ウェールズでのガンドッグトレーニング [Gun Dog]
念願だったイングランドからの出国。初めて国外のウェールズに行く事が出来ました。
とはいえ、陸続きである事と本当にイギリスの左端から少し出ただけなので言われなければ気付きませんが、看板が読めなくなったり(英語も書いてある)して面白かったです。
ウェールズだなぁと感じたのは、そこに山があるから。少し日本を懐かしんでしまいました。
【晴天に恵まれたウェールズでのドッグホリデー】
そしてこの度は、まいてぃさんというイギリスでドッグトレーニングの勉強をされている方と逢うことが出来ました。彼女が師事しているフィリッパ・ウィリアムスという先生と共に、イギリスの北ヨークからわざわざウェールズまでドッグホリデーとして20名弱のお客さんと一緒に来られたのです。
実は僕が住んでいるオックスフォード地域はイギリスのやや南、やや西という微妙な場所に位置し、広いイギリスの北ヨークに行くよりもウェールズの方が近く、そういった我侭をご考慮頂きこのウェールズツアーに1日参加させて頂いたのでした。
写真の通り素晴らしい天候に恵まれているだけでなく、東西南北どこをみても自然しかない場所。効果音は馬の歩く音と羊が「メェメェ」鳴いているだけ。しーんとすれば川の流れる音が聞こえてくるほど静かでした。
【トレーニングセッション前に集合し、レトリーブの順番を割り振る】
今回の目的は主に3つ。
①本場のガンドッグトレーニングを大自然の中で思う存分に堪能する。
②フィリッパ・まいてぃさんと話をする中で、自分の想いや進捗を話し合う。
③ガンドック用にトレーニングされた犬というのを生で見て観察する。
です。
【ワーキングタイプのゴールデンレトリバーというらしい やはりこの犬種が一番好き】
①は、朝から晩までトレーニングに参加させて頂き、とても為になりました。また、以前Tonyのガンドッグトレーニングを見ていた為少し予備知識があり非常に入り込みやすかった事と、今回のドッグトレーニングホリデーは合宿形式になっており、その後半の1日に参加できた為犬やオーナーのレベルが高かった事が見受けられました。
Tonyのガンドッグ編でも書きましたが、基礎はオビーディエンス(服従)です。参加者が一列に並んで放つダミー(練習の場合)や撃った鳥を取りにいける(レトリーブ)のはその時に決められた一頭だけです。即ち、他の参加者のターンの場合、自分の犬は必死になってそれを取りに行きたい欲求があるのですが、それをコントロールする必要があるというわけです。
今回見たガンドッグに参加していた犬とオーナーは素晴らしく、皆さんしっかりお座りをして待っています。犬の様子を見ていると「これ?取っていいの?行ってきていいの?」と飼い主に確認しているのが良く解ります。
【大自然に2頭と2人 素晴らしい光景です】
③のガンドッグとしてトレーニングされている犬を見ることはとても勉強になりました。ブルークロスでは問題犬の行動を観察するというのが主に仕事ですが、こうやって普段からトレーニングされている犬というのはまたペットとは大きくかけ離れており参考になりました。彼らはペットに比べ少しナーバスで神経質な面もありますが、ペットが備えていない能力を持ち、その時になると真剣になるアスリートの様なイメージです。
このペットとの違いというのが非常に僕の中では重要でした。それは、自分が育てたい犬というのはガンドッグやショードッグではなく、唯純粋に自分の生活の一部として人生を幸せにしてくれる素晴らしい犬なのだと心から実感したからです。それはガンドッグやショードッグがNOという訳ではなく、好みの問題なのだなと良く解りました。そして、飼い主のその意思や方向性によって、同じ犬でも育て方により大きく差が出るのだという事なのです。
ハウンド系やセター系、コリーやシェパードの羊追い系、こういった犬を都会で飼いたい人は多々いるものの、ペットとして飼うには飼う前に熟考しなければいけないという事なのです。勿論、性格によりどんくさかったり人懐っこかったりする個別性はあります。しかし、やはりその犬種が持つ特別な本能を理解してから飼わなければならない、改めてその様に思いました。
イギリスの様に、何千エーカーも土地をお持ちの方なら問題ないかもしれませんが、やはり非現実的ですよね。
【大自然 素晴らしいです この様な土地が日本にもあれば】
今回の最大の収穫は、②の語り合いでした。
フィリッパはお話好きで丁寧にゆっくりとした英語で話しかけてくれるので非常に解りやすく、意見の交換がスムーズに行え大変勉強になりました。
特に「何故、このトレーニング方法に至ったのか」という点。これは僕の人生にとっても非常に知りたい内容だったのですが、包み隠さず丁寧に教えていただきました。
