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Britain's got talent (Tina & Chandi) [Dog Dance]

スーザン・ボイルという人をご存知だろうか?

何故か日本の年末、紅白歌合戦にポール・ポッツという他のイギリス人と共に出場したり、そのビジュアルと声のギャップから日本でも人気のあった歌手である。
(イギリス国内での一時的ブームはとてつもないものがあり、勿論CDも発売されかなり売り上げている)

ちなみに、ポール・ポッツは07年の覇者、スーザン・ボイルはこの大会に参加しかなり上位まで登りつめた

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Britain's got talent

Britain's got Talentは、イギリスでは一番の人気番組といっても良い。それくらいまで注目される番組である。
ニュース・ラジオでもその様子が取り上げられ、新聞などにも予選を突破してくる才能もちは取上げられるほどの社会現象を起こす。イギリス人の競争好きが伺える一面でもある。

その2010年シリーズが今日からTVで放送された。そこの予選に、このコンビが登場した。

Tina & Chandi

どっかのバンドではない。人と犬。噂のドッグダンサーである。

たまたま、TVを見ていたので思わず見てしまった。「あ、この人とこの犬は?もしや…」と思った時には演技が始まっていた。

多くの落選が放映される中で、彼らは会場全体のスタンディングオベーションを誘う演技をした(みたい)。
犬好きのイギリス人が大いに感動している。彼らの演技を見て「今までで見た中で最高の犬だ」と、かの有名なルイ・ウォルシュという審査員も声高らかに吠えている。

コリー犬と一見ぱっとしないおばさんだが、そのスキルは凄いものがある。
ドッグダンスを一度も見たことがない人には、これは奇跡に見えるかもしれない。冗談だろという動きを犬がするからだ。

「あ、この人と犬は?」と思った理由は、今年イギリスに帰国してから参加したクラフツの予選で彼女とその犬のコンビを生で見ていたからである。あぁ、あの人かぁと思ってしまった。

そして、演技についても素晴らしくはあるが、この生で見たクラフツ予選ではもっと感動させたものも多々あった泣きそうになった演技(音楽とダンスのマッチが半端じゃない)という所までは至らない。それでも…。

こういったTVプログラムに出てきたという事。それが会場全体のスタンディングオベーションを誘ったという事。

それは、単純に考えてもドッグダンスのトップレベルというのは「人々に影響を与える力を持っている」という事だ。

元々、捨てられていたレスキュードッグであるという所もポイントかも知れない。

ドッグダンスは、犬をトレーニングすればここまで行くのだという1つの表現方法であると僕は考えている。
いずれにしろ、今後何処まで登りつめていくのかが非常に楽しみである。

http://tinaandchandi.com/
↑ 英語のサイトですが、その様子は伺えると思います!

Cruftsの予選が行われました! ~男性のDog Dancer~ [Dog Dance]

さて、この日記で「Cruftsの予選が行われました!」の内容は一旦、終止符を打ちたいと思うのですが、最後に世の中の犬好きの男性の為にも、そして自分自身にも自信になるであろう話で終わりたいと思います。

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ちなみにブログの内容だけでは雰囲気が掴みづらい様ですので、数点写真をUPします。上の写真は今回行われた会場の西会館です。「KENNEL CLUB」と大々的に書かれていますね。英国にはこういった施設が点在しているようです。この大きな会場を「Barn」(小屋・物置)的な表現をしていた友人にびっくりしました。

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中はこの様な感じです。観客席が写真を撮った側、そして左と右手にあります。奥の所は、審査員が座る席になっていて、今回はマリー・レイも司会・進行を務めながら場を盛り上げていました。競技する会場は20×25m程の敷地だったと思います。人工芝が敷かれた上を、犬と競技者がダンスしていくのです。

何はともあれ今回のセミファイナル、フリースタイルの優勝者は男性だったのです!

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コリー犬と共に、宝を発見するために冒険するという演技で一位に輝かれました。特に最後のクライマックスで、爆弾が爆発するシーンを飼い主と共に犬が目を手で隠すという演技がとてもかわいらしく、良い印象を与えていたように思います。

個人的には、こちらの英国紳士風の方の演技が非常に面白かったです。きっちりと「Heel Work」を行いながら、犬との信頼関係を見せている。男性でもしっかりと犬との絆が持てることに自信をつけさせてくれる内容でした。

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英国では、犬は男性の「Best Friend」だと表現されることが良くあります。結婚した男性の本当の気持ちを理解できているのは、飼い犬だけだ。もしくは、そういった秘密を共有できるのは犬だけなのかも知れませんね。

確かに、人には言いにくいこと、犬だったら聞いてくれるような気がしないでもないです。

Man's Best Friend-改めて、良い響きだなぁと思ってしまいました。

Cruftsの予選が行われました! ~Dog DanceそしてDog Dancerの魅力~ [Dog Dance]

