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Discover Dogsの報告 (色々な出逢いとこの一年間について) [Dog Show]

先日はロンドンドッグウィーク、そして週末はディスカバードッグスイギリス・ロンドン・現代犬文化においてかなり重要な一週間を過ごしました。

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Golden Retriever Clubのショーの様子

一言感想としてはまさにOutstanding。去年のそれよりも、幾分かグレードアップした印象を受けました。

ブリードコーナーには多数の犬種が並べられ、ショーの会場では様々な犬の競技やデモンストレーションが行われており、簡単にいうと犬好きならず犬が特別好きでない方でも楽しめたのではないでしょうか。

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Mary Rayと逢った会場の入口の様子

今年は個人的にも色々な出逢いに支えられてきた一年でした。

馬関係者有馬記念やダービーで一年の終わりを迎える(北海道にいた頃や馬乗りをしていた頃はそんな話を皆する)とか言いますが、イギリス・ロンドンでの犬関係者はCruftsやこのDiscover Dogsがそれにあたるといっても過言ではないでしょう。

僕自身、去年ブルークロスの付き添いで参加したこの大会。今年はロンドンに移り住み日本人の方の通訳をするお仕事もでき(その点は皆様お世話になりました)それだけでなく多くの方とのコミュニケーションが取れた一年だったなぁと感慨深くなってしまいました。

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ブルークロスのブースにて サウサンプトンの場長らと会談

まずはブルークロス。このAnimal Welfare Organizasionが僕の人生にどれだけのインパクトを与えたか計り知れません。

動物に対する考え、根本的な人格、それだけ無く日常の犬との生活、そして実践としてのチップス

これからもその想いを引き継いでいくと共に、より発展した形にしていきたいなと思わせてくれる数少ない温かい動物愛護団体です。

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クラフツから引き続きPATDog Vice PresidentのMrs Orchardと

いつも笑顔の素敵なミセス・オーチャード

ジェニーはコッツウォルズのお母さん、そして旦那のトニーはドッグトレーニングの師であるだけでなくお父さんの様な存在でした。

一週間(7日)のうち、そのほとんどをこの家庭とドッグトレーニングセンターにて過ごし、厳しいながらもユーモアや人の温かみを忘れないそのトレーニングスタイルに多くを学びました。

ジェニーは、か細い体ながらパワフルな性格の持ち主。いまやイギリスではかなり大きい団体(PAT)の先頭に立って、このディスカバードッグスでもメインリングにてスピーチを担当するほど。そんな彼女から学んだ事は、常に健気にそして強く生きること

良い人たちが良い犬を育てている。それをまともに実感できる素晴らしい犬関係者達。そういう人と学べて本当に良かったです。

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クレバードッグスのブースにて新しい交渉を行う

そんな方たちに囲まれて生活したこの一年。そして、そんな人たちに支えられながら新しい野望や夢を抱く事で、多くの人たちとの出逢いも果たせます

写真のブースには、以前からインタビューしたかったサラ・ホワイトヘッドの新しい会社が登場。

トレーニングチップスだけでなく、どのように一般の犬の飼い主により良い犬との暮らしを提供していくか。

イギリスの犬関係者達は、多くの場合そういった願いや想いを持っています

彼らと話す事は、僕の夢の一歩に大きく繋がっていくのです

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おまけとオチは犬のぬいぐるみで

ディスカバードッグス自体の報告というより、一年の振り返りになってしまうほど多くの方たちと触れ合った大会でした。

イギリスの生活は決して簡単ではないし、むしろ大変な事も沢山あります。

ただ、こういった人達と生活する事の魅力は「近すぎず遠すぎず、心地よい距離感を持って接し続ける事」にあると思う。それが明らかに日本より犬の飼い方が上手い証拠でもある。

日本という違う島国から来たこの若者を、皆最初は変なヤツと思いながらもパッションを伝えると、それが心を開き良い付き合いになっていく

これからも彼らとの出逢いを大切に生きていきます。日々出逢いに感謝感謝。そして笑顔笑顔。

PS 日本の犬好きの皆さんは是非ディスカバードッグスに顔を出してみて下さい。もしくは、3月。クラフツにてお逢いしましょう。
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ボーダーママ

私もマリーさんにお会いしたいです。
いいなぁ。うらやましいですよ、しもたくさん。
いまや、私の参加しているフリースタイルのコミュニティーグループでも、マリーさんやリチャードさんの名前は広がりつつあります。
と言うか、いつも私がお二人の話題を振って、知ってる方がコメントくれるって感じです。