僕はまだ、世界中の何処でもトレーニングという考え方は未完成だと考えています。つまり、犬によって個性があるだけでなく、犬種も違えば年齢も違うわけです。それに対して1つのトレーニングしかないというのは、あまりにも残酷であり、その文化を変えることだけでもペットとしての犬文化に一石を投じれると信じてやまないのです。
そういった事を話してみると彼女からはこういった返事を頂きました。
注:訳に誤りがある場合がありますので、これが本当かは解りません。唯、僕がそう解釈したのは事実です。
犬が根本的に好きであるという点。また、そういった犬をより理解したいという点。ドッグトレーナーはそういう根本的な目的を共有していないと、行ってはいけない仕事であると思います。なぜなら、先生として一般の知識の無い方々へその技術や考え方を教授し、それがその犬の人生を決めるからです。それゆえに、彼女は素直である事に集中し、僕はそういったスタンスに激しく同意したのでした。
【ウェールズの素敵な山々に囲まれながら】
資格や方法論、また知識を取得する事は何よりですが、もっと大切な事は信条でありその人自身の人格と人間力なのだと思います。
そういった人につく犬は本当に素晴らしい。そういった人と犬が生み出すコンビネーション(絆)は、本当に素敵です。
イギリスの犬が賢いといわれる所以はここにあります。イギリス人の中で犬を飼っている人自身のモラルや人間力が極めて高い。それが犬に伝達しているのではと、強く考えられるのです。(証拠はないですが…)
また、まいてぃさんと話すことも大変勉強になりました。彼女が日本に帰国した後の活躍がとても楽しみです。良い先生の下で、素晴らしいトレーニングの勉強をしている環境が羨ましく思えます。
ウェールズのガンドックトレーニングは、僕の人生史においても確実にMemorable Dayとなりそうです。
又、是非彼らの住むヨークへ訪問したいと強く思いました。今回は本当に有難う御座いました。
とはいえ、陸続きである事と本当にイギリスの左端から少し出ただけなので言われなければ気付きませんが、看板が読めなくなったり(英語も書いてある)して面白かったです。
ウェールズだなぁと感じたのは、そこに山があるから。少し日本を懐かしんでしまいました。
【晴天に恵まれたウェールズでのドッグホリデー】
そしてこの度は、まいてぃさんというイギリスでドッグトレーニングの勉強をされている方と逢うことが出来ました。彼女が師事しているフィリッパ・ウィリアムスという先生と共に、イギリスの北ヨークからわざわざウェールズまでドッグホリデーとして20名弱のお客さんと一緒に来られたのです。
実は僕が住んでいるオックスフォード地域はイギリスのやや南、やや西という微妙な場所に位置し、広いイギリスの北ヨークに行くよりもウェールズの方が近く、そういった我侭をご考慮頂きこのウェールズツアーに1日参加させて頂いたのでした。
写真の通り素晴らしい天候に恵まれているだけでなく、東西南北どこをみても自然しかない場所。効果音は馬の歩く音と羊が「メェメェ」鳴いているだけ。しーんとすれば川の流れる音が聞こえてくるほど静かでした。
【トレーニングセッション前に集合し、レトリーブの順番を割り振る】
今回の目的は主に3つ。
①本場のガンドッグトレーニングを大自然の中で思う存分に堪能する。
②フィリッパ・まいてぃさんと話をする中で、自分の想いや進捗を話し合う。
③ガンドック用にトレーニングされた犬というのを生で見て観察する。
です。
【ワーキングタイプのゴールデンレトリバーというらしい やはりこの犬種が一番好き】
①は、朝から晩までトレーニングに参加させて頂き、とても為になりました。また、以前Tonyのガンドッグトレーニングを見ていた為少し予備知識があり非常に入り込みやすかった事と、今回のドッグトレーニングホリデーは合宿形式になっており、その後半の1日に参加できた為犬やオーナーのレベルが高かった事が見受けられました。
Tonyのガンドッグ編でも書きましたが、基礎はオビーディエンス(服従)です。参加者が一列に並んで放つダミー(練習の場合)や撃った鳥を取りにいける(レトリーブ)のはその時に決められた一頭だけです。即ち、他の参加者のターンの場合、自分の犬は必死になってそれを取りに行きたい欲求があるのですが、それをコントロールする必要があるというわけです。
今回見たガンドッグに参加していた犬とオーナーは素晴らしく、皆さんしっかりお座りをして待っています。犬の様子を見ていると「これ?取っていいの?行ってきていいの?」と飼い主に確認しているのが良く解ります。
【大自然に2頭と2人 素晴らしい光景です】
③のガンドッグとしてトレーニングされている犬を見ることはとても勉強になりました。ブルークロスでは問題犬の行動を観察するというのが主に仕事ですが、こうやって普段からトレーニングされている犬というのはまたペットとは大きくかけ離れており参考になりました。彼らはペットに比べ少しナーバスで神経質な面もありますが、ペットが備えていない能力を持ち、その時になると真剣になるアスリートの様なイメージです。
