Blue CrossでのDog Behaviouring [Dog Behaviouring]
ここイギリスで、僕は幸いブルークロスでの犬のお仕事の手伝いをさせて頂いています。
その中でも、一際日本のペット文化・犬文化に役立てられると考えているのが
このDog Behaviouringです。
【アラスカンマラミュートのSmokeyをビヘイビアリング】
出来る限りこのセッションに参加させて頂いている訳は、数多くの経験こそ、この分野において非常に大切だからです。
一般的な机の上での座学も必要ではあるが、問題のケースの量から考えても、どれだけ多くの犬種をどれだけ多くのケースを経験したかが直接そのBehaviouristの能力に関わってきます。
本日は立て続けに5匹の犬とおまけに1匹の猫でした。
<犬種と問題行動の相関図>
・スタフォードシャーテリアのクロス (隣の家の犬と喧嘩した)
・アラスカンマラミュート (人の足を噛む)
・ハウンド系のクロス (他の犬を拒む 吠えたら止まらない)
・コリー (スタッフ以外の人に対して、エリア外から来た場合牙をむく)
・ロットワイラー (外出時での他の犬に対しての攻撃性)
【Dog Behaviouring中の談話の様子】
問題は1つかというと、そうではありません。また、この問題が全ての行動の根源かというとそうでもありません。
大切な事はオーナー・世話をしている担当者との会話。そして、そういった話の流れからの推測。
実際に犬を見ての犬の行動からのアプローチ。そして、判断と次に向けての課題提案。
コンサルタントの仕事と全く同じです。より高度な技術を要求されている気はしますが、基本的には同じです。
トレーニングとは違ったアプローチというのはここにあります。マンツーマンのトレーニングとも意味が違います。
問題行動のヒントや、Warning(危険信号)は犬自身が与えてくれます。
彼らのそういったサインを見落とさないのも、Dog Behaviouristの仕事なのです。
【ロットワイラーの彼女はポケットのチーズを待ち構えています】
今日の収穫は大きなものでした。
・スタフォードシャーテリアのクロスは、素敵な社交性の持ち主でした。子供が4人もいる家庭ですが、見事に慣れ親しんでいます。
・アラスカンマラミュートは、運動不足によるストレスが原因でした。芝生一杯の上で、しっかり遊んであげる。ストレスが攻撃性や吠えに発展しやすいワーキングドッグならではの症状です。
・ハウンド系のクロスも同じくエネルギー漲る犬でした。他の犬を受け付けない原因は、彼自身のコミュニケーションの技術ではなく、一時的なストレスが原因のようです。
・コリーの繊細さはイギリスでは極めて目につきます。動くものを追ってしまうだけでなく、それがストレスの原因になる。
・ロットワイラーは相手の動きが鍵でした。比較的大人しくコミュニケーションの手段を知っている犬からは、全く攻撃性も見せず素晴らしく正しい動きを見せてくれました。
上記だけでなく、多くの要因が複雑に絡み合い、何か1つの問題として犬から浮かび上がってきます。
日常ではそういった問題(犬が発している危険信号)に飼い主自身が気付いていないケースがほとんどです。
また、何度もいうようにそういった問題の原因は、基本的に飼い主との生活の中での悪習慣です。
そういった問題ケースの山が、ブルークロスを始めとした多くの動物愛護団体にはあります。
こちらで見る極端なケースの前に、家庭でそれを予防する事がどれほどの犬と飼い主の幸せを救うか。
その未来の可能性の為に、辛いですがこのようなケースを数多く体験することに意味があると考えています。
【彼らは元ブルークロス出身 現在は素敵な飼い主によって新たな人生を刻む】
上の写真は、お世話になっているビヘイビアリストの愛犬達です。
一見強面のスタフォードシャーテリアのヌーボー(画面左)は、社交的で遊びも上手い。
おじいちゃん犬のリンゴ(写真中)は、我慢強く大人しい。
シーズーのマダム犬トゥルーリ(写真右)は、主張的だが指示に従順で扱いやすい。
Dog Behaviouristは、こう考えています。
『犬の本能(Natural Instinct)を活かしながら、人間との共同生活に溶け込むようにしてあげたい』
それは、犬の本能を殺すアプローチでもなく、一方的で即効性のあるアプローチでもありません。
それだけに彼らから得られる幸せ度や完成度は、非常に高いと思います。
いずれ多くの人がこういった形での犬との幸せの絆を手に入れられるように。
難しく辛い仕事ですが、生きがいや幸せを創造できる素晴らしい仕事なのです。
その中でも、一際日本のペット文化・犬文化に役立てられると考えているのが
このDog Behaviouringです。
【アラスカンマラミュートのSmokeyをビヘイビアリング】
出来る限りこのセッションに参加させて頂いている訳は、数多くの経験こそ、この分野において非常に大切だからです。
一般的な机の上での座学も必要ではあるが、問題のケースの量から考えても、どれだけ多くの犬種をどれだけ多くのケースを経験したかが直接そのBehaviouristの能力に関わってきます。
本日は立て続けに5匹の犬とおまけに1匹の猫でした。
<犬種と問題行動の相関図>
・スタフォードシャーテリアのクロス (隣の家の犬と喧嘩した)
・アラスカンマラミュート (人の足を噛む)
・ハウンド系のクロス (他の犬を拒む 吠えたら止まらない)
・コリー (スタッフ以外の人に対して、エリア外から来た場合牙をむく)
・ロットワイラー (外出時での他の犬に対しての攻撃性)
【Dog Behaviouring中の談話の様子】
問題は1つかというと、そうではありません。また、この問題が全ての行動の根源かというとそうでもありません。
