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Cruftsの予選が行われました! ~Dog DanceそしてDog Dancerの魅力~ [Dog Dance]

Cruftsは勿論、犬の競技全体の大会ですので、Dog Danceしか行われないわけではありません。

それでも、一際このDog Danceに僕がひかれる理由は、それがまるでフィギュアスケートの演技の様に「観客をその演技に引き込む力」があるからではないかと思います。

思えば、「動物と出来る競技はないか?」と小学校の頃探していたからこそ、競馬や乗馬の「人馬一体の姿」にのめり込んだんですが、犬との競技というと「アジリティー」と言って、犬と人間が一緒に障害を乗り越えて、早くゴールするという競技しか思い浮かばず、また日本ではそれほど犬の競技は(未だに)メジャーではないことから、乗馬を趣味の一つとして選択したんだと思います。

それでも、「人馬一体」ならぬ「人犬一体」の姿がここにはあります。犬が好きな人から見れば、「こんな事がウチの犬にも出来るのか!?」と驚くでしょうし、興味のない方からしても「犬ってここまでポテンシャルがある動物なんだ。」と実感して頂けるに違いありません。

僕はとっても犬好きなので、今回の予選中はよく鳥肌が立ちました。かつて見たことのない「犬との絆」。それだけでなく、その演技を通して多くの人々を感動させているという影響力に惹かれずにはいられませんでした。

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この写真は「Heel Work」といって、あるルーティンを人と犬とのコンビネーションでダンスしながら演じきります。もちろんノーリード、そしてなによりノーリワードなので、普段のトレーニングの成果に加え、真に飼い主を信じれているか(おやつに惹かれているだけでは不可能という点で)が、競技の精度に関わります。おすわり、まて、ついてといった初歩的な運動だけでなく、犬が股の間を抜ける、トロット(スキップの様なもの)する、回る、止まる、演技する。本当に信じられない動きを繰り返します。まさに、乗馬のドレッサージュの様に素敵で、音楽とぴったりはまっていた時などは、観客の中に涙する方もいらっしゃいました。

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続いて「Free Style」。ステッキを使ったり、フラーフープ、スケートボード、本当に多彩な道具を使いながら「Heel Work」では出来ない表現力をここでは音楽に合わせて使うことが出来ます。僕が驚いたのは、犬が人間を飛ぶシーン。足をジャンプするだけでなく、背中に乗り、腕を駆け上がり、頭、さらに道具の上などドンドン音楽に合わせて嬉しそうにジャンプしていきます。可愛いジャンプをするチワワやジャックラッセルだけでなく、コリーやシープドッグ、シェパードなど中型から大型犬にかけては素晴らしい飛越を繰り返します。犬のポテンシャルを強く発揮できているのが、この「Free Style」の醍醐味であり、観客を楽しませる、良い演技を見せるという強い思いが形になったとき、感動が人々のもとに訪れます。

二つの写真はKathというドッグダンサーです。彼女も今回のセミファイナルを無事通過し、3月に行われるクラフツに見事出演する事になりました。本当に凄いことだと思うし、他のドッグダンサーに比べ、音楽によりマッチしたユーモアあふれるダンスがとても魅力的だったので、クラフツでも優勝も狙えるのではと思います。

先述したBlue CrossのボスであるJulieの友人でもあるということでしたので、写真を一緒に取って貰いました。「日本からはるばる犬の勉強をしに来ている」と伝えると、「喜んでお手伝いするわ」とちゃっかり教室のリーフレットを頂きました。うーん、営業力もありますね。

それでもクラフツでは絶対不可能なダンサーとの接点を作ること。これが出来ただけでも感謝感謝です。どうやらそろそろ、英国の犬業界の中で、最近変な日本人がうろついていると噂される日が来るかも知れません。こちらとしては願ったり叶ったり!どんどん色んな人とお逢いしたいと思います。皆さん楽しみにお待ちください。

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【ドッグダンサーKathと一緒に 30/01/09】
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