに良くも悪くも、全ての会場を合わせると体育館10個分ほどの広さを誇るこのイベントには迫力もあります。

「犬」という一動物、カテゴリーだけでこれでもかという位のストールやショップが立ち並ぶ。

動物の中でも人と寄り添ってきた歴史の長い「犬」が世界中から好まれている証拠だと言えます。

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5ヶ所ほどあるパーフォーマンス会場以外は、ほぼ全てがショップになっている

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犬と人間の動きを食い入るように見る少女 「自分の犬にも!」と意気込んでいるに違いない

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見た目にも華やかで普通のペットと全く違う動きをするドッグダンスには、何時も観客が一杯

元々、寄付をする文化があり、お祭り好きなイギリス人が集まるこのイベントには、捨てられた犬を救う機関や障害者を助けようといった様々な団体が、資金作りとその素晴らしい価値観の教育に駆けつけます。

全ての犬関係者・プロフェッショナル達がタッグを組んでペット好きである消費者がそれを支えている。

イギリス在住者は勿論、ヨーロッパ・日本から駆けつけてみても価値のあるイベントだと言われる所以ですね。


さて、僕自身がクラフツから学ぶ事
それは様々なタイプの犬プロフェッショナルから受ける刺激と価値観の共有です。

・ショードッグを生産するブリーダー達。

・パフォーマンスで観客を魅了するドッグダンサー達。

・ショードッグを良く見せようとするハンドラー、そしてそれを選定するジャッジ達。

彼らはその職業や役目を変えながらも、「犬が好き」という1つの価値観を共有している仲間なのだと、クラフツに来る度に感じています。


そして、もっと大切なのはこのイベントに集まる犬好きのお客様との対話

彼らから、愛犬についての問題点や特徴、自慢話を聞く事も非常に勉強になります。

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僕自身は、もっともっとお客様とプロフェッショナルの距離感が縮まれば良いなと常に考えています。

犬をペットとして飼っていらっしゃる皆様が問題や悩みを抱えたとき
直ぐに尋ねられるプロフェッショナルが居ればいいな。

その様に考えていたのは、僕自身が動物(特に犬)好きの家庭に生まれ育ち実感した事だからなのです。

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もし皆様がドッグショーやイベントがあまりお好きでなくても宜しければ一度は足を運んでみてください。

必ず何か新しい発見があるはず。

次はその発見を、あなたが大切にしていらっしゃるその愛犬に向けて伝えていく番です。


クラフツ・ドッグショーから学べる事は結局、「どのように自分と暮らしていくこの愛犬との生活を充実させるか」と考えるきっかけになる事だと思います。

それがDog Behaviouringの始まりだと言う事も、どうか忘れないでいてくださいね。

今回は、『英国最大の犬イベント Crufts Dog Show(クラフツ・ドッグショー)から学べる事』をお届けいたしました。

PS Facebookをしていらっしゃる読者の方々は是非こちらのshimotaku.comファンページへアクセス後、Like イイネ!ボタンを押してください。宜しくお願いします!

shimotaku.com (しもたく.com)

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日本の皆様へ届け イギリス・ロンドン 犬の写真 ~クラフツ(Crufts)の様子を次回お届けします~ [Dog Show]

はじめに。


東日本大地震で津波・地震の被害にあわれた皆様、一日も早く平穏な日々が戻る事を願います。 また、今回の大地震で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。


そして、多くの動物好きの皆様が仰られているように、こういった災害時にはペット達は助けを得られる機会や場所も与えられませんほどんどの施設でペット不可である日本では、被災した地域だけでなく多くのケースで「犬」が後回しにされていると思います。 そんな犬達も早く被災から回復し、元通りの生活が出来る事を願っております。




個人的に色々と思う事があり、何をしようかと悶々と一日悩みましたが、イギリスにいる一人間として私に出来る事は、専門である「犬」の出来事について、皆様に真摯にお伝えする事しかないという結論に至りました。


微力ですが、動物愛護先進国であるイギリスから「犬」の写真を数点、日本に居らっしゃる皆様へ少しの笑顔をプレゼント出来ればと思いお送り致します。

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ケンジントンオリンピアの駅で遠くを見つめるコッカー




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ウィンブルドンパークにて怪訝そうにカメラを覗く犬




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飼い主がコーヒーを頼んでいる間、おっとりと待ち続けている犬達




