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英国最大の犬イベント Crufts Dog Show(クラフツ・ドッグショー)から学べる事 [Dog Show]

今日はイギリス最大のDog Show、「Crufts(クラフツ)」についてお伝えいたします。

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クラフツ会場 外からの様子

Crufts(クラフツ)」は犬大好き国家イギリスの誇る最大のドッグショーイベントです。

競馬で言えば、ダービーサッカーで言えば、チャンピオンズリーグ決勝

犬のオリンピック」といっても過言ではないこの大会には、それこそ世界中からファン・マニア・プロフェッショナル達が集います。

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秋田犬(Akita inu)と写真を撮るハンドラー

この大会は、最終日に行われるベストインショーがクライマックス。

各ブリード(ケネルクラブが認可している血統)の代表者を決めていき
最後の最後にどの犬が一番美しいかを決めるものです。

それは、犬マニア・プロフェッショナルにとっては非常に大切な行事であり
皆この日この時の為に犬をしっかりと仕上げてきます。

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ベストインショーの会場は、お客様もびっしり入るスタンド付きです

個人的に考えるクラフツの良い所は、ドッグショーが全てではない所だと僕は思います。

・障害者を助ける盲導犬・聴導犬といった犬達のパフォーマンス。

・スポーツ好きな人には、ガンドッグのディスプレイやアジリティといった競技性の高い催事。

・実際に犬に触れる事のできる、100以上に渡る各犬種の展示会。

・愛犬をセラピードッグとしてトレーニングする機関や講座など、実際に見て触ることが出来ます。

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イギリスセラピードッグ協会の最高峰 PATの催事の様子

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実際に犬に触れる事が出来る各種ブリードの展示

この様に普段中々見ることが出来ない犬、そして犬の働く姿や遊ぶ姿を知る事は
子供だけでなく動物好きの大人なら間違いなく感動されることでしょう。

さらに良くも悪くも、全ての会場を合わせると体育館10個分ほどの広さを誇るこのイベントには迫力もあります。

「犬」という一動物、カテゴリーだけでこれでもかという位のストールやショップが立ち並ぶ。

動物の中でも人と寄り添ってきた歴史の長い「犬」が世界中から好まれている証拠だと言えます。

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5ヶ所ほどあるパーフォーマンス会場以外は、ほぼ全てがショップになっている

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犬と人間の動きを食い入るように見る少女 「自分の犬にも!」と意気込んでいるに違いない

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見た目にも華やかで普通のペットと全く違う動きをするドッグダンスには、何時も観客が一杯

元々、寄付をする文化があり、お祭り好きなイギリス人が集まるこのイベントには、捨てられた犬を救う機関や障害者を助けようといった様々な団体が、資金作りとその素晴らしい価値観の教育に駆けつけます。

全ての犬関係者・プロフェッショナル達がタッグを組んでペット好きである消費者がそれを支えている。

イギリス在住者は勿論、ヨーロッパ・日本から駆けつけてみても価値のあるイベントだと言われる所以ですね。


さて、僕自身がクラフツから学ぶ事
それは様々なタイプの犬プロフェッショナルから受ける刺激と価値観の共有です。

・ショードッグを生産するブリーダー達。

・パフォーマンスで観客を魅了するドッグダンサー達。

・ショードッグを良く見せようとするハンドラー、そしてそれを選定するジャッジ達。

彼らはその職業や役目を変えながらも、「犬が好き」という1つの価値観を共有している仲間なのだと、クラフツに来る度に感じています。


そして、もっと大切なのはこのイベントに集まる犬好きのお客様との対話

彼らから、愛犬についての問題点や特徴、自慢話を聞く事も非常に勉強になります。

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僕自身は、もっともっとお客様とプロフェッショナルの距離感が縮まれば良いなと常に考えています。

