ロンドン 犬の散歩コミュニティ ~ウィンブルドンパークにて~ [イギリス人の犬との暮らし方]
昔から海外にバックパッカーとして旅をしていた頃に良く「海外の何がそんなに良いのか?」と聞かれる事がありました。
旅行というスパンではあまりにも短く、人々の生活にはそこまで溶け込める余裕もない。なんて思われがちですが、そんなことはない。多くの異文化の発見とその衝撃による自分自身の発見というものがあるのです。
中でも僕が感じてきたのは「挨拶」の文化。知っている人同士だけでなく、知らない人同士がまず「Hello」と声をかけ、お互いの様子を確認する「How are you?」という二つの言葉。英語圏であるカナダ・オーストラリア、そしてイギリスを旅した時には、これらの「挨拶文化」が日本とあまりにも違い衝撃を受けたものです。
【先日行ったウィンブルドンにある公園での一枚】
「犬」を飼っている事の一つの大きなメリットとして、知っている人同士だけでなく知らない人にも声を掛けられたり声を掛けることが出来るという事があります。特に日本では知らない人に対していきなり「こんにちは」などと言ったら、怪しい人か、はたまたナンパ(古い?)か何かと思われる事もあるのではないかと気を使わなければなりません。
最近ではこんな話を聞きました。「彼女がいない男性」が犬を飼うらしい。そうすると女性が話しかけてきて、会話が始まる。下心に関してはノーコメントですが、それにしてもそれほどのインパクトを犬自身が連れてくることが出来るということは尊敬すべき彼らの能力ではないかと思うのです。
【バギーと犬 ちゃんと横について待っています】
僕が住むウィンブルドンでは犬同士のコミュニティがすでに完成している。やはり毎日公園に同じ時間に行ってみるといつもの顔ぶれだし、だんだんと彼らの名前を覚えてきて楽しい。そして、相手も犬や自分に害がないと分かると自然とコミュニケーションが始まる。これは現代社会において非常に大切なことだと思うのです。
また、イギリス犬コミュニティの素晴らしい所の一つとして「あまり深くは干渉しない」という事があげられるかもしれない。多くの飼い主は一緒に散歩をするわけではない。彼らは個別に公園にやってきて、その場で会ったいつものメンバーに声をかけ挨拶はするものの、2~3分程会話するとまた犬の為に公園を歩き回っている。フランクな付き合いだなぁと、とても感心します。これは決定的な日本との文化の違いだと思います。
【公園に犬を連れてきて「祭り」に参加するというのもイギリスならではの光景】
それだけ多くの人々が犬を飼っていてコミュニティが形成されているるものだから、やはり監視の目やマナーに対するこだわりも強く、容易に犬を飼っている人々は所謂「悪いマナー」を披露することが出来ない。トレーニングされていないと散歩し辛いし、糞の処理などは当たり前だという雰囲気が少なからず公園を綺麗にしている。(勿論、そんなことを一切考えていない悪い飼い主もいるにはいる。)
RSPCAが近隣の人の通報を聞いて、「ペットを虐待している・放置している」と判断した場合は、その飼い主からペットを取り上げられる文化を持つイギリス。また、以前お伝えしたように炎天下の中、車に放置されている犬を発見したら窓を割り犬を救出できる権限まで持っている。
【夫婦で犬を飼っている人も多い 一家に一頭ならぬ、一人一頭の世界】
そういえば先日、「何故、日本よりイギリスの方が起業しやすいか?」という話の中で「監視のシステム」に違いがあるというお話を頂きました。民主主義だと言えど未だに何者かが裏で管理している気がする。それが良い時もあれど、やはり一般人が生活をする上では幾分難しい面があるとか。
病院にしろ、市役所にしろ、イギリスでは「このサービスに満足してますか?」と聞いてくる謎の団体があるらしい。彼らは人々の生活を保護していて、国が人民を管理する事を徹底的に排除しているらしい。(驚くべきことは、警察ですらそういう団体に監視されているらしい)悪いことは出来ないという文化が国民の手で作られているようです。
【若者と犬という姿も非常に多い この国の人々はいろんな所で犬と触れ合っています】
公園の犬コミュニティは、一種の飼い主同士のマナーを守る監視軍団であると言えます。そういった伝統や想いという物がイギリスのペット文化を良いものにしているのだろうと感じました。
日本人文化を自然に活かしながら、犬社会をより良いものにしていく。どの様な手段が日本にフィットするかを考えるかが非常に大切なのだと思います。
旅行というスパンではあまりにも短く、人々の生活にはそこまで溶け込める余裕もない。なんて思われがちですが、そんなことはない。多くの異文化の発見とその衝撃による自分自身の発見というものがあるのです。