このペットとの違いというのが非常に僕の中では重要でした。それは、自分が育てたい犬というのはガンドッグやショードッグではなく、唯純粋に自分の生活の一部として人生を幸せにしてくれる素晴らしい犬なのだと心から実感したからです。それはガンドッグやショードッグがNOという訳ではなく、好みの問題なのだなと良く解りました。そして、飼い主のその意思や方向性によって、同じ犬でも育て方により大きく差が出るのだという事なのです。
ハウンド系やセター系、コリーやシェパードの羊追い系、こういった犬を都会で飼いたい人は多々いるものの、ペットとして飼うには飼う前に熟考しなければいけないという事なのです。勿論、性格によりどんくさかったり人懐っこかったりする個別性はあります。しかし、やはりその犬種が持つ特別な本能を理解してから飼わなければならない、改めてその様に思いました。
イギリスの様に、何千エーカーも土地をお持ちの方なら問題ないかもしれませんが、やはり非現実的ですよね。
【大自然 素晴らしいです この様な土地が日本にもあれば】
今回の最大の収穫は、②の語り合いでした。
フィリッパはお話好きで丁寧にゆっくりとした英語で話しかけてくれるので非常に解りやすく、意見の交換がスムーズに行え大変勉強になりました。
特に「何故、このトレーニング方法に至ったのか」という点。これは僕の人生にとっても非常に知りたい内容だったのですが、包み隠さず丁寧に教えていただきました。
僕はまだ、世界中の何処でもトレーニングという考え方は未完成だと考えています。つまり、犬によって個性があるだけでなく、犬種も違えば年齢も違うわけです。それに対して1つのトレーニングしかないというのは、あまりにも残酷であり、その文化を変えることだけでもペットとしての犬文化に一石を投じれると信じてやまないのです。
そういった事を話してみると彼女からはこういった返事を頂きました。
「私はかつてシェパードを飼っており、その際のトレーニングは激しいものでした。(所謂軍用犬へのトレーニング)ペットへのトレーニングとして、ジョン・フィッシャーらと共にAPDTを考え付いた時は、これからのトレーニング方法は変わると確信しました。(ジョン・フィッシャーはAPDTという所謂イギリス式と謳われる発祥のトレーニング協会創設者)ところがAPDTは、叱ることはおろか犬が起こす問題を止める事が中々できないという少し甘やかしたしつけの体制でした。そこで、私自身はその間を自身のトレーニングとして使用する事にし、多くのケースに対応する事にしました。」
注:訳に誤りがある場合がありますので、これが本当かは解りません。唯、僕がそう解釈したのは事実です。
犬が根本的に好きであるという点。また、そういった犬をより理解したいという点。ドッグトレーナーはそういう根本的な目的を共有していないと、行ってはいけない仕事であると思います。なぜなら、先生として一般の知識の無い方々へその技術や考え方を教授し、それがその犬の人生を決めるからです。それゆえに、彼女は素直である事に集中し、僕はそういったスタンスに激しく同意したのでした。
【ウェールズの素敵な山々に囲まれながら】
資格や方法論、また知識を取得する事は何よりですが、もっと大切な事は信条でありその人自身の人格と人間力なのだと思います。
そういった人につく犬は本当に素晴らしい。そういった人と犬が生み出すコンビネーション(絆)は、本当に素敵です。
イギリスの犬が賢いといわれる所以はここにあります。イギリス人の中で犬を飼っている人自身のモラルや人間力が極めて高い。それが犬に伝達しているのではと、強く考えられるのです。(証拠はないですが…)
また、まいてぃさんと話すことも大変勉強になりました。彼女が日本に帰国した後の活躍がとても楽しみです。良い先生の下で、素晴らしいトレーニングの勉強をしている環境が羨ましく思えます。
ウェールズのガンドックトレーニングは、僕の人生史においても確実にMemorable Dayとなりそうです。
又、是非彼らの住むヨークへ訪問したいと強く思いました。今回は本当に有難う御座いました。
2010-04-25 03:24
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学生の頃、イギリスのロンドンに5日間フリーステイという自由旅行に友人と行ったことがあります。覚えているのは曇った空と、フィッシュ&チップに羽がついていたこと。
オレンジジュースを注文してコーヒーか?と聞かれたこと。
ロンドン郊外、およびイギリスがこんなに緑多き国であったことを、あの当時は知りませんでした。(下記写真参考)
今回のウェールズと言い、本当、自然豊かなのですねぇ。牧羊犬がのびのびと生活できるはずですね!