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こちらは、コーヒーだけでなくランチも頼んでいたのでもっと待たなければいけないラブラドール




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大自然の中、日本では味わえない風と空気を満喫する柴犬




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突然現れた怪しい男(私)に「何じゃろか?」と疑いの目を傾けるシェパード




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飼い主を近くに見ながらその周りをうろちょろパトロールするボーダーコリー




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寒空の中、静かに寒さに耐えているスプリンガー




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「ほら、いいだろ?」と持てるだけ大きい木の棒を自慢してくるラブラドール




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暖かいB&Bの受付のソファで寝転びながらお客様を待ち続けるキャバリア


最近の犬厳選10枚をお届けいたしました。

少しでも笑顔と感謝の気持ち。


【イギリス犬ニュース】

今週は何といってもクラフツです。

クラフトではありません、クラフツ(Crufts)です。

世界最大規模のドッグショー、クラフツ

毎年イギリス中から様々な犬種が駆けつけ、そして世界から犬を楽しむ方々が参加する大きなイベントです。

http://www.crufts.org.uk/

木曜日から始まり、明日最終日を迎えます。(参加してきます。)

明日のクラフツの様子は、また写真にて後日お伝えさせていただきます。

楽しみにしていてください。

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犬に噛まれました。 ~Dog Behaviouringから学べる事~ そして、伝えたい事 [Dog Behaviouring]

昨日、とあるご家庭にDog Behaviouringに行った時、そこの犬に噛まれてしまいました。

やはり自分がどんくさいのか。←これは生まれ持った性格かと…。

犬の力を甘く見ていたのか。←そんなつもりはないけれど、自分を過信していたのか。

兎に角、自分では最大限何も起こらないギリギリまで踏み込んでいたつもりでしたが、2度も噛まれてしまいました。

(犬種や年齢、場所などはプライベートな為、ご質問頂いてもお答えできませんので悪しからず)

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親指と人差し指の間に

ここから何も学ばなければ、わざわざブログに起こすほどの事ではないのですが、その後飼い主の方から非常に丁寧なメールを頂き、感動しましたのでお伝えできればと思いブログに書く事にしました。

今改めてそのメールを読んで、また心が動きました

明日から早速、改善に向けて努力されるとの事。
そして、また経過報告を頂いて、その後のアドバイスを、との事。

日本に帰ったときに、犬の飼い主の皆様がこの様であってくれることを願います。

どの様な状況であれ、犬と飼い主が共に前進しようとする心は本当に大切なのです。

それが「絆」を生みます。それが本当に犬と飼い主の正しい関係なのだと僕は思うのです。

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ブルークロスにいた頃

もうご承知の通り、僕はブルークロスというアニマルウェルフェア(動物保護団体)に居ました。

そこには、所謂どうしようもない犬が数多くおり(噛む・吠える・逃げるetc)そういった犬達をBehaviouringし、TrainingしてRehomeするという一連の流れが出来ていました。

保護団体は「保護する事」を目的としていますが、どうしても健康上・また行動上問題のある犬は、残念ながらCapacityの問題で殺処分するという選択を取らざるを得ません。

(この事について賛否両論ありますし、犬の命を軽く見ていると思われるかもしれませんが、それが事実である事は如何に繊細な話題であっても触れる必要があると思います。そして、「どうしても」という所が大変重要です。少なからずブルークロスでは犬を殺めるという行為には最大限の努力をしていたと私の目を通じては感じておりました。)

以前も記述したとおり、Animal WelfareでのDog Behaviouristの仕事の最大責務はこのジャッジメントにあります。

つまりは、犬を殺す生かすかという選択を決断する仕事なのです。

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そういったアセスメントの結果、救われた沢山の犬たち

昨日の犬は残念ながら、そういう犬でした。

決して同じではないにしろ、保護団体に預けられた時に殺処分の決断を取られかねない犬でした。

イギリスではRSPCAという保護団体があって、彼らはアニマルポリスといわれる仕事も行っています。

隣人から「噛まれた。強暴だ。大変だ。」などと報告があった場合、飼い主に有無を言わさず取り上げられ(一応確認はすると思います)、犬が保護されてしまうケースもあるようです。