大切な事はオーナー・世話をしている担当者との会話。そして、そういった話の流れからの推測。
実際に犬を見ての犬の行動からのアプローチ。そして、判断と次に向けての課題提案。
コンサルタントの仕事と全く同じです。より高度な技術を要求されている気はしますが、基本的には同じです。
トレーニングとは違ったアプローチというのはここにあります。マンツーマンのトレーニングとも意味が違います。
問題行動のヒントや、Warning(危険信号)は犬自身が与えてくれます。
彼らのそういったサインを見落とさないのも、Dog Behaviouristの仕事なのです。
【ロットワイラーの彼女はポケットのチーズを待ち構えています】
今日の収穫は大きなものでした。
・スタフォードシャーテリアのクロスは、素敵な社交性の持ち主でした。子供が4人もいる家庭ですが、見事に慣れ親しんでいます。
・アラスカンマラミュートは、運動不足によるストレスが原因でした。芝生一杯の上で、しっかり遊んであげる。ストレスが攻撃性や吠えに発展しやすいワーキングドッグならではの症状です。
・ハウンド系のクロスも同じくエネルギー漲る犬でした。他の犬を受け付けない原因は、彼自身のコミュニケーションの技術ではなく、一時的なストレスが原因のようです。
・コリーの繊細さはイギリスでは極めて目につきます。動くものを追ってしまうだけでなく、それがストレスの原因になる。
・ロットワイラーは相手の動きが鍵でした。比較的大人しくコミュニケーションの手段を知っている犬からは、全く攻撃性も見せず素晴らしく正しい動きを見せてくれました。
上記だけでなく、多くの要因が複雑に絡み合い、何か1つの問題として犬から浮かび上がってきます。
日常ではそういった問題(犬が発している危険信号)に飼い主自身が気付いていないケースがほとんどです。
また、何度もいうようにそういった問題の原因は、基本的に飼い主との生活の中での悪習慣です。
そういった問題ケースの山が、ブルークロスを始めとした多くの動物愛護団体にはあります。
こちらで見る極端なケースの前に、家庭でそれを予防する事がどれほどの犬と飼い主の幸せを救うか。
その未来の可能性の為に、辛いですがこのようなケースを数多く体験することに意味があると考えています。
【彼らは元ブルークロス出身 現在は素敵な飼い主によって新たな人生を刻む】
上の写真は、お世話になっているビヘイビアリストの愛犬達です。
一見強面のスタフォードシャーテリアのヌーボー(画面左)は、社交的で遊びも上手い。
おじいちゃん犬のリンゴ(写真中)は、我慢強く大人しい。
シーズーのマダム犬トゥルーリ(写真右)は、主張的だが指示に従順で扱いやすい。
Dog Behaviouristは、こう考えています。
『犬の本能(Natural Instinct)を活かしながら、人間との共同生活に溶け込むようにしてあげたい』
それは、犬の本能を殺すアプローチでもなく、一方的で即効性のあるアプローチでもありません。
それだけに彼らから得られる幸せ度や完成度は、非常に高いと思います。
いずれ多くの人がこういった形での犬との幸せの絆を手に入れられるように。
難しく辛い仕事ですが、生きがいや幸せを創造できる素晴らしい仕事なのです。
2010-04-15 06:14
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テストメールです。
実は・・・違う人物が母のかわりでメールしてます。
さて、誰でしょう?
by ジャズ母 (2010-04-15 18:35)
ジャズ母さん
こんにちは。コメント有難う御座います。
すみません、どなたか解りません。
宜しければ教えてくださいね。
by takuyashimomura (2010-04-15 18:59)
ご訪問&niceありがとうございます。
by ぴーすけ君 (2010-04-15 20:39)
はじめまして!
nice!ありがとうございます。
とても充実したお仕事をなされてるようですね。
犬との幸せの絆。。今日はいい言葉を頂きました。
そうあるように自分も努力していきたいと思います!
by phantom_s (2010-04-15 23:42)
ご訪問&nice!ありがとうございました。
ワンちゃんのしつけは大変ですね。
by えのみ (2010-04-16 02:01)
ぴーすけ君さん
コメント有難う御座います。これからも宜しくお願いします。
by takuyashimomura (2010-04-16 06:37)
phantom_sさん
こちらこそコメント有難う御座います!
是非、愛犬との絆頑張って紡いでください。
by takuyashimomura (2010-04-16 06:39)
えのみさん
コメント有難う御座います。大変ですが面白い仕事です。又宜しくお願いします。
by takuyashimomura (2010-04-16 06:40)
ご訪問&niceありがとうございました。
少し読ませていただいて、すごく興味をひきました。
こういう方にうちの様子も見てもらえたら・・・という気持ちが湧いてきましたよ。
勝手ながら読者登録させていただきました。
これから楽しみに読ませていただこうと思います。
by makitintin (2010-04-16 09:56)
makitintinさん
こちらこそ、コメント有難う御座います。
読者登録まで…。本当に有難う御座います!
日本に帰るとダックスの相手が仕事のほとんどになるんじゃないかと考えてしまいます、が是非楽しく犬と一緒に暮してあげてください。
また、こちらからも訪問させて頂きます。
今後とも宜しくお願いします。
by takuyashimomura (2010-04-16 16:47)