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パピー(仔犬)の社会化【SOCIALIZATION OF YOUR PUPPY】 [Pappy Training]

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参加していたクラスで一番お気に入りだったAlby

先日、Dog Behaviourist長のJulieの元にメールが来て

「Tonyが新しいパピークラスが始まるから、又おいでと招待してくれているわよ。」
「プラス、来週末に行われるRally-Oにも参加しにおいで、ですって。やったわね。」

との事だそうです。
とりあえずとても嬉しいです。また、近くで彼のトレーニングスタイルを見れる事はかなり勉強になります。

そんなメールに嬉しくなり、思わず頂いていたパピークラスの参考書を翻訳することにしました。
日本語にして保存しておけば、後々自分でテクニックを見なおしたい時にでも使えると思ったからです。

取り掛かるまでのエンジン点火は非常に遅い方ですが、点火した後は早い。
英語だけの文章をひたすら読み、パソコンに翻訳した文章を書き記していく。
犬の事だから、意外に楽しみながら出来ました。その為、午後は外出せずに部屋にこもりっきり。

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引き続き御贔屓のAlby

その中で、こういった章がありました。

SOCIALIZATION OF YOUR PUPPY
【パピー(仔犬)の社会化】

という項目です。

1ページ丸々、上から下まで「Experience」という項目に分けられ文字が羅列してあります。
その横にはweek1~6まで、各週に何を経験したかをチェックできるようにしてあります。

日本のパピークラスでの社会化は見たこともありませんし、勿論受講した事も教えた事もありませんからその内容はわかりませんが、ここにイギリスならではの物・また面白い項目があり思わず笑ってしまいました。


Adult,Babies,Children.......

Sun glasses?

Adult dogs, Puppies, Cats......

Sheep? Cattle? Horses?

Shops, Markets......

Gardencentres? Car boot sales? Fetes?

Schools, Vets......

Pubs? Barbecues?

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またまた、Alby。イギリスのゴールデンは格別可愛い


外国の方(西洋人は特に)は良くサングラスをかけます。でも、日本の若い女の子もかけてるから必要かも。
羊・牛・馬は日本の都会では出逢う確率や方法を考えるだけでも難しいです。
ガーデンセンターや青空市場、祭り…。確かに、イギリスではそこら中にあるけど、日本では…。

極めつけはパブにバーベキュー。純日本人にとってパブは、ドラゴンクエストの世界ではないでしょうか。


それでも、これ以外にもまだまだリストアップされています。
要はパピーの時に、出来るだけ多い環境・人・物に遭遇してなれておいた方が良いよという訳です。

先日記した「ホームレスと犬」の巻でも述べたとおり、社会化は日本の犬文化に一番必要なレッスンです。http://takuyadoglovers.blog.so-net.ne.jp/2010-04-06
パピークラスに集まるだけでなく、積極的に自ら飼い主と愛犬で外にでて習慣化してくださいという内容でした。

面白いけど非常に大切な部分。勿論、パピーだけでなく成犬になってからでも大切な事ですので、是非今日からでも実践してみてください。
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ボーダーママ

今日は名前を間違わずにタイプしました(^▽^;)

パピーの社会化。大事ですよね。
シリウスが1歳になり、あらためて彼がパピー時代にペットストアーのクラスを受けまくっていて、本当に良かったと思っています。
今のセンターでは飼い主に集中させるため、犬同士の交流はクラス中禁止となっていて、そのため、クラス外でもハンドラーは犬同士を遊ばせることはないのです。
反対にペットストアーのクラスでは犬同士、クラス中でも交流させるというスタイルだったため、これが今とても役に立っています。

オスなので特にテリトリー意識とか他のオス犬に対して攻撃的になりやすいですよね。
アジのクラスで、良くオス犬がハンドラーの命令を無視してシリウスに向かってくることがあります(なぜかターゲットにされやすい・・・)

しかし、社会化されているシリウスは一切無視しています。人間にはとても警戒心が強く、触らすことなく私の後ろに隠れますが(でも攻撃的には決してならず、お漏らしする程度です)、他の犬には愛想はありませんが、興奮もしません。

本当、パピー時代の社会化は大事だと痛感しています。

イギリスではさらに社会化が強化されているのですねぇ。犬連れOKな場所がいっぱいですもんね。ウチの周りは犬不可ばっかりです。ペットストアー以外。つまんない。

興奮して長いコメントになりました。
すみません。大変、共鳴できる記事でした。
by ボーダーママ (2010-04-09 05:38) 

フーの兄貴

幼少期の教育は人間も、犬も非常に大切だよね!

