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イギリスの総選挙 犬業界はどう影響を受けるか? [イギリス人の犬との暮らし方]

本日、イギリスでは総選挙の投票が開始されました。

政治に特別詳しくない僕ですが、連日のニュースによりどういった党が人気で、どういった党が出馬しているのかという位は、さすがに毎日インプットされています。

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チャリティーウォーク中での素晴らしい森の景色

この所、愛護団体のボランティアに行っても、ドッグトレーニングをしにいってもこの話題で持ちきり。というのも、次回の首相は保守党のディビット・キャメロンが有力であろうと言われており、この人がオックスフォードにあるウィットニーというエリア出身という事実もあることから、多くの方が今回の選挙に積極的なように見えます。(僕はイギリスに来てからずっとこのエリアに住んでいます。)

先日訪問したチャリティーウォークにも、過去参加していた事があるデイビット・キャメロン。屋内のドッグトレーニング施設を持ちながら、自宅・駐車場・屋外トレーニング施設までをも持つTonyらにとっては、現在全ての建物に対し税金を取られる現状から考えても、是非とも保守党に勝って欲しいらしい。

一般的な個人事業主に対しては、「節税」という考えは非常に重要だと思います。税金が少なくなるだけでも、かなり生活が変わってくるのでしょう。全ての建物・施設に対しての税金を、たった一つにしてくれるだけでも大きな違いがありますよね。

とはいえ、期待でしかないわけだけれども。

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ペットショップにしろ、ドッグビヘイビアリストにしろ大変な出来事

果たして、動物愛護に与える影響はどうか。彼らがボランティア団体であれ、政治に影響される事は言うまでもありません。今現在政権を握っている労働党から、もし保守党に変わる事があればこれはイギリスにとっても大きな変化。人間が苦しい状態の中で、動物愛護団体に対する規制が厳しくなる事も十分考えられるのです。

唯でさえ、薄給で働かなければならない動物の仕事においてこれ以上の抑圧はかなり厳しいものだと予想できます。潤沢な資金がない(らしい)イギリスにとっては、イギリス人の好きな動物達にどう立ち向かっていくのか。こういった事も今後、非常に注目しておかなければなりません。

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そんな事、私達には関係ないわよとテリア達

勿論、犬大好き国家のイギリスであっても犬に参政権はありませんから関係ないわけですが…。

そんな最中、先日は面白い写真が取れました。ロンドン南部にあるワンズワースという街を歩いていたところ。こんなサインが…。

P1100394.JPG
電柱に張られていた面白い内容のサイン

ちゃんと糞はひろってね
犬はリードにつないで散歩してね
MAXIMUM 4 DOGS ALLOWED

?
??
???

犬は最大4匹まで

え、それ以上散歩する人いるんですか?と思いました。
(なんか昔事件でもあったかなと思わせますよね。日本では2匹でもそう見ないのに…。犬も一人っ子なのかな。)

これは、ドッグウォーカーという仕事を持った人への警告だろうか。
それとも、シーザーミランはイギリスにはいらないという警告だろうか。
彼は大量の犬と散歩できるという事でも有名

政治が変われば、こんな些細な規制が変わるかもしれません。
といっても、これは街中の条例のお話。

今後もイギリスの総選挙、是非注目です。

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イギリスは今、菜の花畑が広がりとっても綺麗です
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JUDYママ

こちらでも、ブラウン首相の失言についてはニュースになっておりました。
私のしつけ教室のあるペットショップにも5匹のワンコを連れてくる人がいます。
大合唱で入店するので、ちょっとご迷惑かも???
しつけ教室に通った人は、自分のワンコがおりこうさんになったので、もう一匹・・・二匹・・・と多頭飼いする人が多いですよ。
それはそれでよいことなんですが、多頭飼いになったとたん、収集が付かなくなっているのも事実。
再度、しつけ教室に通ってこられる人もいます。
ワンコ、100頭100色ですからね。
しつけに通う人は、他人に迷惑をかけてはいけないという意識も高くて、うれしいです。
みんなそういう飼い主であれば、日本もワンコの地位が向上するのですがねぇ・・・
by JUDYママ (2010-05-06 20:15) 

nowhere

こないだ 窓から見かけたヒトは 6匹連れていました。ワンズワースなのに~。w
クラパムコモンとか ワンズワースコモンには ウォーカー職のヒトがけっこういて 5~6匹連れてます。
by nowhere (2010-05-07 05:50) 

ボーダーママ

たしかに、JUDYママさんの言うように、
最初の犬が手を焼かなくなったら、新しい犬が欲しくなる。うん、これはそのとおりです!
私がそうでした。
黒ラブのジュピターが4歳となり、ある程度落ち着いてきたので、新しい犬が欲しくなった。
が、想像以上に多頭飼いには最初手を焼きました。そして、2匹同時にしつけ教室も考えたりしました(結局ジュピターは行かなかったけど)
うちはシリウスの引っ張り癖が治らず、また2匹同時に散歩に連れて行くと私が引きずられて転ぶ勢いなので散歩は別々です。
4匹同時にって、どんなだろう( ̄▽ ̄;)
シザーさん、すごい数の犬を同時に散歩につれていってますよね。時々、スペシャルなローラーブレード着用で犬の散歩に行ったり。
すごいわぁ・・・・・( ̄▽ ̄;)
by ボーダーママ (2010-05-07 10:31) 

takuyashimomura

JUDYママさん

コメント有難う御座います。いや、こんなニュースが日本でも話題になっていたとは知りませんでした。英語だとニュースが聞き取りにくくて、意外に日本語のサイトをみてそうだったのかと納得すること多々ありです。