犬をペットとして飼っていらっしゃる皆様が問題や悩みを抱えたとき
直ぐに尋ねられるプロフェッショナルが居ればいいな。

その様に考えていたのは、僕自身が動物(特に犬)好きの家庭に生まれ育ち実感した事だからなのです。

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もし皆様がドッグショーやイベントがあまりお好きでなくても宜しければ一度は足を運んでみてください。

必ず何か新しい発見があるはず。

次はその発見を、あなたが大切にしていらっしゃるその愛犬に向けて伝えていく番です。


クラフツ・ドッグショーから学べる事は結局、「どのように自分と暮らしていくこの愛犬との生活を充実させるか」と考えるきっかけになる事だと思います。

それがDog Behaviouringの始まりだと言う事も、どうか忘れないでいてくださいね。

今回は、『英国最大の犬イベント Crufts Dog Show(クラフツ・ドッグショー)から学べる事』をお届けいたしました。

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日本の皆様へ届け イギリス・ロンドン 犬の写真 ~クラフツ(Crufts)の様子を次回お届けします~ [Dog Show]

はじめに。


東日本大地震で津波・地震の被害にあわれた皆様、一日も早く平穏な日々が戻る事を願います。 また、今回の大地震で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。


そして、多くの動物好きの皆様が仰られているように、こういった災害時にはペット達は助けを得られる機会や場所も与えられませんほどんどの施設でペット不可である日本では、被災した地域だけでなく多くのケースで「犬」が後回しにされていると思います。 そんな犬達も早く被災から回復し、元通りの生活が出来る事を願っております。




個人的に色々と思う事があり、何をしようかと悶々と一日悩みましたが、イギリスにいる一人間として私に出来る事は、専門である「犬」の出来事について、皆様に真摯にお伝えする事しかないという結論に至りました。


微力ですが、動物愛護先進国であるイギリスから「犬」の写真を数点、日本に居らっしゃる皆様へ少しの笑顔をプレゼント出来ればと思いお送り致します。

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ケンジントンオリンピアの駅で遠くを見つめるコッカー




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ウィンブルドンパークにて怪訝そうにカメラを覗く犬




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飼い主がコーヒーを頼んでいる間、おっとりと待ち続けている犬達




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こちらは、コーヒーだけでなくランチも頼んでいたのでもっと待たなければいけないラブラドール




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大自然の中、日本では味わえない風と空気を満喫する柴犬




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突然現れた怪しい男(私)に「何じゃろか?」と疑いの目を傾けるシェパード




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飼い主を近くに見ながらその周りをうろちょろパトロールするボーダーコリー




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寒空の中、静かに寒さに耐えているスプリンガー




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「ほら、いいだろ?」と持てるだけ大きい木の棒を自慢してくるラブラドール




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暖かいB&Bの受付のソファで寝転びながらお客様を待ち続けるキャバリア


最近の犬厳選10枚をお届けいたしました。

少しでも笑顔と感謝の気持ち。


【イギリス犬ニュース】

今週は何といってもクラフツです。

クラフトではありません、クラフツ(Crufts)です。

世界最大規模のドッグショー、クラフツ

毎年イギリス中から様々な犬種が駆けつけ、そして世界から犬を楽しむ方々が参加する大きなイベントです。

http://www.crufts.org.uk/

木曜日から始まり、明日最終日を迎えます。(参加してきます。)

明日のクラフツの様子は、また写真にて後日お伝えさせていただきます。

楽しみにしていてください。

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Discover Dogsの報告 (色々な出逢いとこの一年間について) [Dog Show]

先日はロンドンドッグウィーク、そして週末はディスカバードッグスイギリス・ロンドン・現代犬文化においてかなり重要な一週間を過ごしました。

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Golden Retriever Clubのショーの様子

一言感想としてはまさにOutstanding。去年のそれよりも、幾分かグレードアップした印象を受けました。

ブリードコーナーには多数の犬種が並べられ、ショーの会場では様々な犬の競技やデモンストレーションが行われており、簡単にいうと犬好きならず犬が特別好きでない方でも楽しめたのではないでしょうか。

