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Rally-O Level 2 Dog Training [Dog Training]

ラリーオビーディエンスのレベル2の講座に行ってきました。
相変らず最近は天気が良く、今日なんて転寝してしまいそうな程暖かかったです。
(春だというのに服を着すぎているかもしれません)

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ラリーオビーディエンス(通称ラリーオー)参加者とその犬達

素晴らしい天候の中、朝の9時半から夕方4時までみっちりと講習
参加者も最後のテストに向けて張り切っていました。

前回のレベル1と違うのは指示されるコマンドの難易度が上がっている事。(ラリーオビーディエンスは進路上に指示された看板に従い、飼い主が犬に指示を出しそれをクリアしていくというラリーとオビーディエンスを合体させた一種の競技です)それから、大切な事はオフリードでテストが行われるということ。

つまり、日本で一般的に見られるオフリードにしたら何処かへ行ってしまったということでは、競技どころか危険きわまりありません。選ばれた有志達の戦い、それがラリーオビーディエンスレベル2なのです。(とはいえ、参加する犬はほとんど家庭犬である)

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レベル2からはこういったアジリティのジャンプの様な物も出てくる

すなわち家庭犬として飼いながら、その犬と楽しめるスポーツ。かつ、そのトレーニングが普段の生活でも活かせる様に設計されています。

例えば上の写真、アジリティの様な(アジリティはもっと高いでしょうけれど)ジャンプするエリアなどもあります。オビーディエンス(服従)が出来ている犬であれば、練習すればハンドシグナルと声だけ(ジャンプ!オーバ!などなど)で、ぴょんぴょん飛んでいました。面白いですね。

また、下の写真の様なトラップも出てきます。

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トラップエリア ここを犬の集中を引きながら、八の字に往復しなければならない

指示板には「8の字に旋回せよ」の文字。飼い主はここの手前で一端犬の集中力を確認して挑みます。というのも、このエリアには犬にとって最大に魅力的な「フード」がお皿の中に入っているからです。
(下写真参照)

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単にドッグフードを入れただけのようですが…。犬の嗅覚をなめてはいけません

全部で15から20の指示に従ってゴール。最大200点から、ミスしたポイントと内容を引き算していく形で採点されます。

午前・午後の部ともに、普段ブルークロスでお世話になっているJulieからボーダーコリー犬のHurryを借りて挑みましたが、中々面白いです。飼い犬ではない犬とオビーディエンスをするのはかなり難しいコマンドも微妙なテンションの違いで、反応が変わってくるので非常に参考になりました

特にラリーオーでは問題はありませんでしたが、Hurryを自由自在に操るJulieを見て「それさせて下さい!」とお願いしてみました。それというのは「Left」「Right」で犬が指示した方向へくるっと回るというトリック。かなり格好いいです。自分の犬が飼えたら是非教えてみたいトリックだと思いました。

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Heel WorkするHurryとJulie

ところが、男と女の声の違い(Julieと僕)イギリス人と日本人の違い(特にRとLの発音)テンションの違い(声のトーンなど)などで、一向に理解してくれません。それが、普段飼っている人と場当たり的にその犬を指示する時の違いです

微妙な動き(例えば肩、目、顔、手)を犬は見逃しません。右に回って欲しいのに、何故か顔を押さえる「ごめんね」ポーズをしてました。「こんな事まで教えているのかJulie」と逆に感心しましたが、どうやら僕に渡す手前にそのトレーニングをしたから、それをするとおやつがもらえると勘違いしたそう

悔しいので出来るまでやってやろうと思って、またJulieに返してどう指示を出しているか研究してみました。(飼い主のBehaviouringです)
すると、Julieは「Right」と指示をする前に小さく「ウー」と言っていることが解りました。もしくは、Hurryと呼ぶ延長線上で「イー」という小さい音が入ります

そうして、もう一度渡してもらってから実践すると見事に左右に回ってくれました。やっぱりボーダーコリーは賢い。(と、考えられる。)