私のところのフー(ボーダーコリー)も、幼少期からわがまま三昧だったため、今でも甘えん坊でわがままです。
よく知ってると思うけど・・・

ブログに書いているとおり、様々な環境や人、物にたくさん遭遇させる事は非常に良いことだと思いますね♪

私はフーを育てているときは、たくさん人に会わすことだけに注力していたかな?
人に噛みついたら大変だからね!

そんなこんなで、フーが人間大好き犬になったことはよかったかな?

最近はフーとたまにしか会う事しかないけど、
いっぱい可愛がって、様々な場面に遭遇させるようにするよ!

このブログを参考に!
by フーの兄貴 (2010-04-09 14:26) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

いつも本当にコメント有難う御座います!うっかりミスだったみたいですね、お名前☆

イギリスでも犬連れ拒否のお店もありますよ。よく、何処でもと他のネットで書かれてますけど、犬嫌いなオーナーやレストランとかだと「駄目!」って事は良くあります。

社会化が必要なのは、犬嫌いな人の為でもあります。結局は興奮しない=いつでもコントロールできるに繋がるので、どんな状況であれ飼い主の指示に従えるかが最終ゴールであると思われます。

クラス中の交流が禁止になっているのは、その目的が違うからでしょうね。また、昨日も実感しましたがパピーと成犬では根本的に行動も変わってきますし(マウンティングとかもないですよね)他の犬に対して恐怖心や敵対心を持たないようにするには、やはりこの時期に慣れさせておく事が必要かもしれません。

日本ではまだまだパピー時の触れ合いが少ないので、「何処でも自分は他の犬とは違うぞ!」もしくは、「誰だお前は!」と他の犬にキャンキャン吠えるケースが多いですね。恐らく、イギリスではそういう犬が少ないように思えますね。

人間への警戒心に関しては、直接シリウスを見たことがないですから何とも言えませんが、お漏らしをしてしまうくらいだと黄色信号かもしれません。不安にさせるわけではないですが…。

コリーはこちらに来てから感じることの多いのは、臆病な性格の子が多い気がします。それは、Shepherd系の犬種は警戒心が強く、敏感な為ではないかと思います。元々人間が大好きだ!という犬ではなく、仕事しますから私はというプライドの高い犬に見えますので、自信がなくなったり、何か嫌な経験があるとそれを避けて通るように思えます。勿論、個々で違いますのでなんとも言えないですが。

もし解決されたいようなら、誰かご協力頂ける方かご友人を探してきて、stranger(知らない人)からの「良い体験」というのを繰り返し行って習慣化してみてください。時間は掛かるかも知れませんが、必ず最後には「人に対して、警戒心を持たない犬」に変わると思います。

また、困った事があれば直接メールでもご連絡下さい。近くにDog Behaviouristもいますので、わからない事があれば彼らに聞きますので。

それでは、引き続き夢に向かって頑張ってください☆
こちらこそ長くなってすみませんでした!
by takuyashimomura (2010-04-09 17:22) 

takuyashimomura

フーの兄貴さん

コメント有難う御座います+いつもお世話になります!

フーは僕のコリーの第一印象を形成した犬ですが、もしかしたらこちらで出逢うコリーとの性格が全く違うので、少し例外だったかも知れません。それが良いのか悪いのか解りませんが、フーは仰るとおりフレンドリーで他のコリーに比べたら珍しい方だと思います。

面白いもので、その意識や考え方があるせいか、こちらに来てコリーに総スカンを食らうとナンダか拍子抜けしてしまいます。育ち方でここまで違うかと感じました。

また、逆に日本のブリーディング環境が違うからかもしれません。日本の違った環境で育った日本のコリーは、おはや純コリーとしてではなく、徐々に日本環境に適したコリーなのかもしれません。

人好きフーは、他の人にも幸せを与える力を持った犬になりますから、ドンドン色んな人に会わせてみて下さい。少しお年寄りなので、様子を見ながらになるかもしれませんが、おじいさん犬でもトレーニングは十分可能です!

最後に、幼少期の社会化は犬・人間共に非常に大切だと思います。近所の教会の祭司の赤ちゃんは、イギリス出身に加え、世界交流を行っている祭司の娘さんなので世界各国からの(例えばアジア・中東・西洋人・黒人)人に挨拶されて、毎日顔を合わせる環境にあります。将来を考えたら楽しみで仕方がありませんね!
by takuyashimomura (2010-04-09 17:34) 

ボーダーママ

こちらこそ、いつも丁寧に私の長いコメントに返信下さり、ありがとうございます。

黄色信号かぁ。そうですよねぇ。
お漏らしするのは、トレーナーさん達が強引に
シリウスの首輪をつかんで、シリウスを自分達に引き寄せようとする時です。
(アジでリコールの連中の時)