中でも僕が感じてきたのは「挨拶」の文化。知っている人同士だけでなく、知らない人同士がまず「Hello」と声をかけ、お互いの様子を確認する「How are you?」という二つの言葉。英語圏であるカナダ・オーストラリア、そしてイギリスを旅した時には、これらの「挨拶文化」が日本とあまりにも違い衝撃を受けたものです。
【先日行ったウィンブルドンにある公園での一枚】
「犬」を飼っている事の一つの大きなメリットとして、知っている人同士だけでなく知らない人にも声を掛けられたり声を掛けることが出来るという事があります。特に日本では知らない人に対していきなり「こんにちは」などと言ったら、怪しい人か、はたまたナンパ(古い?)か何かと思われる事もあるのではないかと気を使わなければなりません。
最近ではこんな話を聞きました。「彼女がいない男性」が犬を飼うらしい。そうすると女性が話しかけてきて、会話が始まる。下心に関してはノーコメントですが、それにしてもそれほどのインパクトを犬自身が連れてくることが出来るということは尊敬すべき彼らの能力ではないかと思うのです。
【バギーと犬 ちゃんと横について待っています】
僕が住むウィンブルドンでは犬同士のコミュニティがすでに完成している。やはり毎日公園に同じ時間に行ってみるといつもの顔ぶれだし、だんだんと彼らの名前を覚えてきて楽しい。そして、相手も犬や自分に害がないと分かると自然とコミュニケーションが始まる。これは現代社会において非常に大切なことだと思うのです。
また、イギリス犬コミュニティの素晴らしい所の一つとして「あまり深くは干渉しない」という事があげられるかもしれない。多くの飼い主は一緒に散歩をするわけではない。彼らは個別に公園にやってきて、その場で会ったいつものメンバーに声をかけ挨拶はするものの、2~3分程会話するとまた犬の為に公園を歩き回っている。フランクな付き合いだなぁと、とても感心します。これは決定的な日本との文化の違いだと思います。
【公園に犬を連れてきて「祭り」に参加するというのもイギリスならではの光景】
それだけ多くの人々が犬を飼っていてコミュニティが形成されているるものだから、やはり監視の目やマナーに対するこだわりも強く、容易に犬を飼っている人々は所謂「悪いマナー」を披露することが出来ない。トレーニングされていないと散歩し辛いし、糞の処理などは当たり前だという雰囲気が少なからず公園を綺麗にしている。(勿論、そんなことを一切考えていない悪い飼い主もいるにはいる。)
RSPCAが近隣の人の通報を聞いて、「ペットを虐待している・放置している」と判断した場合は、その飼い主からペットを取り上げられる文化を持つイギリス。また、以前お伝えしたように炎天下の中、車に放置されている犬を発見したら窓を割り犬を救出できる権限まで持っている。
【夫婦で犬を飼っている人も多い 一家に一頭ならぬ、一人一頭の世界】
そういえば先日、「何故、日本よりイギリスの方が起業しやすいか?」という話の中で「監視のシステム」に違いがあるというお話を頂きました。民主主義だと言えど未だに何者かが裏で管理している気がする。それが良い時もあれど、やはり一般人が生活をする上では幾分難しい面があるとか。
病院にしろ、市役所にしろ、イギリスでは「このサービスに満足してますか?」と聞いてくる謎の団体があるらしい。彼らは人々の生活を保護していて、国が人民を管理する事を徹底的に排除しているらしい。(驚くべきことは、警察ですらそういう団体に監視されているらしい)悪いことは出来ないという文化が国民の手で作られているようです。
【若者と犬という姿も非常に多い この国の人々はいろんな所で犬と触れ合っています】
公園の犬コミュニティは、一種の飼い主同士のマナーを守る監視軍団であると言えます。そういった伝統や想いという物がイギリスのペット文化を良いものにしているのだろうと感じました。
日本人文化を自然に活かしながら、犬社会をより良いものにしていく。どの様な手段が日本にフィットするかを考えるかが非常に大切なのだと思います。
北の方に住んでいる,ばくと申します。
元来の犬好きで,現在、8歳のジャックと、6ヶ月のゴールデンとともに、家族と暮らしています。
日本人の男性にも(失礼)こんな犬好きの方がいるのだなあ,と思い、うれしくなってコメントしてしまいました。イギリスで犬を飼える幸せ...。
まだ,子犬の、ゴールデンのしつけに奮闘中ですので,相談に乗っていただければうれしいなと思います。
また,遊びに来ます。
by ばく (2010-09-21 19:53)