英語の通訳って、しもたくさんはどうやって英語を学ばれたのでしょう。
ぜひ、教えてほしいです。私なんて4年アメリカに住んでいますが、いまだに聞き取りができずに英語で泣くことが日常茶飯事です。

そうそう、私がクラフツに行きたいと嘆いていたら、グループの一人がネットで有料だけど、
生放送で見れるよ、と教えてくれました。

来年春はぜひ、クラフトを生放送で見てみたいと思います!
by ボーダーママ (2010-11-21 04:47) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

いつも本当にコメント有難う御座います。

やはり彼ら有名なんですねー。いや、こちらでも勿論有名なんだけど、イギリス人ってあんまりそういう芸能欲っていうのが無いのかなんなのか、そこらへんにいて普通なんですね。

ところが、日本人とか多分アメリカ人とかもセレブ見たりすると「キャー」ってなると思うんですが、それがまさに犬の性格の違いじゃないかなとか思ってます。トレーニング方法もかなり違ってくるのはその為かなぁと。

英語は僕も聞き取り出来ませんよ(笑)勿論パーフェクトではないけれど、これも経験じゃないかと思ってドンドン前に進んでいます。料金を頂くと変なことは出来ないので、自分も真剣になるし事前学習もしますもんね。

ドッグダンスも御尻に火をつけて勉強しようかな。と、考え中。それより日本でもっと注目されるように動かす方に注力すると思いますが…。

なんか、今日は色々書いてしまいました。コメント有難う御座います!
by takuyashimomura (2010-11-21 06:02) 

mimiko

はじめまして!
イギリスで犬と暮らしている日本人家族です。
毎日広い公園でオフリードで愛犬と散歩をしていて色々思うことがあります。
しもたくさんのブログを読んでお聞きしたいと思って書いています。
日本では一年で多くのコンパニオンアニマルが処分されていますよね。イギリスでは動物愛護団体がたくさんあり、手厚く保護されていますね。日本ではチャリティ団体はなかなか運営が難しく、資金不足をはじめ大変だという記事をよく目にします。しもたくさんは、日本で犬猫の処分数を減らす(理想的にはゼロにする)には、どうしたらいいと思われますか?行政、民間レベルで各々できること(導入しなければならないこと)は何だと思われますか?(唐突ですみません)
by mimiko (2010-11-25 04:27) 

takuyashimomura

mimikoさん

コメント有難う御座います。また、初めまして。

イギリスで犬と暮らされているんですね。羨ましい限りです。

それでは、我ながら勝手にご質問にお答えしたいと思います。

>日本で犬猫の処分数を減らす(理想的にはゼロにする)には、どうしたらいいと思われますか?

まずはプロが変わる事だと思います。その為に、今色々な情報網を得られる変化を期待している消費者と共にタッグを組みながら、今までのペット産業の組織をがらりと変えたいと考えています。
(それが、何故犬猫のさっ処分数を減らす事になるかはご想像にお任せします。)

>行政、民間レベルで各々できること(導入しなければならないこと)は何だと思われますか?

行政レベルでできる事は、「ペット」がどういうものかという事を善良なプロ達と協力しながら方策を立てていく事だと思います。
民間レベルでできる事は、より多くの人たちが「ペット」と自分達の暮らしのサクセスストーリーをイメージしやすくすることだと思います。

解りにくいですか?曖昧な回答でしたら申し訳ありません。

僕は専門家ですが、評論家ではありません。日本人の多くの方の様に、多量な知識を持っているわけでもありませんので、基本的に「I don't know」な事ばかりです。

それが期待を裏切るなら御免なさい。でも、どうすれば変わるかでなくて、『誰かがやらないといけない』という事はハッキリしていると思います。
by takuyashimomura (2010-11-25 04:58) 

mimiko

突然のコメント、それに質問にお答えいただきありがとうございました。私達家族もコンパオンアニマルのことを考えながら生活していきたいと思います。寒くなってきますのでご自愛ください。
by mimiko (2010-11-25 05:54) 

takuyashimomura

mimikoさん

コメント有難う御座います。

イギリスでペットと生活している日本人の方は、僕がお逢いした方を中心として皆さん素晴らしい方が多いようです。

また、是非イギリスの何処かでお逢いしましょう。
by takuyashimomura (2010-11-25 07:21) 

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