日本での現状は知らないまでも、未だ番犬メインの日本ではこういった機関があると次々に逮捕者が出るのかも知れません。

だからこそ、イギリス人は躾やトレーニングに熱心であったり、犬の知識を沢山持っていたり、飼う側・飼わせる側双方に強い約束を必要とされるのです。

犬に噛まれちゃったという昔のブログエントリー
http://takuyadoglovers.blog.so-net.ne.jp/2010-02-18

僕は犬に噛まれる事が、Dog Behaviouristとして非常に大切な事ではないかと思います。
(犬のプロとして有るまじき行為と言われたり、プロの中ではそういった経験はあっても言わないという人は多いと聞きますが、僕は受け入れるべき事実ではないかと個人的に感じています。)

そういった経験をどう捉えるかは人によってマチマチですが、犬をもっと知りたいと思う以上、ムツゴロウさんではないにしろライオンに遣られる位の覚悟は必要ではないかと思うのです。

だからこそ、本気で伝えられるものもあるかと思います。

イギリスの素敵な犬達に癒され、いつも暢気に楽しく犬の仕事をしていたけれども、何か鋭い縁で少しシビアな方向へ引き戻されたような感覚に陥りました。

これからも謙虚に。そして誠実に活動して生きたいと思います。

下村拓哉

PS 犬は心の繋がるオーナーを常に必要としています。犬との絆を深めるには、まず犬と向き合い、そして犬と同じ方向に向かって歩き続ける事が大切です。決して犬を諦めないで下さい。犬はあなたを必要としています。
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イギリス(ロンドン)現地情報誌の取材記事が掲載されました [About me]

大変ご無沙汰しております。しもたく(下村拓哉)です。

先日、イギリス(ロンドン)現地情報誌であるEuroNewsという雑誌に取材記事が掲載されました。
ご協力頂いた皆様、改めて御礼申し上げます。

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記事が掲載された今月号のユーロニュース

◆ ユーロ・ニュース 概略

【発行所】日本トランスユーロ・グループ(Nippon Euro Movers Ltd.)

【対象読者】
海外在留邦人(主としてヨーロッパ在住者)を対象。
*欧州における長期在留日本人駐在員は、英国(60,000人)、フランス(10,000人)ドイツ(10,000人)、ベネルクス(10,000人)その他(5,000人)程度と見込まれております。
*これ以外に、留学生、国際結婚、長期旅行者などが20,000人程度で、合計すれば100,000人ほどがなんらかの形で欧州での長期滞在者であり、主としてこの方たちが対象の読者です。

【部数と地域版】月刊
英国版:    22,000部
フランス版:  13,000部
ベネルクス版:  4,000部

【配布先】 世界各地(約30カ国)、日本レストランなどのデポ(約200箇所)

◆記事・インタビューについて(過去、インタビューに応じられた方々)

成瀬政博(画家・「週刊新潮」表紙絵作家)、さだまさし(歌手)、内田かずひろ(漫画家)、夏木まり(女優)、島田歌穂(女優・歌手)、片山右京(F‐1レーサ)、今井義典(NHK副会長)、小川真由美(女優)、川畠道夫(バイオリニスト)、Cationa Bass(作家)、Andre Lheune(神父・作家)、Rothchild(声楽家)、黒岩義明(オリンピック騎手)小倉フランス大使、川上喜三郎(建築家),磯村尚徳(元NHKアナウンサー)庄野真代(歌手)野村萬斎(狂言師)、椎名桔平〔俳優〕、布袋寅秦(ギタリスト)村中大祐(指揮者)笑福亭鶴笑(落語家)木村孝洋(元サンフレッチェ広島監督)向井千秋(宇宙航空士)寺田朗子(国境なき医師団)、瀬川昌司(プロ棋士4段)、高尾慶子(作家)陰山英男(立命館大学)葉加瀬太郎(バイオリニスト)その他企業トップ、研究者の方々など。


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こちらが代表のご好意で掲載頂いた、自身で設立したJaCK-London英国日本人犬友会の広告です