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Mary Rayと逢った会場の入口の様子

今年は個人的にも色々な出逢いに支えられてきた一年でした。

馬関係者有馬記念やダービーで一年の終わりを迎える(北海道にいた頃や馬乗りをしていた頃はそんな話を皆する)とか言いますが、イギリス・ロンドンでの犬関係者はCruftsやこのDiscover Dogsがそれにあたるといっても過言ではないでしょう。

僕自身、去年ブルークロスの付き添いで参加したこの大会。今年はロンドンに移り住み日本人の方の通訳をするお仕事もでき(その点は皆様お世話になりました)それだけでなく多くの方とのコミュニケーションが取れた一年だったなぁと感慨深くなってしまいました。

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ブルークロスのブースにて サウサンプトンの場長らと会談

まずはブルークロス。このAnimal Welfare Organizasionが僕の人生にどれだけのインパクトを与えたか計り知れません。

動物に対する考え、根本的な人格、それだけ無く日常の犬との生活、そして実践としてのチップス

これからもその想いを引き継いでいくと共に、より発展した形にしていきたいなと思わせてくれる数少ない温かい動物愛護団体です。

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クラフツから引き続きPATDog Vice PresidentのMrs Orchardと

いつも笑顔の素敵なミセス・オーチャード

ジェニーはコッツウォルズのお母さん、そして旦那のトニーはドッグトレーニングの師であるだけでなくお父さんの様な存在でした。

一週間(7日)のうち、そのほとんどをこの家庭とドッグトレーニングセンターにて過ごし、厳しいながらもユーモアや人の温かみを忘れないそのトレーニングスタイルに多くを学びました。

ジェニーは、か細い体ながらパワフルな性格の持ち主。いまやイギリスではかなり大きい団体(PAT)の先頭に立って、このディスカバードッグスでもメインリングにてスピーチを担当するほど。そんな彼女から学んだ事は、常に健気にそして強く生きること

良い人たちが良い犬を育てている。それをまともに実感できる素晴らしい犬関係者達。そういう人と学べて本当に良かったです。

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クレバードッグスのブースにて新しい交渉を行う

そんな方たちに囲まれて生活したこの一年。そして、そんな人たちに支えられながら新しい野望や夢を抱く事で、多くの人たちとの出逢いも果たせます

写真のブースには、以前からインタビューしたかったサラ・ホワイトヘッドの新しい会社が登場。

トレーニングチップスだけでなく、どのように一般の犬の飼い主により良い犬との暮らしを提供していくか。

イギリスの犬関係者達は、多くの場合そういった願いや想いを持っています

彼らと話す事は、僕の夢の一歩に大きく繋がっていくのです

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おまけとオチは犬のぬいぐるみで

ディスカバードッグス自体の報告というより、一年の振り返りになってしまうほど多くの方たちと触れ合った大会でした。

イギリスの生活は決して簡単ではないし、むしろ大変な事も沢山あります。

ただ、こういった人達と生活する事の魅力は「近すぎず遠すぎず、心地よい距離感を持って接し続ける事」にあると思う。それが明らかに日本より犬の飼い方が上手い証拠でもある。

日本という違う島国から来たこの若者を、皆最初は変なヤツと思いながらもパッションを伝えると、それが心を開き良い付き合いになっていく

これからも彼らとの出逢いを大切に生きていきます。日々出逢いに感謝感謝。そして笑顔笑顔。

PS 日本の犬好きの皆さんは是非ディスカバードッグスに顔を出してみて下さい。もしくは、3月。クラフツにてお逢いしましょう。
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ロンドン最大級の犬のイベント Discoverdogs(ディスカバードッグス)での通訳を承ります [Dog Show]

2010年11月13/14日にイギリス・ロンドン(アールズコート)で行われるディスカバードッグス(Discoever dogs)の通訳兼ご案内を1時間20£にてお受けいたします。