日本では土地が足りず、公園でもそう簡単に犬をリードなしで自由に走らせてあげるのは難しい環境なのかもしれませんね。
仕事をしている犬と、家庭犬の顔つきは確かに違うと私も思います。
仕事をしている犬の顔は厳しく見える。そして、飼い主に対する集中力が違うようにも見える・・のは私の気のせいでしょうか?
同じボーダーでも牧羊犬と家庭兼では違うように思えます。シリウスの実家で見た現役牧羊犬たちは警戒心が強く、そして顔つきも厳しかった。犬にとっての幸せがどちらかはわかりかねますが、私は仕事をしている犬達の顔が好きです。
ちなみにボーダーにショータイプとワーキングタイプがあるのは知っていましたが、ゴールデンレトリバーにもショータイプとワーキングタイプがあるのを初めて知りました。
勉強になりました!
by ボーダーママ (2010-04-25 06:56)
ボーダーママさん
こんにちは。いつもコメント有難う御座います。
恐らくですが、旅行や観光で来られた方は自然を回るというよりもやはり都市部しか移動できませんから、こういった自然に触れる事は中々難しいですね。僕も車を買わなければこれほどのものとは、知りませんでしたから。
日本でノーリードをしようと思うと、恐らくお金を払ってドッグランに行くしかないのだと思います。少し大変ですね、
今思い出しましたが、今回のお話の中で実際に牧場で生まれたコリーがブリーダーの生産するコリーに比べて格段に安く市場に出るのに、その能力は桁違いとフィリッパは仰ってました。彼女も仕事をする犬というもの、そして本能を発揮する犬の姿を見るのが好きなんだと思います。ボーダーママさんとそこは同じですね。
犬にとっての幸せは難しいところですが、やはり仕事をする犬(ドッグダンスやオビーディエンスも同じかもしれません)に対するトレーニングというのは少々厳しいスタイルの方が向いているのかもしれませんね。マリー・レイも気さくで面白いレッスンはしていましたが、実際に自分の犬をトレーニングする姿を見たわけではないですから、現状はわかりません。それでも、彼女の犬は本当にトレーニングに意欲的で(トレーニングする際にもらえるチーズに意欲的なのかもしれません)そのタイミングになると非常に真剣な顔をしていたのを思い出しますね。
参考になりましたでしょうか?
