コレだけは覚えておいてください! (イギリス流ドッグトレーニング) [Dog Training]
【英国の青空の下でドッグトレーニング】
今日は前回同様、至極簡単な内容にしたいと思います。
(いつもどうやら書きたいことが後から出てきて、文章が脱線してしまう事が多いようです。すみません。)
コレだけは覚えておいてください!シリーズと言うことで、テストに出るわけではないですが、必ず覚えてほしい内容を書くことにしました。
ドッグトレーニングは奥が深く、犬という動物もまた簡単な生き物ではありませんが、今日はどの犬に対しても使える事実についてお伝えします。
コレだけは覚えておいてください!
犬に指示を出したい時には…。
①犬の名前を呼ぶ。
②コマンドを送る。
コレだけです。
逆に言うとこれ以上の事はしないで下さい。犬が理解できませんので結構です。
【午前中に開かれたドッグトレーニングクラス】
[簡単な解説]※既にシンプルではありませんね。
①犬の名前を呼ぶ。は、どういった意味があるのでしょう?正解は「テンションのひきつけ」です。
子供にして欲しい事を頼む時、相手に何かを伝える時、その前にするのは「話を聞くような状態にする」という事です。TVゲームに釘付けになっている子供、ビール片手に野球観戦を観ている旦那。何を言ってもこの状態では右から左です。犬も全く同じ。臭いをかいでいたり、他の犬や人に愛想を振りまいている時は右から左。まずは、自分の犬のテンションを自分に持ってきましょう。
②そして、コマンドを送る。コレは「お座り」「待て」「伏せ」などの指示です。
名前を呼ばれ飼い主に目がいっている犬は、静かにコマンドをささやくだけで結構です。もしくは、ハンドシグナルだけでもその犬がコマンドを覚えていればその通り動いてくれます。
如何でしたでしょうか?シンプルイズベストです。そして、大切な事はハスキーだろうがレトリバーだろうがハウンドだろうがどんな犬種にも共通している事です。雄雌問わず、年齢問わず同じです。
出来ていそうで意外に出来ていないのが現実です。今日から早速意識してみましょう。
PS ドッグトレーナーが犬を上手く操れるのは、彼らが肝を抑えているからです。決して神様やマジシャンではなく、しっかりとした基本がトリックや素敵なマジックの様に見えるのです。
2010-05-12 00:48
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コメント(4)
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このシンプルなものこそ、難しいのです( ̄▽ ̄;) 名前を呼んで犬の気を引けるかどうか。
訓練次第ではないでしょうか。
訓練と言っても競技向けとかではなく、いかに犬が飼い主を好きになってくれるか、飼い主こそ犬にとっての最上の褒美、となれるか、の
訓練ですが。
うちは今のところ、呼び寄せはできますが
それは服従であり、私が彼にとっての最上のご褒美にはなりえてない、と確信してます(涙)
(となりのシェパードが攻撃的でフェンス越しに吠えかかってくるので、シリウスが反撃行為に出るのです。が、まぁ、これは私の呼び寄せで止めさせることは可能です、というか、必ず呼び寄せますが・・・シェパードって攻撃性が強いのでしょうか。となりのシェパードは以前勝手に我が家の庭に侵入し、私達夫婦に吠えかかってきました。飼い主に教えましたがお詫びすらなしです・・・そして、このシェパードは自分の庭のフェンスの一部が欠損しているため、時々外に抜け出す、という我が家にとっては驚異であります。)
脱線しました。すみません。思いついたまま文章を書く癖があり、いつも長文になります。ごめんなさい。
とにかくですね、最後の文章のドッグトレーナーが犬を上手く操れるのは肝を迎えているから、というところになるほどと思いました。
基本こそ、一番大切ですよね。
でも、この基本こそ、難しい・・・・・( ̄▽ ̄;)
by ボーダーママ (2010-05-12 04:47)
ボーダーママさん
コメント有難う御座います。そして、仰る通りこの名前を呼んで反応するかどうかが一番の肝です。
お好きなマリーレイですが、彼女のトレーニングを見たときにとてもスムーズである事と、他の人とは明らかに違う事が1つありました。
