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犬の糞ポスト(Poo post)について [イギリス人の犬との暮らし方]

アイスランドの噴火も漸く収まってきたようで、これで日本からの旅行客もぞろぞろとイギリスに来れることでしょう。
下の写真を見てください。イギリスは火山灰で覆われているはずなのに、この青空です。むしろ普段のどんよりとしたイギリスの天気よりすがすがしい。火山灰は相当高いところにあるようです。

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チャーチルという隣町にある教会

先日、車検に出す為に隣町のチャーチルというゆったりとした時間が流れる場所に行ってきました。
そこで見つけたのが、これです。イギリスの公園には必ず(?)ありそうなPoo post(犬の糞を入れるポスト)です。

DSCN5463.JPG
Poo post Red Version

車検中時間があったので、しばしチャーチルの街並みを見て回ることに。といっても徒歩で歩けるほどの小さな村なので、30分もしないうちに全てを歩き回れました

そんな最中、もう1つ見つけました。今度は緑色のPoo post

DSCN5465.JPG
Poo post Green Version

このポストの設置も、中のPoo bagに包まれた糞を回収する業者も国民の税金でまかなわれているのだから凄いですよね。イギリスの犬に対する価値観の違いがここからも読み取る事ができます。

日本で実行しようとしたら…。と、考えるとぞっとしますが。もしかしたらそういう所もあるかもしれませんね。

DSCN5472.JPG
散歩中のコーギーに遭遇

静かな村や町では、犬とご老人の姿が良く見受けられます。どの犬も大抵賢い
このコーギーまだ、18ヶ月という事ですから幼さがあるはずですが、尻尾を振っていても飛びつきやしないし、ましてや人を噛むなんてことも無い。

日本の狭苦しい環境だから仕方が無い。のかどうなのか、実際に日本に帰って実行してみないとわかりませんが、どの犬もこういったイギリスのスタンダードに近づいて欲しいなと思います。

Poo postの後で、コーギー君には申し訳ない事しましたね。でも、こういった飼い主の為にPoo postが役に立っているのは言うまでもありません。
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JUDYママ

はじめまして。
縁あってボーダーママとブログで知り合い、そちらよりしもたく様のブログへ来させていただきました。
ペット先進国で、いろいろな分野について積極的に学ばれているブログを拝見して、大変勉強になりました。
私は大阪で愛犬しつけ教室のドッグトレーナーをしています。
リードが付いていようが、なかろうが、トレーニングタイムであろうが、なかろうが、飼い主と犬が良い関係であってほしいと考えています。
なので、オビディエンスにこだわらず(でも、これはとても大切なことです)、飼い主が困っている問題行動の原因を、生活環境や勘違い、間違った褒め方、叱り方、間違った習慣の見直しなどが主な仕事です。
また、犬を飼っていない人や嫌いな人に迷惑をかけない、好きになってもらえるよう、犬に市民権が得られるように、散歩やドッグランでのマナーを飼い主に学んでもらっています。
草の根運動ではありますが、がんばっています。
残念ながら、ペット先進国ではない日本では、先進国のことを学ぶ機会がありません。
これからも、しもたく様のブログで勉強させていただきたく思います。
by JUDYママ (2010-04-23 15:18) 

takuyashimomura

JUDYママさん

いつもボーダーママさんにはお世話になっています。また、コメント頂きまして有難う御座いました。

僕も大阪出身(枚方)ですが、実際に周囲の犬を見て「あぁ、賢いなぁ」と感じる機会はほとんどありませんでした。ところがイギリスに来るとそれが頻発する。そのGAPがとても勉強になると思い渡英した次第です。

帰国後は一人でできる事も限られていると思いますので、現在活動されているドッグトレーナーさんを巻き込みながら日本の犬環境を出来るだけ幸せな形へ変化させていきたいと考えています。

実際にトレーナーとして始められた時に、1つの方法では多くの矛盾がある事に気付かれたと思います。それが問題行動の原因追及、生活環境や勘違い、間違った褒め方、しかり方、間違った習慣の見直しなどの個別なアドバイスになっているのだと思われます。

一貫した流れのトレーニングも重要ですが、矛盾があると犬も飼い主も困惑してしまうのではないか(本当にそれがいいのかな?と思いながらしてしまう)と考えています。この場合はこうだ、と決め付けられないケースが多々あると思いますので、恐らく様々なトレーニングスタイルが世界中に出来ているのでしょう。

