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殺処分を救った高校生 (Mixi ニュースより引用) [Dog Rights]

先日のMixi ニュースより、興味深い記事があったので引用します。

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ニュースに取り上げられた犬 アイ

毎日jpより引用

殺処分5時間前に飼い主 高1のメールが救う

山口県下関市の高校1年生が先月、車にはねられた犬を見つけた。犬には首輪があり、右の前脚を骨折していた。市の動物愛護管理センターに引き取られたが、飼い主が現れなければ殺処分になる運命。「何とか助けたい」。冨田さんは友人の手も借りてメールやチラシを配り、飼い主を捜した。飼い主が見つかったのは、殺処分のわずか5時間前だった。  この犬は市内の女性が飼う雑種の「アイ」(3歳、雌)。2月27日、路上でけがをして鳴いているアイを見つけた。ひき逃げされたとみられる。動物愛護管理センターが犬を引き取りに来たが「飼い主や里親が現れなければ、約2週間後には殺処分される」と耳にした。  「なぜ人間は、ひき逃げなんてできるん。ひかれた犬をさらに殺すなんてできるん」。級友に思いをぶつけた。  「知っている人、『コメ』(返事)ください」。飼い主を捜すメールが、友人から友人へどんどん広がった。アイの写真を載せたチラシも100枚作り、骨折の治療費も募った。チラシを目にした市内の女性が「うちの犬では」とセンターに名乗り出たのは、タイムリミットの3月13日だった。  飼い主の女性は「アイがいなくなって夜も眠れなかった。本当に感謝しています」と語っている。  下関市では年間約400頭の犬が殺処分されている。センターは飼い主が見つからない犬や猫をホームページで公開し、譲渡会も開いているが、それでも殺処分は後を絶たないのが現実だ。今度は、センターの里親捜し事業を紹介するチラシを作ろうと、友人たちと話し合っている。

毎日jpより引用終わり

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未だに飼い主が決まらないGoldie

動物愛護精神というのはこういう事だと思います。

人間がした間違った行為に対して、ペットはその様な扱いを受けるべきではないと考える倫理がそうさせるのだと思います。

牛や羊などの家畜でもこうなるでしょうか?というと、疑問です。
逆に言うと、犬がそれだけ人間に近い存在として世間に認められているとも言えます。

このような形で、善意で命を救った人の行為は保健所や動物愛護センターに届ければさっ処分という形で締めくくられるのが日本の現状だという事です。
勿論全ての形がそうではないでしょうが、これが一般的(日本のスタンダード)だと考えても良いと思います

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今年のクラフツの様子

捨てられる犬、逃げ出した犬、さっ処分される犬などが多数いる一方で
上の写真、クラフツの様な華やかな世界も犬を取り囲む環境です。

共通しているのはどちらも人間の勝手であるという事。

犬は人間と暮らして生きているのだから仕方がないという考えも否定できません。

それらを総合して考えるべき問題がAnimal Welfare(動物愛護)であり、Animal Right(動物の権利)なのだと思います。
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コメント 4

ボーダーママ

読むな、この記事は私にはマズイ・・と思いながら、読んでしまい、案の定、泣いてしまいました・・・本当によかった。その高校生、本当に良い人間です。その優しい気持ち、いつまでも大切にして大人になって欲しいですね。
私がこうも犬の話に敏感になったのは、学生時代雑誌に小さく記載されていた実験材料に使われている犬のアカという話が原因です。
アカは実験のため必要もない手術を繰り返しされ、それでも人間を信じて、人間に尻尾を振り決して人間を恨まなかった・・そういう悲しい話でした。以来私はこの話を数十年忘れることなく現在にいたります。思い出す度泣きます。今も泣いてます。悲しいですよね。
目をそらしたいのに、こうやってやっぱり読んでしまったりする。こういう人間では犬は救ってやれません。だから、しもたくさん達のように現実から逃げず真っ向から真実に向かい合っている人をとても素晴らしいと思っています。
ゴルディーちゃんですか?上の子?読み方わかりませんが、飼い主が見つかりますように。
by ボーダーママ (2010-03-31 01:44) 

takuyashimomura

ボーダーママさん

コメント有難う御座います。とっても優しい心をお持ちなんですね。

実験材料の話も聞いたことがあります。そのストーリーは悲しすぎますね。

Dog Behaviouristはある程度覚悟のいる仕事なんだと思います。だから、そこで働いている友人達は格好良いし、大してお金を持って無くても人生を素晴らしく生きている様子が見えます。

何より、犬の育て方や観察力に関してはプロとしか良いようがありません。そうなれれば、日本の犬文化に少しでも役に立てると考えています。

今後とも応援宜しくお願いします!
お互い頑張りましょう!
by takuyashimomura (2010-03-31 18:35) 

セレウイの母

こちらでは始めましてです。何時もお母さんとJAZZ君にはお世話になっています。

山口県の高校生の記事を読んで感激しました。彼らのお陰でひき逃げされたワンコが飼い主さんの元に帰ることが出来たことと、そのことがきっかけになってセンターのお手伝いをしょうとする気持ちが嬉しいです。彼らのお陰で、また幸せになるワンコが増えるのですね。

遠い異国でワンコのお勉強やお仕事をされているしもたくさんのような日本人の青年が居るってことも感激です。どうぞお体には気をつけてお励みください。
by セレウイの母 (2010-04-01 22:32) 

takuyashimomura

セレウイの母さん

コメント有難う御座います!こちらこそいつも大変お世話になっております。

Mixiの記事を見て僕も感動していたところです。より多くの方に日本の現状を知ってもらえたらなと思い、気付いたら筆を走らせていました。

日本は漸く春の兆しのようですね。セレウイさん達の散歩にも最適な時期かと思いますので、楽しんで日々の散歩行ってあげてください。

それでは、今後とも応援何卒宜しくお願い致します。
by takuyashimomura (2010-04-02 00:04) 

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