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ラリーだよ全員集合の様子

トレーニング方法は様々でも、犬はその飼い主からしか多くを学べません。それ程、普段のトレーニングの仕方・生活習慣というのは大切で、犬はそれにかなり影響されて一生を過ごします。Hurryの「Left」「Right」トレーニングは声のみのハンドシグナルなしでしたから、他人がそれを操るには少しコツが要ります。その様に犬の行動というのは習慣で支配されているもので、又飼い主から常に良い面も悪い面も学んでいるという事がいえるでしょう。

改めて勉強になりました。それにしても天気の良い日の外セッションは気持ちよく楽しいです。これこそイングランドだなぁと実感できる一日でした。
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ボーダーママ

こうやって晴天下、競技や講習が行われるのって、良いですね♪
ウチの近所ではなさそうです。車でさらに1時間程奥の郊外に行けば、夏場は野外のイベントとかやってるようですが(フリスビー)、遠くて行けない( ̄▽ ̄;)
ラリーかぁ。ダンスの先生にダンスの基礎はラリーだと教えてもらいました。
瞬時に従う集中力。ラリーには必要ですよね。
ダンスにも必要です。
ああ、集中力欲しいぃ~。
ちなみに私はアクセントばりばりの英語を話します(と言っても旅行者レベルです)。
当初最初のクラスの時、トレーナーに「あなたはアクセントがあるから、シリウスは個人レッスンを受けた方がいいかもしれないわね。」というようなことを言われ、すごくショックを受けたのを覚えています。みんなの前で言われたんですよね、これ。
が、結局、別に英語の問題はなく、そのクラスにも十分過ぎるほど馴染みました( ̄▽ ̄;)
ただ、基本シリウスは私以外の人の指示はあまりききません。私の目を見て指示を反対に仰いできます。
私はそれをマザコンだからと思っていたのですが、もしかしたら、やはり私の英語の発音の関係があるのかもしれないですね( ̄▽ ̄;)
あと、最初は英語でコマンドを入れていましたが、トリックが増えるにつれ似たような意味合いの物は英語と日本語両方使ってコマンドの区別をするようになってきました( ̄▽ ̄;)
ふふふ、もはや、私以外誰もシリウスのトリックのコマンドを知るものはいない。
ちなみにクイーンイングリッシュとアメリカンイングリッシュもアクセント全然違いますよね。
ダンスで有名なリチャード・カッツさん(知ってます?)が「ウワイト」と言っていて、「なんだ?」と思っていたのですが、よく考えたら、犬に「ウエイト」と言っていたのだと気づきました( ̄▽ ̄;)


by ボーダーママ (2010-04-19 12:48) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

いつもコメント有難う御座います!やはり晴天でのレッスンは楽しいです。一時間掛かるのなら大変ですね。僕のレッスンしてもらえる所は、30分くらいなのでドライブがてらいつも行ってます。

仰るとおり、ラリーをマスターしたらドッグダンスだなと思いました。Heelworkが基礎になるので、コレが出来るとラリーオーはすこぶる簡単だし、そのテンションをずっと引き続けるという事は、5分ほどのダンスに集中させるという事につながりますからね。

私以外誰もシリウスのトリックのコマンドを知るものはいない。←これ、とっても面白かったです!飼い主のトレーニングがどれ程犬に影響しているか解りますよね。僕が今考えているのは、既存のトレーニング方法じゃなくて両手や体の動きを使ったり、声のテンションや簡単なシグナル(例えば、指1本でおすわり。2本でふせ。3本でお手。なんて事もできると思います。)で誰もが扱えるようにするトレーニングを開発するのも面白いかなと思いました。犬の指示を手話で出せれば、話せない人でも犬のトレーニングが出来ますよね。英語も日本語も犬にとっては唯の音ですから、複雑だと思うんです。これが完成されれば有名人になるかもしれませんね。

リチャード・カッツさんはバリバリのブリティッシュですよね。アメリカとイギリスで同じ英語でもコレほど違うって言うのも面白いですよね。でも、犬はアクセントも学習するからそれはもっと面白いです。

コマンドのユニバーサルラングエージの開発。コレは、今後僕の課題かもしれません。
by takuyashimomura (2010-04-19 17:01) 

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