ちなみにゴールデンレトリバーのショータイプは笑えるくらい顔が潰れていて不細工でした。又、不細工なのが非常に可愛いと思ってしまうゴールデン好きがここにいますが…。同じ犬種なのに、ブリーディング・育て方で顔や容姿が変わるというのは何とも面白いですね。
by takuyashimomura (2010-04-25 17:22)
この度のブログ、大変共感しました。
私もしつけ教室という仕事をしていて、常々、同じようなことを考えています。
犬の犬生を決定してしまうのは、飼い主さんなのです。
ペットとして、飼い主さんが癒されたいという一方的な考えなのか、ペットを癒してあげたいのか、家族として暮らしていこうと考えているのか、何か共同作業を目的としているのか。
それゆえに、飼い主さんの考えをきちんと聞き取りしなければなりません。 そして、犬種傾向を踏まえた上で、飼い主さんが出来る範囲でのしつけとなるのです。 飼い主さんの意識を変えることは、非常に難しいですね。
犬をしつけるというよりも、そこが私の仕事だと思っています。 飼い主さんが変わろうとすれば、犬も変わっていくと信じているからです。
飼い主と犬の両方が幸せになるためのお手伝いがしたくてはじめた仕事ですから。
犬が嫌いなのに飼った人、衝動買いの人、ペットホテルに預けっぱなしの人、散歩に行けない人・・・なかなか日本の事情は難解です・・・
by JUDYママ (2010-04-26 09:08)
JUDYママさん
コメントいつも有難う御座います。
>飼い主と犬の両方が幸せになるためのお手伝いがしたくてはじめた仕事ですから。
本当にその通りだと思います。トレーナー自身がそういった方が増えてくれば、日本の環境も徐々に変わるのではないかと考えています。最も、根本的な「犬を飼う」際の知識がもっと一般的に高くならなければなりませんが、そういった底上げ・草の根の活動がしたいという思いもあります。
>犬が嫌いなのに飼った人、衝動買いの人、ペットホテルに預けっぱなしの人、散歩に行けない人・・・なかなか日本の事情は難解です・・・ 。
日本の現状が良くわかる解説有難う御座いました。こういったケースがあるのは日本だけでなくて、実際イギリスでも衝動買い、お金が無いなどの問題で多くの犬が手放されています。
そういった事を止めようという方向性と、そういった犬は可愛そうである、救おうという国民の多くの方向性がイギリスの犬文化の高さを表しているのだと思います。
ただ、日本も「犬は畜生」と扱う文化は徐々に時代遅れになっていますから、これからの時代は大きく変わるチャンスのある時代だと思います。
犬への意識が変われば、仰られるように飼い主さんと犬の幸せの形が増えてくるのだと信じて、お互い頑張りましょう!
by takuyashimomura (2010-04-26 15:49)
まさに動画サイトの賢いボーダーに憧れ、またその可愛い容姿に惹かれ、知識があまりないまま、ボーダーを飼ってしまった人間です。
最初、歴代の犬達とあまりにも違うボーダーに手を焼き、泣いたり落ち込んだり、教育は気をしようか、というぐらい悪戦苦闘しました。
「子犬のうちに新しい飼い主を探したほうがいいかもしれない」と心にもない弱音を吐く私に、旦那が「飼った以上責任を持て。一端家族として迎えた以上、家族を手放すなど許さない。一切、その言葉を口にするな!」と私に真剣に怒りました。
その言葉、いまでもとても尊敬しています。
そして、JUDYママさん、ルーシーママさんにブログで出会い、叱咤激励してもらい、今ではシリウス以外愛犬は考えれないぐらい絆が深まっています。
このような飼い主がたくさんいると思います。
トレーナーとは時に厳しい現状と対面しなければならない仕事だとは思いますが、その強さがあるからこそ、弱い飼い主を救うこともできるのだと思います。素敵な仕事をされているお二人がうらやましいです。頑張って下さい!
by ボーダーママ (2010-04-27 01:07)
ボーダーママさん
いつもコメント有難う御座います。
旦那が「飼った以上責任を持て。一端家族として迎えた以上、家族を手放すなど許さない。一切、その言葉を口にするな!」と私に真剣に怒りました。
素晴らしいだんなさんをお持ちで羨ましいです。また、だんなさんが犬に対してそういった意識を持っていることに感動しました!
日本で相談したらどうでしょうか。「ふーん」「そうなんだ、いいんじゃない?」になるんじゃないでしょうか。犬はまだまだその意識であるように感じます。また、人間性も日本人と外国人では変わってくるとは思いますが。
弱い飼い主というよりは、犬に対する意識の低い飼い主は多いのだと思います。自分の犬が家族だと真剣に考えれば考えるほど、大切にする度合いは増しますし、それに対する問題解決やトレーニングといったものにも力が入るはずです。
無論、強さと自信をもって仕事に取り組まなければならない仕事ではありますが、それ以上に犬の素晴らしさをなるべく平たく伝えてあげる。そういった力を視点を変えることで気付かせてあげる。こういった仕事なのだと思います。
犬の知識を持つ人間が、犬について熱く語らないでどうするのか。そのように思いますね。
今後も引き続き頑張ります!応援宜しくお願いします!
by takuyashimomura (2010-04-29 07:12)