現代の犬のペット文化に、どんなドッグトレーニングが向いているのか [Dog Training]
本日のイギリスは、英国らしく雨模様でした。
その為、家に保存してあるドッグトレーニングのDVDをもう一度見直す事にしました。
初めてイギリスに来て、チャリティ団体から買ったDVDにJohn Fisher's wayというものがあります。
彼は英国でも一番メジャーである、所謂「おやつを使ったトレーニング」の開発者でもあり、APDTという最大規模のドッグトレーニングクラブの創設者でもあります。
そのDVDを観ながら、とてもシンプルで且つ大切な事に気づきました。
もしかしたら、これが僕のずっと探していた答えの結論なのかも知れない。その様に素直に感じたのです。
【オスカーというオックスフォードに住んでいた時の近所の犬】
日本で見た一般的なドッグトレーニング。また、アメリカで行われている一般的なドッグトレーニング。
双方に共通する点は、そのアプローチ方法が人が犬を何とかするというものだということです。
ドッグトレーニングが開発される背景に、人間社会に適する様に「人が犬を何とかしたい」という想いが先行していると強く感じられるのです。
対して、イギリスのドッグトレーニングはどうか。一概に全てが同じというわけではありませんが、アプローチ方法として「犬からサインを読み取り、人間社会に適する様にしたい」という想いが基本的に流れているのだと思うのです。
ドッグトレーニングという1つの言葉に関しても、基本的な概念が違う為にその方向性が変わっているのではないかと、その様に感じました。
「犬の問題行動の解決」といった同じ目的に対して、違うルートを通って人間は挑戦してきたのだと思います。
それが、現在受け継がれている様々なドッグトレーニングの形となってこの世に存在しているのです。
【秋田犬オーキーとティーゼルに囲まれて】
現代の犬のペット文化。そして、消費者として飼い主は何を求めているのか。
否、犬がペットとして、また人間が飼い主として幸せそうにしているのはどちらか。
それは明白に一般的なイギリスでのドッグトレーニングだと思うのです。あくまで主観です。
彼らは、「犬を何とかしたい」と考えているだけでなく、「犬が大好きな故に、その犬の意思や想いを聞こう」という根本的な概念を持っている。それが、イギリスの犬に対するペット文化が世界に際立ち素晴らしい要因なのだと、今日改めて悟りました。
という事は、コレは犬や環境の問題ではなく、一個人の頭の中での想い・概念・構想といったものが、犬の生活に強く反映しているのではないかと言う事。
ドッグトレーニング・しつけ・服従訓練・社会化・ペットとしての犬。これらのイメージや考え方をガラリと変えられれば、日本の犬文化も大きく変わるのではないでしょうか。
そんな風に考えていた今日の昼下がり。まずは、自分自身がそういう想いを持ち続けることが大切。
その為、家に保存してあるドッグトレーニングのDVDをもう一度見直す事にしました。
初めてイギリスに来て、チャリティ団体から買ったDVDにJohn Fisher's wayというものがあります。
彼は英国でも一番メジャーである、所謂「おやつを使ったトレーニング」の開発者でもあり、APDTという最大規模のドッグトレーニングクラブの創設者でもあります。
そのDVDを観ながら、とてもシンプルで且つ大切な事に気づきました。
もしかしたら、これが僕のずっと探していた答えの結論なのかも知れない。その様に素直に感じたのです。
【オスカーというオックスフォードに住んでいた時の近所の犬】
日本で見た一般的なドッグトレーニング。また、アメリカで行われている一般的なドッグトレーニング。
双方に共通する点は、そのアプローチ方法が人が犬を何とかするというものだということです。
ドッグトレーニングが開発される背景に、人間社会に適する様に「人が犬を何とかしたい」という想いが先行していると強く感じられるのです。
対して、イギリスのドッグトレーニングはどうか。一概に全てが同じというわけではありませんが、アプローチ方法として「犬からサインを読み取り、人間社会に適する様にしたい」という想いが基本的に流れているのだと思うのです。
ドッグトレーニングという1つの言葉に関しても、基本的な概念が違う為にその方向性が変わっているのではないかと、その様に感じました。
「犬の問題行動の解決」といった同じ目的に対して、違うルートを通って人間は挑戦してきたのだと思います。
それが、現在受け継がれている様々なドッグトレーニングの形となってこの世に存在しているのです。
【秋田犬オーキーとティーゼルに囲まれて】
現代の犬のペット文化。そして、消費者として飼い主は何を求めているのか。
否、犬がペットとして、また人間が飼い主として幸せそうにしているのはどちらか。
それは明白に一般的なイギリスでのドッグトレーニングだと思うのです。あくまで主観です。
彼らは、「犬を何とかしたい」と考えているだけでなく、「犬が大好きな故に、その犬の意思や想いを聞こう」という根本的な概念を持っている。それが、イギリスの犬に対するペット文化が世界に際立ち素晴らしい要因なのだと、今日改めて悟りました。
という事は、コレは犬や環境の問題ではなく、一個人の頭の中での想い・概念・構想といったものが、犬の生活に強く反映しているのではないかと言う事。
ドッグトレーニング・しつけ・服従訓練・社会化・ペットとしての犬。これらのイメージや考え方をガラリと変えられれば、日本の犬文化も大きく変わるのではないでしょうか。
そんな風に考えていた今日の昼下がり。まずは、自分自身がそういう想いを持ち続けることが大切。
2010-06-08 08:02
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コメント(2)
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只今、一気読みさせていただいています。古い方へのコメントでごめんなさい!でも、
「人が犬を何とかする」
にズバッとやられました。
どうしてイギリスの犬たちはこんなになじんでいるんだろう、と考えた時に、やっぱり環境なのだと思いました。
どうしても人間の生活に合わせて犬が我慢しなくてはいけない部分と、犬が必要としていることに人間が応えてあげられる部分と、そのバランスが違うのだと。
日本で仕事をしている時、ふと自分は我慢することばかり犬に教えているなぁ、と気付いた瞬間がありました。その方法が、楽しくて犬にやさしい方法であったとしても、やっぱり人間の生活に会わせる方ばかりに偏りがち。
犬が本当に求めているもの、を100%満たすことは難しいけれど、お互いが幸せに暮らしていけるバランスを見つけることが、私の大きな使命であるように、しもたくさんのブログを読んでいて感じました。
イギリスで得たことを、日本に合うように変換するのが、また至難の業だけど・・。
by orie (2010-07-03 08:42)
orieさん
こんにちは。また、コメント有難う御座います。
orieさんの様な方とイギリスで逢えた事は僕にとって大きな力となっています。それは、帰国した際に難しいと考えられていた僕なりの「ペットとしての犬の捉え方」を広めるという運動。これに近いアイデアや想いを持っている方と出逢えた事が財産だと感じているからです。
バランスが素晴らしい。もっともっとイギリスのペット文化を感じてみたいと率直に思います。
お互い、是非頑張っていきましょう!
by takuyashimomura (2010-07-05 04:27)