Cruftsは勿論、犬の競技全体の大会ですので、Dog Danceしか行われないわけではありません。

それでも、一際このDog Danceに僕がひかれる理由は、それがまるでフィギュアスケートの演技の様に「観客をその演技に引き込む力」があるからではないかと思います。

思えば、「動物と出来る競技はないか?」と小学校の頃探していたからこそ、競馬や乗馬の「人馬一体の姿」にのめり込んだんですが、犬との競技というと「アジリティー」と言って、犬と人間が一緒に障害を乗り越えて、早くゴールするという競技しか思い浮かばず、また日本ではそれほど犬の競技は(未だに)メジャーではないことから、乗馬を趣味の一つとして選択したんだと思います。

それでも、「人馬一体」ならぬ「人犬一体」の姿がここにはあります。犬が好きな人から見れば、「こんな事がウチの犬にも出来るのか!?」と驚くでしょうし、興味のない方からしても「犬ってここまでポテンシャルがある動物なんだ。」と実感して頂けるに違いありません。

僕はとっても犬好きなので、今回の予選中はよく鳥肌が立ちました。かつて見たことのない「犬との絆」。それだけでなく、その演技を通して多くの人々を感動させているという影響力に惹かれずにはいられませんでした。

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この写真は「Heel Work」といって、あるルーティンを人と犬とのコンビネーションでダンスしながら演じきります。もちろんノーリード、そしてなによりノーリワードなので、普段のトレーニングの成果に加え、真に飼い主を信じれているか(おやつに惹かれているだけでは不可能という点で)が、競技の精度に関わります。おすわり、まて、ついてといった初歩的な運動だけでなく、犬が股の間を抜ける、トロット(スキップの様なもの)する、回る、止まる、演技する。本当に信じられない動きを繰り返します。まさに、乗馬のドレッサージュの様に素敵で、音楽とぴったりはまっていた時などは、観客の中に涙する方もいらっしゃいました。

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続いて「Free Style」。ステッキを使ったり、フラーフープ、スケートボード、本当に多彩な道具を使いながら「Heel Work」では出来ない表現力をここでは音楽に合わせて使うことが出来ます。僕が驚いたのは、犬が人間を飛ぶシーン。足をジャンプするだけでなく、背中に乗り、腕を駆け上がり、頭、さらに道具の上などドンドン音楽に合わせて嬉しそうにジャンプしていきます。可愛いジャンプをするチワワやジャックラッセルだけでなく、コリーやシープドッグ、シェパードなど中型から大型犬にかけては素晴らしい飛越を繰り返します。犬のポテンシャルを強く発揮できているのが、この「Free Style」の醍醐味であり、観客を楽しませる、良い演技を見せるという強い思いが形になったとき、感動が人々のもとに訪れます。

二つの写真はKathというドッグダンサーです。彼女も今回のセミファイナルを無事通過し、3月に行われるクラフツに見事出演する事になりました。本当に凄いことだと思うし、他のドッグダンサーに比べ、音楽によりマッチしたユーモアあふれるダンスがとても魅力的だったので、クラフツでも優勝も狙えるのではと思います。

先述したBlue CrossのボスであるJulieの友人でもあるということでしたので、写真を一緒に取って貰いました。「日本からはるばる犬の勉強をしに来ている」と伝えると、「喜んでお手伝いするわ」とちゃっかり教室のリーフレットを頂きました。うーん、営業力もありますね。

それでもクラフツでは絶対不可能なダンサーとの接点を作ること。これが出来ただけでも感謝感謝です。どうやらそろそろ、英国の犬業界の中で、最近変な日本人がうろついていると噂される日が来るかも知れません。こちらとしては願ったり叶ったり!どんどん色んな人とお逢いしたいと思います。皆さん楽しみにお待ちください。

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【ドッグダンサーKathと一緒に 30/01/09】

Cruftsの予選が行われました! ~Dog Danceという競技~ [Dog Dance]

今週は新しい家を探したり、車を買ったりで大変ばたばたしており、ブログの更新が遅れてすみません…。ようやっとインターネットにもつながり(イギリスはネット後進国だと思います。)、ブログが書ける環境が整いました。
昨日、土曜日はなんと「Crufts」の予選がCoventryの近く、Stoneleigh公園の敷地内にあるKennel Clubのセンターで行われました。Cruftsは、世界的にも有名なドッグイベントで、日本からもかなりの来客が予想されるビッグイベントです。その中でも、一際華やかなドッグダンス競技の準決勝がこちらで行われました。

イベントを紹介してくれたJulie(一番右)と、温かく迎えてくれた友達の獣医さんたちに感謝です。

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日本でも有名なドッグダンサーとお知り合いになることも出来ました。また、その事については記事を改めて書きたいと思います。是非、皆さんCruftsのイベントお越しください!
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