今回は、世界各国へ配布されている事

また、インタビューが錚々たる顔ぶれで展開されている事

御紙への掲載は、ロンドンに移り日本人ドッグオーナーの皆様へお役に立てればと思い一心に努力した結果であればと願います。

これからも、より一層精進すると共にDog BehaviouringまたNatural Dog Trainingの概念の普及
日本人オーナーと犬との「絆」の強化・結合を目的として、頑張って参りたいと思います。

今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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冊子のラストを飾る『国境なき人々』の連載記事に下村拓哉Dog Behaviourist が登場

最後になりましたが、FacebookJaCK-London(英国日本人犬友会)のファンページを作成致しました。

忙しい所大変恐縮ですが、下記リンクより当ページにアクセス頂き、Like(イイネ!)ボタンをクリックして応援宜して頂けましたら幸甚です

何卒宜しくお願い致します。

JaCK-London

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パグ3匹と明けましておめでとう御座います。 [Dog Behaviouring]

今日は写真はなしです。でも、良かったら読んで下さい。

写真に興味のある方はこちらでご確認ください。
↓アメーバブログにパグ達の写真が沢山あります↓
http://ameblo.jp/caninelondon/


年末からアメリカの知人宅を訪れるために家を空けているご家族のお手伝いをしております。

まもなくアメリカからイギリスに帰ってこられますので、5日までパグ3匹のお世話をご依頼して頂きました。

まさか、年末年始に自分の仕事が入るとは思っていなかったし、ドッグシッティングというご家族の犬を任せられる重要な仕事を、現地の方々に頂けるとは光栄です。

ロンドンに移ってから、多くの日本人家庭の犬のお手伝いをさせて頂くことは沢山ありましたが、2010年の終わりに現地のお客様が出来たことに、まずもって感謝せねばなりません。


パグ3匹は今日もとても元気です。

朝昼晩、加えて夜と一日4度の数多いケアを依頼されておりますが、彼らは根本的にパピーでもない成犬ですから手間もかかりにくい。

それでも、日がたつにつれて少なからずストレスを感じているのではないかと思います。
(とはいえ、ケネルとかに預けるものと比べては、はるかに良いサービスが出来ていると自負しています。)

パグが僕に慣れてきているのが日を通す毎に感じられるという幸せ

犬を真剣に世話していたい

という想いがないドッグシッターには感じ得ることのない感覚だと思います。

そういった意味でもDog Behaviouristになった価値がある。さらに、お仕事を依頼して頂いたオーナーもそれを期待してくれている

「仕事」を通してお互いが利益を得ること。それは大変嬉しいことです。(パグ達に何か利益があるだろうか?とかも良く考えます。)

【メッセージ】
明けましておめでとう御座います。今年も皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

私事ながら4月には一旦帰国致します。そうなればこれまで以上に、今までUKで得た経験を発信する側になることでしょう。

残り少ない僅かな滞在日数をどのように料理するかはシェフ次第かと存じます。

会社のライバルも居ない。

見えない自分との戦いを繰り返しながら、『正直』に犬とその飼い主に向かっていけるように。

是非、皆様今後とも応援して下さい。

ロンドンから しもたくより
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メリークリスマス!~クリスマスプレゼントを添えて~ [About me]

メリークリスマス!皆様お元気でしょうか?
こちらイギリス・ロンドンは、クリスマスから1日遅れのボクシングデイです。

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可愛いスプリンガースパニエルの写真 カメラ目線です

下記の写真は知人が参加している近所のドッグトレーニングセンターから。

ドッグトレーニング楽しさをプラスさせることは、オーナーにとっても犬にとっても良い事です。


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お玉レース 走っちゃダメよ 中級レベル

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ソーセージ投げ 食べちゃダメよ 超上級レベル


クリスマス会というよりも、何か運動会や体育祭の様になっていましたが…。

普段のドッグトレーニングの成果を競い合って、我が犬の為に競う皆さんの姿は…。
とても面白かったです(笑)

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最後はサンタ登場 犬と飼い主がプレゼントを貰う


♪メリークリスマス♪ & ♪ハッピーニューイヤー♪

下のyoutube動画は僕からのプレゼントです。是非、今後ともしもたく.comを宜しくお願い致します。



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