犬と遊ぶ、楽しむ。 そんなライフスタイル。 [About me]
【やはり毎日癒される、家の庭から見た景色】
最近、「犬と遊ぶ」ということをテーマに色々と考えています。
イギリスで触れる犬環境と日本で触れる犬環境には、目に見える程大きな違いがあります。イギリスに来る前に漠然としか理解していなかった答えが、徐々に手に取るように理解出来てきたと思います。
何よりの違いは「犬を飼う」という事によってライフスタイルにどの様な影響が出るか?ということです。
また、それは「何故、犬を飼いたいのか?犬と一緒に暮したいのか?」という根本的な考え方からも違いがあると思います。
ドッグトレーナーやドッグビヘイビアリスト、またトップブリーダーやペットシッター。彼らは違う職種にしろ「犬」というものに関わる専門性を持ち合わせており、その分野にかけて一目置ける存在である事に違いありません。
そんな彼らとイギリスで出逢い話をした経験から感じた大きな衝撃は、彼らが『自らの愛犬との生活を何より愛し楽しんでいる』という一番ベーシックで大切な事実だったのです。それが強い「絆」を産むと思うし、そういったライフスタイルが「犬との生活」を素敵なものにしていると信じてやみません。
と、同時に考えてしまうのが『日本人の犬とのライフスタイルがどうしてもネガティブになってはしないか』という1つの疑問。
もしくは、『ネガティブなライフスタイルから抜け出す為に犬を飼ってしまってはいないか』という心配。
(勿論、これも1つの素敵な理由です。しっかりと知識を持った上で犬と暮せば素晴らしいハーモニーが生まれます。)
はたまた『犬を飼う。犬と暮す。という事で、ネガティブになっている人・家族・犬』がもしかしたら多いのではないか。
そんな事を率直に感じてしまいました。(素晴らしい生活の成功例が日本にも多々ある事も忘れてはいないです)
帰国した際に、また日本に居た時に、特に日本の都市部を中心に感じた「犬文化」の変容は、ペットとしての「犬」が日本社会のライフパートナーになるという事を感じずにはいられませんでした。
そのステージで自分は何が出来るのか?また、何がしたいのか?
そういった事を考えた時、この『犬と遊ぶ、楽しむ』というライフスタイルを創造する事が、日本の犬社会に良い変化を与えると思うのです。
【ディッチリーパークのチャリティーウォークで一緒に散歩したウェルシュコッカー】
そんな情報収集や探索を毎日する事が僕の仕事の1つです。イギリスで犬専門のジャーナリストとして、もう少し踏み込んでみようと思える『良いモチベーション』が出来たことがとても嬉しく思います。
そんな機会を与えてくれる犬達や大切な人達に改めて感謝です。
また、日本・イギリスでの情報が入ればブログを通じて伝えさせて頂きますね。
是非、今後とも応援何卒宜しくお願い致します。
2010-05-16 00:41
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コメント(6)
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うーん、どうでしょう。
犬との楽しい暮らし。
国による違い。
私には、日本では犬は家族の一員、というか旅行やカフェやら、犬友とのオフ会やら、健康管理、等、きちんとされているご家族が多いようにずっと感じています。
ただ、それはブログで読んで得た情報のみです。
ウチの住んでいるエリアは犬は家の中で飼うのが普通。散歩は皆さん庭があるので、行かずに庭で放牧。だから犬達は良く吠える。
日本みたいにカフェとかないし、連れて行けるお店と言えばペットストアだけ。
健康面で言っても、人間用の食べ物をご褒美に使ったりしている。予防接種も高いからパスしている飼い主さんが結構いるし・・・・・ウチは2匹連れていき、今年もまた500ドルの大出費です・・・うう、痛い。また3つのクラスの更新代もやってくるし、ああ、ペット貧乏とはウチのこと。イギリスの獣医も高いですか?アメリカ(というか私のいるエリアですが)あきらかに獣医代は日本より高いです。
