犬に噛まれちゃいました(笑) [Dog Behaviouring]
つい、先日の事です。
同じChipping Nortonという街に住んでいる友達が、梨入りのスポンジケーキを作ってくれたというのでワクワクして友達の家に訪問しました。
そこには「Wolfie」というコリークロス(雑種)の犬がいるうえに、猫が3匹そこら中を行ったりきたりしている環境でした。
【Wolfie】「ん?何か用?」と言わんばかりですね。
友人が「この犬は知らない人にはあまり良くないから」と言っていましたが、確かにその通りある程度人間(僕)との距離を保っていました。
ここで補足ですが所謂「犬に詳しい人」は、普通知らない犬を見かけたときに「可愛いですね~。何歳ですか~。僕~?」と言った触り方を決してしません。それは、犬(勿論全てではありません)がそういった行動を嫌うからです。ここでも日本の(イギリスでも同じですが)犬に対しての勘違いの行動がどれだけ犬にストレスを与えているか判りますよね。
【番犬Wolfie】外を見張るのが彼の仕事(の様です)
それでも友人と会話しながら5分位すると、決して触れては来ない物の、Wolfieの方から寄ってくるようになりました。犬は「この人大丈夫だろう」と心を開く瞬間があると思います。僕はそうなったのかなと思いました。でも、それが一つの勘違いだったのだと思います。
そうしてしばらくすると、今度はボール・タグ(大きな紐)などを持ち出して「遊べよ」と言わんばかりに尻尾を振りながら、目の前に物を投げ捨てていきます。こうなればこっちのもんだと思い、信頼関係を築くために遊んでやりました。
投げてとってきたボールを持ってきて、ポロっと出した瞬間。僕が行動を誤ってしまいました。いつもの犬に対しての接し方と同じように、即座に「Good!」と褒めて顎を擦ってしまったのです。その瞬間に右手をカプッとされてしまいました。イギリスに来て、初の噛まれ経験ができました(笑)
噛み癖がない犬・トレーニングをしている犬は、犬が与えてくれた仕事(この場合はボールを持ってきたなど)に対してのReward(報酬)はASAP(出来るだけ早く)が鉄則です。ご存知の方も多いように、犬はそういった行動に対して忘れることが早いので、例えばお座りをした瞬間に褒める。これが絶対必要です。
今回は、そういった点から踏まえても大変勉強になりました。
一見、開いたと見える心(これでも十分にこちらからも時間と距離はとったつもり)も、実は内面にはそれを超えて知らない人から触られるという事実への恐怖心がまだあった事。
トレーニングの基礎は基本的に素晴らしい物ですが、それが全ての犬に適用するわけではないという事。これでは、先日のシーザー・ミランの方法を実践した方の実例になってしまいましたね(笑)
でも、Wolfie大好きです。噛まれたことや少し傷が出来るのは、犬のパートナーとしては勲章だと思います。犬に携わるものは、あえてその道を選ばなくても、誠実に接していればいずれ必ず出来るものです。乗馬をしていて落馬をするのと同じように。個人的にムツゴロウさんが好きだと言う事もあるかも知れませんが…(指はさすがに失いたくないです)
軽いショックを受けたと共に、昔のように「やばい!噛まれた!!」と思わなくなった自分にも驚きました。犬の事を勉強していると、「あ、噛まれちゃった」で済んでいる自分がいることに驚きましたね。
それでは最後にもう一枚Wolfieの写真を…。
【黄昏Wolfie】この写真大好きです。何か哀愁感じませんか?