それはとてもシンプルですが、彼女がトレーニングを始める前には必ず犬達にエンジンをかけること。そして、エンジンをかけた後は一度たりとも犬の集中力が終わるまで途切れない事です。
方法が気になるところですが、彼女の犬は所謂おやつでモチベーション付けされているので、エンジンをかける際には自分のテンションにも注意しながら(テンションや声・表情は上に持っていく)、右へ左へ「リコール」を使いながらチーズをポイポイ投げて、犬を目覚めさせます。
それから、もうたっぷり一般的には十分なほど犬の集中力が飼い主にのみにいっているのが、はたから見てもよくわかるわけです。一挙手一投足に集中している。その状態で初めて、ドッグダンスではないでしょうか。
なので、反対に言うと普通の家でリラックスしているペットが、ドッグダンスにチャレンジする際には、まずはココまでテンションと集中力のポテンシャルを引き出す必要があるという事です。ただの仲良しではダメだという事が、ここに現れていますよね。
僕の目指すところは、上述した「ペットとしての犬と絆を繋ぐ」ですので、よりベーシックかつリラックスしたものですが、それが基本を忠実に守るという一貫した習慣化によって、犬の信頼を徐々に勝ち取っていくという事ですね。
日本語で「訓練」と書かれれば、僕は同時に「厳しいもの」をイメージしますが、トレーニングは本来「Repetition」(繰り返し)による習慣化を外部から作りだすものです。そう考えれば、無駄なストレスというのは1つも必要のないことがわかります。
テンションを引く。集中力を引き出す。その状態で、指示を出し良ければ習慣化するよう褒美。悪ければ、叱る・無視するなど、犬が続けたくないなと思うような行動を取る。
たったそれだけですが、中々難しいですよね。是非頑張ってください。
PS トレーニングスクールは所謂、方法論を教えてくれる授業です。本当に頭の良い人は、家で自分なりに何度もその問題や方法が理解できるように静かに集中して繰り返し問題を解きますよね。それが、本当のドッグトレーニングです。
by takuyashimomura (2010-05-12 14:17)
うわぁ~、すっごい勉強になりました!
マリーレイさんが出ると、私の目の色が変わります(笑)それほど、尊敬しています。
と言っても遠いアメリカです。
彼女の姿はあくまで動画サイトで踊ってる姿しか知ることができません。
こうやって生で教えていただけるなんて、
私って幸せ~♪本当、ありがとう、しもたくさん!
早速、私もチーズほいほい、しなくては!
そうか、そうやってモチベーションを上げるのかぁ。いやぁ~本当、めちゃくちゃ勉強になったわぁ~。
確かに訓練て凄く厳しく徹底した服従訓練に聞こえるけど、トレーニングはもっと、こう、練習とか、研修とか、柔らかい受け止めかたになりますよね。
私はトレーニングでいきたいです。つまり、服従だけではなく、シリウスと親友になりたい。
しかし、本当、このシンプルなものこそ難しい。最近つくづく実感してます。
だって、このベーシックなものこそが、全てのものの基礎であり、それができなければ、何もできないのと同じですもんね。
マリーレイさんでやる気倍増したわ。
頑張ろう~(-^□^-)/
by ボーダーママ (2010-05-13 10:18)
ボーダーママさん
是非、頑張ってください!コメントも有難う御座います。
チーズをポイポイ投げるだけではダメかもしれませんが、そのやり方が印象的だった事を覚えています。日本でやったとしたら、「食べるものが地面に落ちる」という事実でさえ敬遠されそうですが、それが彼らの犬にとっては「探索」という楽しみであり「コマンドを聞けば欲しいものがもらえる」というしっかりとしたモチベーションになっている。計算かどうかはわかりませんが、素晴らしく説得力のあるトレーニングの流れになっていたことは本当です。
チーズ=モチベーション。ではないですからね。シリウスの特別ひきつけられるモチベーションがあるはずです。後は、それを上手く使いながら自分とモチベーションを合同させて信頼を作っていく。トレーニングをする時は、何が何でも集中力を引き出す。それが「練習の効果」に繋がっているはずです。
それでは、また良いニュースが聞ける事を来たしています。是非頑張ってください!
by takuyashimomura (2010-05-14 23:45)