【お申し込みはこちらまで】
Email (お薦め):caninelondon@gmail.com
携帯 : +44(0)7988386540  ※日本からお電話の場合は(0)を無視して+44から。

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【昨年の様子①】

【会場となるアールズコートの住所】 
地下鉄Earl’s court駅、降りて徒歩1分
Warwick Road, London ,England  SW5 9TA

【こちらディスカバードッグス(Discover dogsの公式サイトです)※英語のみ】
http://www.discoverdogs.org.uk/

【ご案内・通訳させて頂く時間】
ショーのオープニングタイムである朝10時から晩5時まで
お時間はお任せいたしますが、基本的に10時少し前に駅もしくは会場付近で待ち合わせてその後、ご案内をお手伝いいたします。

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【昨年の様子②】

【こんな方にお薦め致します】
・イギリスでの犬グッズ・生活などに興味はあるけれど、英語が難しくて…という方
・ディスカバードッグスに店舗を出すイギリスのペット関連企業とお話がされたい方
・現地周辺のその他の犬情報・動物愛護の現状などについて興味のある方

【案内の受付期間】
本日(2010年11月7日)~2010年11月12日17時まで

【まだ、チケットをご入手されていない方には…】
☆☆☆チケットのご予約も請け賜ります☆☆☆
※ チケット代(お一人様10£)が上記金額にプラスされます。

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【昨年の様子③】
 
【お支払い方法について】
開催日当日、現地での現金・チェックでのお支払いをお願い致します。

【お申し込み・ご質問はこちら】
Email (お薦め):caninelondon@gmail.com
携帯 : +44(0)7988386540  ※日本からお電話の場合は(0)を無視して+44から。

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【昨年の様子④】

【こんな人がご案内いたします】
下村 拓哉(25歳:男性)Dog Behaviourist R大学経営学部卒業
大学卒業後、リクルートメントコンサルタントとして活動。
09年より英国動物愛護団体ブルークロスにて日本人初のAnimal Welfare Assistantを経験。
マリーレイを始めとした、イギリス各地でのDog Show, Dog Training コースに参加。
MGRCでのガンドッグコンペティションでのスチュワード経験有。
イギリス各地のブリーダーやトレーナー、愛護団体との関係性を築く。
現在はロンドンにて、犬のビヘイビアリング・トレーニング・その他ケアサービスを日本人、英国人を中心に行っております。

* より詳しく知りたい方はこちらまで
【ブログ】 http://takuyadoglovers.blog.so-net.ne.jp/

【通訳実績】
*Blue Crossにて約200人の動物学校生徒を相手に施設案内や質疑応答などを行う。
【コラム実績】
*㈱ONEBRAND様にてDog Directorとして、コラム「イギリス 犬との絆」を担当。
{コラムが掲載されているサイト} http://www.onebrand.jp/390.php

【お申し込みはこちらまで】
Email (お薦め):caninelondon@gmail.com
携帯 : +44(0)7988386540  ※日本からお電話の場合は(0)を無視して+44から。

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フレンチブルドッグ ドッグショー@イギリス [Dog Show]

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日差しの良いホールにて綺麗に写るハンドラーと犬

先週末、ロンドンで出来た友人Yさんの同僚がDog Showのスチュワードをしているという事で、ロンドンから車で40分ほど南に下がったGuildfordに近い会場に足を運ぶ事にしました。

彼の同僚であるケニーさんは、フレンチブルドッグのオーナーで既に数頭自宅にて共に暮らしている。

そんな切欠からジャッジに興味を持ち、フレンチブルドッグのドッグショーに良く参加するようになり、現在は会を動かす要職に就かれているようです。

イギリスのドッグショーは、来月中旬に開催するディスカバードッグ(Discover Dogs)や、来年のクラフツ(Crufts)などが有名で、やはり素敵な大きなホールを借り切って行うものだ!なんて思っていましたが、今回のものはその地区予選といった雰囲気で街中にある公園とホールが合体した公民館の様なものでした。