といった印象を持っています。
イギリスはしもたくさんのブログを通し、本当に犬にとっては住みやすく、また人も犬に対して理解ある人が多い。
だけど、反対に捨てる人もあり、これは世界共通してそれを救う為の団体が頑張っておられる。
イギリスとアメリカは日本よりも、シェルターからレスキューする家庭が多そう。
あまりブリーダーにかかわらず、ミックス犬も人気がある(ペットショップではミックス犬が普通に売られている。)キビキビした生活リズムがない(かも)。
では、どの国が暮らしやすいのか。
イギリスかな~それとも、フランスかなぁ~。
日本とアメリカでは・・・うーん、広さからしたらアメリカ。でも、丁寧に飼っている家庭が多そうなのは日本。
これは、ただネットで見た情報だけをもとに見た私の偏見です:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
私は、いつも皆さんのブログを見て、「ああ、ウチも日本に住んでいたらなぁ。オフ会とかカフェとか、いろいろ楽しかっただろうな・・・」と、うらやましく思っています。
私の周りの人達は(このエリア)、犬は家族の一員。でも、犬は犬。という人が多く、私みたいに、犬は子供同然!という人はあまり出会えていません。
ドッグセンターであっても、そう。
つまらない~。私もオフ会参加したいです~。
by ボーダーママ (2010-05-16 10:24)
ネガティブ・・・確かに日本にはそんな風潮がありますね。
犬を飼うことを、ペットととらえれば、見栄え良くしようとか、ペットと行けないところはホテルに預けようとか考えてしまいます。
家族ととらえれば、健康のために何が必要かとか、愛犬と一緒にできることは何だろうと考えます。
散歩でも「行かなくちゃ・・・」ととらえるか「どこで遊ぼうか」と考えるかで、ストレスなのか、楽しみなのか大きく違ってきます。
また、ある意味一生懸命すぎて、心の負担となっている人がいるのも事実です。
“犬を飼う”という意味や目的は人それぞれですが、最近の日本では、ecoではなくエゴっぽくなっているような気がします。
もっと気楽に楽しむことができたら、そんな世の中や環境だったらいいのになぁ・・・
by JUDYママ (2010-05-17 08:58)
こんにちは!
いつも楽しく拝見しています。
犬との絆つくり、犬と遊ぶ事、それはひとそれぞれなのでしょうけど、基本的には今、目の前にいるこの動物はどういう状態かと観察する事が重要ですよね。
そこから、「怖がっているので、今はやめてみよう」
「とてもやる気に満ちていて、積極的だからもう少しやってみようかな」
「疲れていて集中が足りなくなったから休憩」
とかそういう小さな犬のサインをみて人が動くと犬は「あ、この人犬語わかるんだ!」と一気に信頼関係が強くなります。
いやサイン一つ読みとり、それに応えてあげると、噛みついたりする犬は少なくなります。
攻撃の7段階というものがありますが、第一段階を見逃せば、「この人はわからないからもう一段階うなってみせてみよう、それでもだめならスナップだ。」と犬は考えているのです。
日本では今「子犬の社会化」の重要性が一般の飼い主さんにも伝わり始めています。
そんな中、人の気持ちが先走って結果的にうまくいかないことが起きています。
「犬っていうのはね、4ヶ月までの社会化が必要なのよ。だからね、ほら、ドッグランに入れればいろんなわんちゃんと接するでしょう?だからいいのよ。けんかしそうになっても、我慢よ、我慢。止めに入っては、だめなのよ。犬同士学ばせなきゃ」
というご夫人がいました。
犬がけんかしそうなぐらい緊張、もしくはおびえて飼い主のそばを離れない状態で「ほら、いきなさい」と言われた犬はきっとこのドッグランでの経験は良い方向には行かないと思います。
日本のシェルターで犬のビヘイビアチェック、トレーニング、飼育に5年携わったのですが、引き取られてくる多くの犬たちは、人が好きという子は少なく、疑っている子が多かった。