草の根運動でもそういった人が束になれば、強く世間に訴える力を持つを思います。帰国した際には是非お力になってくださいね。特に、大阪のペットに対する考え方の遅れは関東エリアのそれに比べ差がありますので、自分が引退する前までには難しいだろうとは思いますが環境を変えたいですね。

ブログに書けることもごく一部だと思いますので、今は経験を随時まとめて、学んだ事を伝えられる形にしていこうと考えています。折角ですので、解りやすく伝えられないと意味がないですよね。

JUDYママさん、これからも宜しくお願いします。ブログを始めた1つの理由は、日本・世界の飼い主とコンタクトを取るだけでなく、なんらかの形で日本で働くプロフェッショナルと繋がって化学反応を起こせると思ったからです。今後ともご声援宜しくお願いいたします。また、日々のお仕事頑張ってください!
by takuyashimomura (2010-04-23 16:30) 

ボーダーママ

大変興味深い内容だとコメントしようとして、
JUDYママさんがおられたので、ビックリしました( ̄▽ ̄;)
私の3人の犬友であるお二人が、専門的な意見交換をしておられる。素晴らしいです。

しもたくさん、JUDYママさんとルーシーママさんは、私がシリウスに手を焼いて、「もう、ダメかもしれない。教育放棄しようかな・・・」と言うときに、手をさしのべ、アドバイスをくださり、そしてその後もずっと叱咤激励して私とシリウスを見守って下さっている、いわば、私の真のトレーナーさんです。
ブログって素晴らしいですよね!日本にいればJUDYママさんの教室に通えたのに・・・(私は奈良出身です)。

今回の記事のように、国が犬に対して理解あるということは素晴らしいですよね。

あいにく、特定の公園とかペットストアーにはこういう犬の排泄物用のゴミ箱はありますが、普通の公園にはありません。

いつも、「捨てていいのかなぁ」と思いながら公園の普通のゴミ箱にジュピターの排泄物を捨てています。シリウスは外では残念ながら排泄しないので心配ないのですが。

私はですね、たとえ道であっても、やはり他所の家の前の道で、他所の犬が排泄しているのを家の人が見たらイヤだろうと想定して、
ジュピターが排泄する際は、直接、ビニール袋(犬の排泄用)をジュピターのお尻の下に持って、彼女の大きな排泄物をキャッチしております( ̄▽ ̄;)

いやぁ~これで、以前住んでいた場所では雑談できるお友達ができたりして、やっぱりご近所さんは観察してるのですね( ̄▽ ̄;)

アメリカも芝生の公園といえど、排泄物が放置されてることが多く、安心して遊べないので、ぜひイギリスを見習ってほしいもんです。
でも、これ以上税金が上がると我が家は生きていけないので、その辺がちょっと問題ですよね( ̄▽ ̄;)
by ボーダーママ (2010-04-24 00:07) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

いえいえ、こちらこそいつもお世話になっています。本当にいつもコメントして頂いているのが、支えになっていますよ!海外では一人ですものね。

ちなみに「イギリスはクリーンだ!」というイメージをお持ちかもしれませんが、残念ながら期待はずれです。犬の糞ポストがあるにもかかわらず、拾わない人もいるしそういった意味では日本のほうが清潔感に非常に敏感で、綺麗な公園などを保っているそうです。

おまけ情報としては、イギリスは普通に道路を乗馬している人がいます。(その為、車はよける。でも、100キロくらい出てる。)勿論、馬糞を拾うわけには行かないので、彼らは路上にポイ捨てしてます。でも、コレが当たり前の文化なので何ともいえない。田舎に住んでいる僕は、そこら中に馬糞が落ちている道路を運転しなければいけません。雨が流すまでまつかという適当さじゃないでしょうか。

ある情報では、フランスはもっと汚いという話を聞きました。公園にいっても糞を拾わないとか。それではこまりますよね。

でも、犬は排泄する生き物ですから、日本みたいにずっと監視されていると何とも犬のオーナーにとっては住みづらい環境だといえます。この前、尿や糞を排泄した後を水で流していると話をしたら「はぁ?」という反応でした。

日本ではそれくらいしないと、警察に通報する人がいるかもしれませんからね。犬にとっては世知辛いでしょう。

ちょっと余談が過ぎましたが、やはり動物に対する意識でしょうか。コレが日本人の心から改善されないと犬環境を変化させる事は難しいでしょうね。そんな日は来るのか。頑張って活動してみますので、応援宜しくお願いします。
by takuyashimomura (2010-04-24 00:38) 

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