たっくんの満面の笑み(下心のない)で
「ハロー(こんにちは)」と言われたら、僕はハロー言います。
要は、気持ち(本気)と思い切りの良さやと僕は思います。
by harukaze (2010-09-21 22:18)
ばくさん
こんにちは、そしてコメント有難う御座います。
ゴールデンレトリバーは僕の一番好きな犬。是非、お逢いさせて下さい。
イギリスはやっぱり犬にとっては良いですね。
by takuyashimomura (2010-09-22 01:10)
harukazeさん
コメント有難う御座いました。
気持ちと思い切りの良さ。今後も必死に追及していきます。
by takuyashimomura (2010-09-22 01:11)
まいど、しもたくさん。以前にもコメント書かせてもらった、アメリカはサンフランシスコ郊外に住む、Gumiです~
しもたくさんも関西人??私も怪しい、大阪人です。。(ーー;) アメリカに人生の半分も住んでしまったのえ、かなり怪しい関西弁。。
さてさて、先日、日本から、”犬と猫と人間と”というDVDが届き、早速みました。 ドキュメンタリーでなかなかよかったですよ! 機会があればみてください。。
その中で、ドッグトレーナーの方が何人か出てるんですけど、あきませんね。。日本のやり方まったく遅れてます。 ほんま、そこの場面だけみてたら、腹立ってきて。。笑
SITの言い方も、”おぉ~すぅ~わ~りぃ~” 長いっちゅうねん!! そもそも、犬が最初っから言葉をしってると勘違い。。
もしくは、チョークチェーンで痛みを感じさせてお座りをさせたり。。ひどい。。。
なんか、久しぶりやのに、長々と書いてしまいました。。すみません。。m(__)m
早く日本に帰って、犬のトレーナーを変えていってください!! 期待してまっせ~ \(^o^)/
by Gumi Bear (2010-10-03 11:19)
Gumi Bearさん
コメント何時も有難う御座います。関西人の誇りを持ってお互い頑張りましょう。
日本のトレーナーも良い人が一杯いらっしゃるでしょうけれど、やはり新しい風も多く入らないと駄目ですよね。
今後も応援とご声援宜しくお願い致します。
期待にこたえられるよう頑張ります!
by takuyashimomura (2010-10-04 05:29)
久しぶりだね。元気?
相変わらずロン毛だね。江口洋介みたいな髪型になってきたねって、重田も言ってたヨ。
ネット不調だったし、会社MSNとか入れなくなったから、またこっちからコメントするね。
お元気で~。
また会う日まで~♪
by はなまる (2010-10-08 21:25)
Hello from Osaka !
はじめまして。
わんちゃんと二人暮らしのAzukiと申します☆
ブログの記事とても興味深く、そして yes ! yes ! と頷きながら読ませていただきました。
私も2年ロンドンに住んでいました。
すぐに郊外に出られるので田園、羊と緑と大きな木とそこに流れる時間を愛して止みませんでした。(今も)
ロンドン生活満喫をこれからも分けてもらいますねっ♪
by azuki (2010-10-09 07:47)
はなまるさん
コメント有難う御座います。お元気ですか?
海外の水がどうやら合うようですね。毎日とても充実しています。
また、コメントお待ちしています。
by takuyashimomura (2010-10-09 17:38)
azukiさん
こんにちは、初めまして。コメント有難う御座います。
ロンドンの生活はエンジョイされましたか?難しい面もありますが、犬にとっては理想的な環境だと思います。
また、ロンドンに来られる事があれば御連絡ください。
by takuyashimomura (2010-10-09 17:39)
私の主人はイギリス人なのですが、日本の犬事情にはいつもびっくり呆れさせられっぱなしだと言っています。
そして、日本のどうぶつに対する規則が、全て、動物を嫌いな人を基準にして作られている事にも腹が立ちます。
しもたくさんのブログを読んでストレス解消させていただきます。
by Yoko (2010-11-15 17:42)
Yokoさん
コメント有難う御座います。
大切な事は犬事情から見られる日本文化の特徴だと思うんですね。
これから先、日本は色々と変わっていかなければならないと思います。犬を使ってというと変な意見かもしれませんが、最終的には人自身の価値観が変わらないと犬がかわりませんので、僕は犬と共に日本を変えたいと思います。
応援してください!
by takuyashimomura (2010-11-15 21:28)