知らない場所につれてこられて、よくわからないときに、知らない人が出入りし、なんだかわからないけど危険ではないなと感じるまでに、相当な時間を要する子もいます。
日本にいるこういう消極的な気持ちの犬たちも、穏やかに生きていけるように、私たち犬に携わるプロが支えてあげる必要があるのではないでしょうか。
犬だけじゃなく、「やらなくちゃ」と責務のように感じる飼い主さんにとっても、心の支えになる必要があると実感します。
by みらいこ (2010-05-19 11:36)
ボーダーママさん
いつもコメント頂きまして有難う御座います。ボーダーママさんからは、しばしばアメリカの犬ライフについてお聞きできるので、とても楽しいですし参考になります。
僕自身イギリスの全てが良い!という訳ではないのですが、やはりボトムのレベルが違う気がするんです。価値観や考え方といった方がいい気もしますが、犬に対しての配慮が他国に比べて断然に違う。
法律や清潔といった概念からみてみると、実は遅れを取っている部分も多々あるようです。唯、それに対しての犬を飼っている人たちの意識というものはかなり違いがあります。
英国民だからなのかなという気もします。自由の中で彼らは自分自身に規律を持っていて、それを犬との生活にも厳しく接しながら楽しみを見つけている。これも全てではありませんが、その様な気がしてならないのです。何より一般的なペットと人の関係が充実している。これは紛れもない事実ですからね。
いずれにしても、どの国でも愛犬をしっかり可愛がっている犬の飼い主がいればその犬は幸せだと思うのです。買われている→飼われている→暮しているという様な、犬が家族の一部になっているケースを、日本でもっともっと多く見てみたいですね。
有難う御座いました!
by takuyashimomura (2010-05-19 17:31)
JUDYママさん
こんにちは。いつもコメント有難う御座います。
日本でしばしば見かけるある意味一所懸命な犬の飼い主。このケースになってしまうと、犬も飼い主も不幸になってしまうことが多い。彼らに必要なのはまさしくリラックスだと思うのですが、どうしてもその様に持っていけない家族ってありますよね。
実際に日本の現場で働いているJUDYママさんにとっては、こんな悠長な事を言ってられないかもしれませんが、「意識」を帰ることで「文化」全体を変えれれば素敵だと思います。やはり「犬とどう暮らすか」がペットと飼い主にとってはかなり重要な項目であると思いますね。
もっと気楽に過ごせる世の中の創造。ドッグスペシャリスト達が出来る1つの未来の形かもしれませんね。
by takuyashimomura (2010-05-19 17:38)
みらいこさん
こんにちは。コメントいつも有難う御座います。
仰るようにビヘイビアリングの考えを持つことだけでも、ペットとオーナーの関係はかなり縮まると思うのです。そのサインを過敏にではなく、ゆっくりと汲み取ってあげると犬も段々その人に信頼していく。そういうケースは良くありますよね。
センターに預けに来る、また引き取ったは良いが返してくるケースには「犬が持つ問題」も勿論ありますが、それを引き出した「飼い主の責任」の方が強い気はします。勿論、一般的に人間生活する中で犬を飼うわけですから、彼らを咎める事は私達には出来ないと思うのですが、「教育」という面では大いにドッグスペシャリストが先頭に立って支えて行かなければならないのではと感じます。
ご紹介いただいたご婦人の例が良くあるケースですよね。やはり彼らは犬をモノだと考えている。いや、人間すらその様に扱ってしまう人もいることを考えると、今の日本の環境を疑わずにはいられません。(ごく、一部のケースですが…)
折角、自然に囲まれた国なのに「なんで?」と思うケースが多々あり。みらいこさん、お仕事頑張ってくださいね。
by takuyashimomura (2010-05-19 17:45)