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日本の犬のニュースはネガティブな事の方が多い [Dog News]

またしても日本から悲しいニュースが届きました。

話題性、人の心を惹きつける、ある意味感動させるという事では、こういったニュースの方が良いのでしょうが…。
(現に僕自身も無視できないニュースなわけで)


<動物死骸>犬や猫100匹…ペット葬儀業者が不法投棄か


 埼玉県山中に犬のシベリアンハスキーやコーギー、猫など約100匹の死骸(しがい)が捨てられていたことが、埼玉県警への取材で分かった。いずれも衣服を着たり、耳にリボンの飾りが付けられていたことから、ペットだったとみられる。県警は悪質なペット葬儀業者による不法投棄とみて、廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で捜査を始めた。  今年3月に近くを通りかかった人から通報があり、県警ががけ下の斜面に散乱していたポリ袋を見つけ撤去した。近く東京都内のペット霊園で火葬される。  業界関係者によると、葬儀は、飼い主が業者に持ち込むか、業者が引き取った上で行う。業者の施設で火葬された後、骨は合同墓地などに埋葬される。料金は小型犬なら1万円、大型犬なら5万円ほどで行えるという。  現場を見た都内のペットサロンの店長(54)は「年をとってやせて衰弱したり、折り鶴が一緒にあるなど葬儀に出した犬だと思う。飼い主がかわいそうだ。死骸を捨てた業者は許せない」と話している。

毎日jpより引用


「近く東京都内のペット霊園で火葬される」という事は、国が責任を持って火葬してくれるのでしょうか。それならとても素晴らしい事です。このニュースから犬や猫のペットに対して、「大事にしていこう」という精神が見え隠れするからです。

僕は年に一度は、今までお世話になってきたペットの墓参りに行く事にしています。主に家族が手続きなど全てしてくれていたので、詳しい事は解りませんが、墓参りに行く度に「今はこうだよー。」と自分の状況を素直に報告するものです。

ペットは家族だったという意識がそうさせるのだと思います。
また、その仏前ではより素直にならねばという気にさせられます。


そう考えると、捨てられた犬達をかつて飼っていた方々には説明のしようがありません。大量に捨てられていた事から単独犯ではなく、ある葬儀屋全体でのものだという事がわかります。

変えなければいけないのは、犬の飼い主の意識だけではないという事がありありと示されています。

ブリーダー、トレーナー、獣医、ペットショップ、ペット葬儀屋

犬が生まれてから死ぬまでに関わる多くの人達の中に、それを自分の特別な技能として仕事をしている人達の中に、良くない精神を持った人がまだまだ居る状態だという事だと思います。
(日本では発展途上の産業はどれもそうかも知れません)

また反対に、何らかの理由があって「ペットを山に捨てなければならない」状況にあったとも考えられます。それでも許されない行為ではありますが、もしそれが金銭的な問題だとすれば、「唯の犬好き」でもこの仕事が勤まらない事も示しているはず。


このニュースを聞いて人々がどの様に感じるのかに興味があります。

もっと「犬が人を助けた!」とか「犬がかもめを追っかけて崖から落ちた!」とかいうニュースも流れてくれば、日本の犬環境も変わったのだなと実感できるはず。。。

まだまだ発展途上の犬文化。草分けの人達で、この業界の良し悪しも決まる。
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チップ

はじめまして。
私もイギリスに住んでいます。1年半まえから、ボーダーコリーを飼っています。
日本から聞こえてくる犬のニュース、私も心を痛めています。
イギリスにも、日本とは少し違いますが、やはりいろいろと問題はあるようです。
例えば、BBCが作った番組の日本語版「犬たちの悲鳴」がYouTubeでみれるのですが、クラフツの批判になっています。クラフツは以前はBBCで放映していました。

私はmixiに日本でボーダーコリーを飼っている友達がたくさんいるのですが、みんなとても可愛がっています。
ただ時々ちょっと無理な飼い方なんじゃないかと感じることもあります。
だから、しもたくさんがイギリスのいい部分を日本に伝えて、日本でも犬がもっと幸せに暮らしていけるようになれることとても嬉しく思います。
by チップ (2010-04-07 03:07) 

takuyashimomura

チップさん

はじめまして、こんにちは。コメント有難う御座います。

イギリスに住むと気付きますよね。意外にこの国にも問題が多いんだなぁと。

でも、これは個人的な感覚ですが、全体的に「犬が大切」という基本があった上で、「そういった問題は対処しなければならないだろう」というスタンスで報道されている気がします。

日本はまだまだ、話題性のひとつにしか過ぎないと思います。このニュースを流せば、多くの人の目にとまるだろう。という形でしょうか。その色が強く見える様な気がするんですね。

僕の親戚もコリーを飼っていましたが、何故かイギリスのコリーとは一味違うようなイメージを持ちます。

こちらにきて、それこそ毎日の様にコリーを見ますが、なんか違う。表現しづらいですが、日本のコリーは少し日本の環境に慣れている気がします。走りまわる所はないんだなぁ。ビシっと言う事を聞く必要もないんだなぁ。という感覚でしょうか。

犬個別によって違いますから何ともいえませんが、未だワーキングドッグとして使われているイギリスのコリーと、主に愛玩犬として扱われる日本の環境によってその差があるんじゃないかと考えています。

是非、チップを大切にしてあげてください。

いつか、イギリス内でお逢いできる機会があれば宜しくお願いします。
by takuyashimomura (2010-04-07 17:53) 

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