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フレンチブルドッグとそのオーナー なんというか、そのもの

失礼を承知しながら言わしてもらうとフレンチブルドッグのオーナーはフレンチブルドッグそのものである。

そんな写真を撮るのが楽しくて、それだけに収まらず話を聞き回る事にしました

まずは、下記の写真の男性オーナー。彼のパートナーがショーに出ていて見事、賞を取っていました。
そんな二人の仲が良く、それだけでなくて彼らがとても犬を愛しているのが見えたので声をかけることにした。

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ラージサイズのオーナーとその犬

「Why did you decide to keep French Bull Dog?」
※何故、フレンチブルドッグを飼うことにしたのか?
「Because, he is so lovely.」
※何故なら、こいつめちゃくちゃ可愛いからさ。

オーナーが良く、オーナーに似た犬を飼ってしまうのは、犬の仕事を志してからずっと気付いていた事。さらには、性格まで似てしまうから面白い。そして、このフレンチブルドッグは他に負けず劣らず太い

それ以上にオーナーは実にフレンドリーで親切な方だった。犬もハァハァ言っているものの、社交的で愛らしい。オーナーそのものの性格を良く受け継いでいるなと感じたものでした。こちらまで笑顔になります

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フレンチブルドッグ以外にマスティフやボクサーを飼ったことがあるというおば様

上の写真はショーの最後に会話を楽しんだおば様素敵な笑顔でお話が大好き。自前のケージから犬を出すと話すわ話すわ色々な情報を僕にくれました。

こういう人と会話する時は非常に楽で良い5W1Hを返答するだけで、10倍の情報量が返ってきます。犬はおば様と一緒で、この後僕の顔を嘗め回していましたおば様にキスをされたかどうかはご想像にお任せします

犬を飼っている人に対して、その犬について聞く事非常に重要な事である。それだけでなく、簡単に彼らとコミュニケーションが取れるし声をかけても何ら不自然な事ではありません。公園で綺麗なお姉さん、また素敵な男性が犬を連れていたら間違いなく声をかけて、彼らの犬の話を聞くと良いと思います。

僕は老若男女問わず犬連れには声をかけるので、恐らくウィンブルドン界隈の公園ではもう既に何かあだ名がついているかもしれない

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ジャッジの話し合いをしているケニーと他のジャッジ

ショー自体はこの様な雰囲気で暖かい光が差し静かに行われました。また拍手がとても気持ちよく聞こえるホールだったのでその雰囲気もより一層良い感じです。

最後の最後にショーが終わると、ケニーが挨拶と共に一緒に写真を撮ってくれました。何故、ジャッジを始めたのか。素晴らしいショーだった。僕はこんな事を日本でしたい。こんな会もあるから見に行くかい?という会話を楽しみ家路に着きました。

素敵なケニーが運営を手伝っているフレンチブルドッグショーの一幕非常に良い体験が出来ました。

フレンチブルドッグオーナー友好的で皆社交的である。これがプードルやチワワとなるとかなり変わってくると思います。日本では結構はやっていると聞くけれど、実際の所どうなんでしょうか?

フレンチブルドッグに影響されて社交的で外交的な日本人が増えると良いなと勝手に想像してました。

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ドッグショーの最後に撮った一枚 ケニーも素敵な紳士でした

皆様も是非、毛嫌いせずにこんなドッグショーに足を運んでみては如何でしょう。新しい発見が多々ありますよ!
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Three Counties Dog Show ~イギリスでのドッグショー~ [Dog Show]

今日は朝から、イギリスのウォーウィックシャーで行われた『Three Counties Dog Show』を見に行きました。

先日参加したGun Dog Working Testの時に、たまたまお逢いした英国紳士のMervinが来るという事で、こちらのイベントを案内して頂いたのです。

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入口にでかでかと掲げあげられた看板

ドッグショーは昨年から、ロンドンで行われる最大規模のDiscover Dogs。それから、バーミンガムで行われるご存知Crufts。と、名のあるイベントには見学という形で参加して来ましたが、本日も割と規模の大きいイベントでした。