「この子、ちょっと臆病なので」といつも説明してるので、ちゃんと最初、ゆっくりと撫でたり、オヤツをあげて慣らしてから、首輪をつかんで下さるトレーナーさんもいるんですけど、アジはグループ練習だから時間がなく、ガシっと首輪をいきなりつかんで引っ張ってしまうトレーナーさんもいるんですよね(^▽^;)

あと、知らない人がいきなり触ろうとすると、私の横か後ろに逃げてしまいますが、ゆっくりと時間をかけて撫でたりしてくれると、シリウスも慣れて、反対に飛びつくぐらい甘え始めます。

生後6ヶ月ぐらいの時に、個人クラスで人になれるよう(ペットストアーでのクラス)、店内を毎回トレーナーと徘徊し、店員さん達に触ってもらう練習もしております。

なので、ずいぶん、人への警戒はなくなりました。ただ、やはり、いきなり上から手をガシっと出され、撫でようとしたり、首輪をつかまれると、逃げちゃいますが、唸ったり怒ったり、ということは、今のところないです。

子犬時代、人慣れさせるためにペットストアーのクラスでは、毎回、他の飼い主さん達の協力を得て、撫でてもらったり、犬同士クラス後遊ばせたりしてたのがよかったのかもしれません。

私が心配なのは、ダンスクラスで私に集中できないシリウスです(涙)

臭い嗅ぎを止めません。
悲しすぎるう・・・・・・

犬に関しては、社会化できてるので、アジの練習中、よその犬が飛びかかってきてマウンティングしてきても、シリウスは無視するか、身をよじって逃れる程度です。
吠えかかってくる犬もいますが、シリウスは無視しています。

ただ、ムカつくのは、これらの飼い主さん方です。

マウンティングしてきても、自分の犬を怒らない。その犬、たまにシリウスにジャレてきて、エスカレートして無視しているシリウスの耳を噛みます(2回)。
キャンとなくシリウスを見て私が引き離しますが、飼い主さんは無視。「猫にもよくこれやってるんだよねぇ~」と笑ってる状態。

吠えかかってくるオスのイングリッシュシェパードの飼い主は「シリウスがオモチャを持ってるから興奮して遊びたがって飛びかかるのよ」と文句を言うので(こっちはトレーナーの指示でオモチャをご褒美に使ってたのに)、オモチャを止めて、シリウスを撫でていたら、それでもその犬が、飼い主の手を離れシリウスに飛びかかってきました。

私が体を張ってシリウスをかばいましたが、その飼い主が言った台詞は「シリウス自体が興奮の的になのよ」でした。

ムカつきました。

こっちはその犬の失礼な行動全てを無視できるぐらい、トレーニングしてるのに、偉そうに言うなら、ちゃんと自分の犬をコントロールして、人に謝るぐらい心ある行動をとれ、と。


と言うことで、結構、シリウス、大人しく飼い主に集中できているアジでは、オスの1歳ということで、攻撃のターゲットにされることがあります。

シリウス自体は私の制御でフセやお座りでステイさせて、よその犬を無視されることもできるのですが・・・・・

長くなりました。
すいません(^▽^;)
優しいお言葉に甘え、愚痴りました。


いやぁ~アメリカの田舎町のドッグセンターもなかなか大変です(^▽^;)でも、みんな犬好きで、一度センターに所属するとみんな顔見知りとなり、楽しいです。

話を聞いてくれてありがとうございました。
by ボーダーママ (2010-04-10 02:11) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

もし、イギリスにいらっしゃるのなら是非直接お逢いさせて頂いて、シリウスの行動を拝見させて頂きたかったですね。中々文章では伝わらないもので、無責任なアドバイスも出来ないので、難しいところです。

つくづく思うのは、飼い主と犬にモチベーションがないと駄目だなと。飼い主が犬を育てたいと思ってない限りは、その方向に持って行くことは非常に難しいです。また、飼い主だけではなくて、犬もそういう方向に向いていないと真の意味での成功はなかなか築けません。

「臭い嗅ぎ」を止めて集中させなければならないと本当に考えられるなら、それなりのモチベーションが飼い主と愛犬に必要かも知れません。本能を消し去るのか、それ以上に飼い主との信頼と集中力を養うのかという事になると思いますが…。是非、シリウスにとっても自分自身にとっても幸せで楽しい形を選んでみてくださいね。

ボーダーママさんがシリウスのことを観察して、どういう風に持っていきたいか。それをシリウスにしてもらうにはどうしたら良いか。と言う事が、基本的には絆の根底にあるはずですので、是非頑張ってください!

遠くより応援しています。
by takuyashimomura (2010-04-13 07:06) 

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