やっぱり犬は憎めない。どうすればより心を理解できるのか、日々努力です。
同じChipping Nortonという街に住んでいる友達が、梨入りのスポンジケーキを作ってくれたというのでワクワクして友達の家に訪問しました。
そこには「Wolfie」というコリークロス(雑種)の犬がいるうえに、猫が3匹そこら中を行ったりきたりしている環境でした。
【Wolfie】「ん?何か用?」と言わんばかりですね。
友人が「この犬は知らない人にはあまり良くないから」と言っていましたが、確かにその通りある程度人間(僕)との距離を保っていました。
ここで補足ですが所謂「犬に詳しい人」は、普通知らない犬を見かけたときに「可愛いですね~。何歳ですか~。僕~?」と言った触り方を決してしません。それは、犬(勿論全てではありません)がそういった行動を嫌うからです。ここでも日本の(イギリスでも同じですが)犬に対しての勘違いの行動がどれだけ犬にストレスを与えているか判りますよね。
【番犬Wolfie】外を見張るのが彼の仕事(の様です)
それでも友人と会話しながら5分位すると、決して触れては来ない物の、Wolfieの方から寄ってくるようになりました。犬は「この人大丈夫だろう」と心を開く瞬間があると思います。僕はそうなったのかなと思いました。でも、それが一つの勘違いだったのだと思います。
そうしてしばらくすると、今度はボール・タグ(大きな紐)などを持ち出して「遊べよ」と言わんばかりに尻尾を振りながら、目の前に物を投げ捨てていきます。こうなればこっちのもんだと思い、信頼関係を築くために遊んでやりました。
投げてとってきたボールを持ってきて、ポロっと出した瞬間。僕が行動を誤ってしまいました。いつもの犬に対しての接し方と同じように、即座に「Good!」と褒めて顎を擦ってしまったのです。その瞬間に右手をカプッとされてしまいました。イギリスに来て、初の噛まれ経験ができました(笑)
噛み癖がない犬・トレーニングをしている犬は、犬が与えてくれた仕事(この場合はボールを持ってきたなど)に対してのReward(報酬)はASAP(出来るだけ早く)が鉄則です。ご存知の方も多いように、犬はそういった行動に対して忘れることが早いので、例えばお座りをした瞬間に褒める。これが絶対必要です。
今回は、そういった点から踏まえても大変勉強になりました。
一見、開いたと見える心(これでも十分にこちらからも時間と距離はとったつもり)も、実は内面にはそれを超えて知らない人から触られるという事実への恐怖心がまだあった事。
トレーニングの基礎は基本的に素晴らしい物ですが、それが全ての犬に適用するわけではないという事。これでは、先日のシーザー・ミランの方法を実践した方の実例になってしまいましたね(笑)
でも、Wolfie大好きです。噛まれたことや少し傷が出来るのは、犬のパートナーとしては勲章だと思います。犬に携わるものは、あえてその道を選ばなくても、誠実に接していればいずれ必ず出来るものです。乗馬をしていて落馬をするのと同じように。個人的にムツゴロウさんが好きだと言う事もあるかも知れませんが…(指はさすがに失いたくないです)
軽いショックを受けたと共に、昔のように「やばい!噛まれた!!」と思わなくなった自分にも驚きました。犬の事を勉強していると、「あ、噛まれちゃった」で済んでいる自分がいることに驚きましたね。
それでは最後にもう一枚Wolfieの写真を…。
【黄昏Wolfie】この写真大好きです。何か哀愁感じませんか?
やっぱり犬は憎めない。どうすればより心を理解できるのか、日々努力です。
2010-02-18 20:29
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コメント(4)
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しもたっく~ん、お元気?
石井です。
とっても興味深い文章&綺麗な写真ばかりで、知的好奇心あおられつつ外国の雰囲気を味わえてステキだね。
しもたっくんの文章も写真も大好きですよ~。
また覗かせてもらいますね!
by chikamini (2010-02-18 20:55)
さすが、しもごろうやな☆☆
次帰ってくる時は
勲章いっぱい見せてな(*^^)v
私も毎日勲章つけてるわ(^_^;)
それにしても、
男前な犬(^^)
by あつ (2010-02-18 23:30)
chikaminiさん
コメント有難うございます!
写真や文章で想いが少しでも伝わっていれば何よりです。
こちらからも応援していますので、是非お仕事頑張ってください。
犬を通して、その良い姿を多くの方に見てもらって、癒されてもらえればもっと良いですね。より良い記事が書けるよう、色々と精進しますので、今後ともご声援よろしくお願いします!
by takuyashimomura (2010-02-19 02:29)
あつさん
コメントいつも有難うございます!
男前の犬でしょう。僕もそう思いました。
そんなに大きくないんだけど、オーラがある気がします。
特別、この写真は何だかとても気に入りました。
Wolfie自身はとてもヤンチャで可愛い犬でしたねー。
また、あつさんの犬の写真も送ってください。
楽しみにしています!
by takuyashimomura (2010-02-19 02:32)