本日、水曜日はGun Dogsのショーでした。その為、レトリバー系・ハウンド系・スパニエル系などのGun Dogが多く訪れ、彼らがショードッグとして大会に参加しています。平日の昼間だというのに、多くの人が犬を連れ会に参加している日本では考えられない光景がイギリスには広がっています。

Mervinは過去にゴールデンレトリバーをジャッジ(審査)しながら、世界各国を回っていたようです。日本は訪れていないそうですが、話題のワールドカップが開かれる南アフリカ・中国・ドイツ・フランスなどのヨーロッパ諸国まで。今では彼の娘もジャッジだと丁寧に説明してくれました。

最近ではジャッジをするにも相当な道のりだそうで、小さい大会(犬種のクラブが行っているショーなど)からケンネルクラブが運営する大会まで様々なジャッジ経験が要るようです。Mervinがスタートした頃(彼は1978年と言っていたので、僕が生まれるよりもずっと前)は、まだまだ規制が出来ていなかった為、多くの会に参加できてラッキーだったと素直に語ってくれました。

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ゴールデンレトリバーの集団 大体みんな顔が似ている

今回学んだ事は、ガンドッグにしろ何にしろ、やはりワーキングとして犬とスポーツするよりも、断然ショーの方が人気が高いという事ですウィークデイのど真ん中水曜日でさえ、何百人という数の人が来て出場している。それだけではなく、少なからず観客もいる。それが犬国家イギリスでのドッグショーの人気だと言えます。

僕は少し偏屈なので、こういう所に居ると必ずと言っていいほど過剰な犬好きの人たちが来るので、そういった人達と会話したり、様子を伺ったりするのが好きです。特にトレーニングとしてではなく、彼ら(ブリーダーがメイン)が愛犬に対してどの様に接しているのか。これを見ると非常に勉強になります。

英国式・イギリス風と書けば聞こえが良く、特に日本人なんかはコロっと騙されやすいものですが、イギリスも全て完璧という国ではありません。何度も書いているように、そのトレーニングの仕方でさえマチマチだし個性が出ていてとても面白いのです。

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実家でも飼っているイングリッシュ・コッカー・スパニエル

特に僕は、ショーには興味を持っているけれども賞には興味を持っていない人間なので、彼らが真剣に向き合っているのは良いのだけれど、それがトレーニングや普段の生活に過敏すぎる場合は身を引いてしまいます。そんな悪い例を見るのも勉強になると思って、こういう場所には良く足を運ぶのです。(皆トレーニング施設より本気なので、ガンガン怒ったり引っぱったりされている犬もいたりする。

今日良かった事は、この会場で日本人のスペシャリスト達とお逢いできた事。3名とも素敵な方で、お話して楽しかった事と、犬のことに真摯に取り組まれていらっしゃるのが解りとても安心しました

それに加えて、帰る直前にワイマラナーのブリーダーと一緒になったのですが…

し「今日はどうだった?」
わ「全然駄目。入賞もできなかったわ。」
し「それは、残念ですね。」
わ「でも、良いわ。この子はまだ若いから。」
し「でも、賞取れなかったんでしょ?」
わ「それはそうだけど、楽しかったから良いのよ!」

素直に一言。こういう人が増えれば本当に良いと思う。ペットは購入するとしても、こういうブリーダーから購入する事をお薦めします。

犬が人間と共に生活する事の幸せの実例を、イギリスではこういった場所で幾度も感じることが出来るのです。

これは本当に素晴らしい事だ。

そしてこういう成功例自体の数の多さが、イギリス人が犬と一緒に暮したいと思う要因なのです。

せめて自分がそういうオーナーになってみせる。改めて、そう決意した1日でした。

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