自信をもって多頭飼いすることには全く異論はありませんが、日本人の一般的な環境(旦那は仕事、奥様もパート、子供は学校)などで考えれば、いくら家が広くても僕はお薦めしませんね。やはりその分かける時間がどう考えても多くなりますから、現実的な目線から見て一頭で十分なはずです。

また、個別に飼っていて安定しているからといって、多頭飼いするケースもあるようですが、それが原因で愛護センターに届けられる例もざらではありません。個人的にも2頭飼っていた時は色々と問題も出ましたし(それが勉強にはなりました)そう考えるとやはり多頭飼いはプロ以外はするべきじゃないんじゃないかと思います。

しつけに通った人は確かに一般の方よりも、他人への迷惑について考えてられる方が多く、仰るように素敵な事だと思います。但し、最近見るケースとして(また、改めてブログに記載予定)間違った考え方で「迷惑かけちゃいかん!」と思うと、とんでもない犬に仕上がってしまうのでコレも大変です。

常、勉強です。コメント有難う御座いました。
by takuyashimomura (2010-05-08 18:35) 

takuyashimomura

nowhereさん

こんにちは。コメント有難う御座います。
6匹ですか…。凄いですね。しかも、ウォーカーで5~6匹散歩させるという事は、相当な力が要ると思います。(おそらく、色んなところからの犬を同時に散歩させている可能性が考えられる為)
ロンドンに移ってドッグウォーカー職を始めるのも面白い気がしました。
by takuyashimomura (2010-05-08 18:41) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

こんにちは!コメントいつも有難う御座います!

日本人の一般家庭には、逆に多頭飼いできる経済的余裕はあるという事かも知れませんね。そういう方だからこそ、しつけ教室に通おうという発想も出るのかもしれません。

また、同時に日本人がそれだけ犬に癒される必要性があるという事でもあるかな。イギリス人の中にもそういった目的で飼う人もいるだろうけど、やはり犬は犬なのでそこは意識の違いが育て方に出てきます。とても面白いです。

ボーダーママさんや僕のように、多頭飼いで苦労した人から考えると4匹同時は凄いですよね!シーザーミランも凄い。ローラーブレードは宣伝用だと思いますが、それでも凄い。真似して怪我した人がいないことを望みます。

それだけ散歩量が必要だという事は、紛れもない事実です。犬によって差はありますが、運動はストレスと直結しますからね。

コメント有難う御座いました!
by takuyashimomura (2010-05-08 18:47) 

やこちゃ

はじめまして。ちょくちょくお邪魔しています。

お若いのに、言葉使いも姿勢もまっすぐの方で私も見習わなければ!と思っています。

私も動物についてイギリスで勉強しています。野生生物保全です。イギリスのすべてに共感するわけではないけれど、たまにあまりにも日本の現状の悪さには言葉を無くします。

私の地元は名古屋なのですが、市長さんが代わり、名古屋弁ばりばりの市長になりました。今年名古屋では生物多様性会議が行われます。それをアピールしている市長です。

しかし、前の市長が許可した東山動物園の再生計画(今の飼育動物達の環境をよくする案)をあっさり棄却してしまいました。

東山動物園がとった市民へのアンケートでは、「糞のにおいのしない動物園にしてほしい」「動物にもっと触らせてほしい」というコメントが多数よせられました。

市長にしろ市民にしろ動物をものとして見ている、そんな姿勢に落胆しました。

とこんなネガティブで長いコメントですみません。
近い将来押し付けにならないやり方で、私も日本人と自然、動物の関係が変わって行けるようがんばりたいです。

がんばってください。

ps
私の主人の実家がチャールブリーでチッピングノートンがとても近いです。今年犬を飼うかもしれません。(わたしの修士課程修了後)レスキュードッグを希望していますので、もしいつかお会いできたらいいなとおもいます。




by やこちゃ (2010-05-09 01:08) 

takuyashimomura

やこちゃさん

こんにちは。コメント有難う御座います!

ブログを始めたきっかけも、同じイギリスで動物の関係で働いている方と出逢えればとても素敵だなぁと思ったからです。

名古屋市長有名ですよね。僕はあの人の話し方が好きでした。方言に愛着が湧きました。
また、日本の一般人が動物をモノと考えている事は前々から僕も気になっていました。やこちゃさんが指摘されているように、こういったところ(動物に対しての意識)が変わらないと日本での動物生活は変化していかないでしょうね。

私は押し付けになるかもしれません。それでも日本人と自然、動物の関係が変わるように達成したいと思います。自分が色々と動物から影響を受けたように、動物を通して様々な人に素晴らしさを実感して頂きたいなと考えています。

がんばります。今後とも応援宜しくお願いいたします。

PS チャールブリーは先日車で行きました。アフタヌーンティーでもと思ったのですが、本当に村という感じである意味びっくりしました。是非、ご連絡させてください。

shimotakkun @ msn.com
(空白を詰めてメール頂けると嬉しいです。)
by takuyashimomura (2010-05-09 03:55) 

やこちゃ

しもたくさんは押しつけでは無いですよ。上から教える姿勢ではなく、人が自分から知りたいと思えるような情報発信をされていると思います。わたしの場合は感情的になりすぎて押しつけになることが多々ありますので、理性を保って情報発信できるようになりたいです。
by やこちゃ (2010-05-10 20:10) 

takuyashimomura

やこちゃさん

こんにちは。コメント有難う御座います。

そのように言っていただけると、とても嬉しいです。まさしく意図したとおりに伝わっていれば良いんですが。

修士課程頑張ってくださいね。応援しています。
by takuyashimomura (2010-05-10 22:19) 

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